広島労働局 Press Release 厚生労働省広島労働局発表 広島労働局職業安定部 平成28年3月17日 担 職業安定課長 天野順治 当 職業安定課長補佐 山本常雄 電話082(502)7831 広島公共職業安定所における文書の誤交付について 広島労働局(局長 星 直幸)は、広島公共職業安定所(所長 藤原 正人)において 発生した文書の誤交付について、下記のとおり当該事実を確認の上、必要な措置を講じま したので、概要をお知らせします。 1 概要 広島公共職業安定所(以下「広島所」という。 )において、失業の認定等の事務処理の 過程に際し、Aさんの雇用保険受給資格者証(以下「資格者証」という。 )の写しを誤っ てBさんに交付するという事案が発生した。 資格者証にはAさんの氏名、性別、生年月日、雇用保険支給番号、離職時年齢、離職 時賃金日額、基本手当日額、所定給付日数及び離職理由等の個人情報が記載されていた。 2 事実経過 (1) 平成28年1月22日、雇用保険説明会(以下「説明会」という。 )受講のため来 所したAさんに、説明会を受講する際の参考として便宜上Aさんの資格者証の写し を手交し、貸出し専用の「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」(以下「しお り」という。 )を貸し出した。 (2) 同日、Aさんは資格者証の写しとともにしおりを総合受付に返却し、受付からし おりを受け取った職員は中身を確認しないまま、再使用のために保管した。 (3) 同年3月9日、説明会受講のため来所したBさんにしおりを貸し出した際に、誤 ってAさんの資格者証の写しを交付した。説明会終了後、Bさんから、しおりにA さんの資格者証の写しが紛れ込んでいたとの申出があり、この時点で誤交付が発覚 した。 (4) 同日、雇用保険給付課長が今回の事案についてBさんに電話で謝罪を行い、理解 を得た。 (5) 同月10日、総務部長及び雇用保険給付課長がAさん宅を訪問し謝罪を行い、理 解を得た。 3 発生原因 (1) 個人情報が記載されている書類について不要な写しを作成したこと。 (2) 書類交付時における確認が十分に行われないまま交付したこと。 4 再発防止策 (1) 広島所においては、平成28年3月9日、緊急の幹部連絡会議を開催し、所長か ら幹部職員に対して事案説明と基本動作の確認を徹底するよう指示するとともに、幹 部職員を通じて非常勤職員を含む全職員に対して事案を説明し、基本動作の確認及び 再発防止に向けた取組を徹底するよう指示した。 (2) 広島労働局においては、今回の漏えい事案を受けて、職業安定部長から平成28 年3月15日付けで管下の全公共職業安定所長に対し、雇用保険業務における個人情 報の取扱いに係る基本動作の再徹底及び漏えい防止策の検証の実施を指示する通知を 発出した。
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