ハイ・クリーナーの必要性 塗料不粘着化の原理

ハイ・クリーナーの必要性
湿式ブースを採用しているブースはオーバースプレーミスト処理と不快臭に悩まされています。
多くのメーカーから色々なスプレーミスト処理剤が販売されていますが、ほとんどが万能タイプと称
するもので薬剤設計と使用方法に無理があります。
重要なことは、スプレーミスト処理剤・設備装置、塗料の特徴を掴み、使い分けることで下記のよう
な対応が可能になります。
・ あらゆる塗料タイプの不粘着化効果が可能になる。
水系塗料(エマルジョン系 親水性系)溶剤塗料、UV塗料に効果を発揮
塗料が混合状態でも処理可能
・ 塗料カス処理方法(分散、浮上、沈降)の選択範囲が広くなる。
手作業回収、自動回収での回収が可能
・ ブース循環水の不快臭発生の抑制と透明性を維持できる。
不粘着性塗料カスに変え、塗料溜りをなくし、嫌気性バクテリアの発生を抑制し、悪臭対策に効果
・ ブース循環水の電気伝導率向上を抑制できる。
電気伝導率上昇物質の生成と蓄積を最小限にとどめ、金属腐食進行を遅延
・ ブース循環水廃棄時の負荷軽減が可能になる。
塗料カス回収を容易にして、SS濃度を下げ、廃水処理負荷を軽減
・ 管理費、薬剤費、処分費、装置修繕費等のトータルコストが安くなる。
清掃作業の軽減、廃棄処分頻度の低減、ブース修繕費等の低減によるコストメリット
塗料不粘着化の原理
=スプレーミスト
=ポリマー
ケース1
=クレー
=マイクロエアー
ケース3
スプレーミストの表面をポリマー
スプレーミストの表面に、クレーと
が取り囲み、更にマイクロエアー
マイクロエアーが付着し、その周囲
が付着し見掛荷重が軽くなり浮上
をポリマーが取り囲み見掛比重が
する。
軽くなり浮上する。
ケース2
ケース4
スプレーミストの表面に、クレーと
スプレーミストが凝集過程でマイク
マイクロエアーが付着し、見掛比重
ロエアー、クレーと共に成長し、更
が軽くなり浮上する。
にポリマーが周囲を取り囲み見掛比
重が軽くなり浮上する。