本文 - 業務上の事務連絡

2015年3月
日本銀行
新日銀ネット全面稼動開始に向けた総合運転試験等および新日銀ネット全面稼動開始後において
日本銀行から送信する通知類に表示される担保余裕額等に関する留意事項
〇
本資料は、新日銀ネット全面稼動開始に向けた総合運転試験等および新日銀ネット全面稼動開始後において、日本銀行から利用
先の皆様に送信する通知類に表示される担保余裕額等に関して、留意事項を取りまとめたものです。
〇
本資料をお読み頂きたい金融機関等および担保余裕額等の表示に留意が必要となるケースは、下表のとおりです(いずれにも該
当しない場合には、本資料をお読み頂く必要はありません。)。
1
本資料をお読み頂きたい金融機関等
担保余裕額等の表示に留意が必要なケース
ご留意頂きたい表示内容
複数の店舗において、日本銀行と当座 【ケース1】
当該法人の担保余裕額(注
1)
貸越取引を行う金融機関等
同じ法人に属する店舗間で当座勘定の引落および入金(振替
社債等資金同時受渡(振替社債等DVP)および国債資金同
時受渡(国債DVP)における当座勘定の引落および入金を
含みます。)が行われるケース
次の①または②に該当する金融機関等
【ケース2】
当該店舗の当座勘定残高
①国債資金同時受渡(国債DVP)に 同一の国債資金同時受渡(国債DVP)取引における当座勘 および当該店舗が属する
お い て 、他の金融機 関等の資金受 定の引落および入金が、同じ店舗で行われるケース(資金払 法人の担保余裕額
入・払込先となっている店舗を有す 込先および資金受入先が同じ店舗であるケース)
る金融機関等
【ケース3】
受入先参加者および資金
②同じ金融機関等の異なる口座区分間
(例:自己口⇔預り口)または異な
る参加者種別間(例:種別名なしの
種別⇔参加者分別口)の振決国債の
振替を、国債資金同時受渡(国債D
VP)により行うことを想定してい
る金融機関等
同一の国債資金同時受渡(国債DVP)取引において、国債 受入先が属する法人の担
の受入先参加者および資金受入先が同じ法人に属し、かつ受 保余裕額
入先参加者が同時担保受払を行うケース
【ケース4】
払出先参加者および資金
同一の国債資金同時受渡(国債DVP)取引において、国債 払込先が属する法人の担
の払出先参加者および資金払込先が同じ法人に属し、かつ払 保余裕額
出先参加者が同時担保受払を行うケース
(注1)現行日銀ネットでは、金融機関等の店舗単位で担保余裕額を算出していますが、新日銀ネットでは、金融機関等の法人単位で担保余裕額を算
出します。
〇
上記のケースにおいて、取引実行後に日本銀行から利用先の皆様に送信する通知類に表示される担保余裕額等の値は、下表のと
おりとなります(詳細は別紙をご覧ください。)。取引実行後の担保余裕額等は「○」を付した通知により把握してください。○を
2
付した通知が出力されない場合(例:出力先が非オンライン店舗の場合)において、取引実行後の担保余裕額等を把握されたいと
きには、「受払残高」
(業務処理区分コード 214101)または「担保余裕状況」(業務処理区分コード 524101)をご利用ください。
通知に表示される担保余裕額等の値
想定する
ケース
ケース1
ケース2
ケース3
ケース4
通知の種類
・総合運転試験フェーズ1
・全面稼動開始後
・オンライン接続試験(注2)
・総合運転試験フェーズ2
・2015年5月26日実施予定の任意 ・2015年7月22日実施予定の任意
参加の平日試験(注2)
参加の平日試験(注2)
当座勘定の引落店舗への通知
※1
○
当座勘定の入金店舗への通知
○
※1
資金払込先への通知
※2
○
資金受入先への通知
○
※2
受入先参加者の振決出力指定店
舗への通知
※1
○
当座勘定の入金店舗(資金受入
先)への通知
○
※1
払出先参加者の振決出力指定店 資金受入先が払出先参加者と同じ法人に
属するケース:○
舗への通知
資金受入先が払出先参加者とは別の法人
※1
に属するケース:※1
当座勘定の引落店舗(資金払込 資金受入先が払出先参加者と同じ法人に
属するケース:※1
先)への通知
資金受入先が払出先参加者とは別の法人
に属するケース: ○
○
(注2)オンライン接続試験および任意参加の平日試験は、新日銀ネットのコンピュータ接続およびファイルアップロード・ダウンロード機能の利用
3
を希望する金融機関等を対象に実施する試験です。詳細は、日本銀行ホームページの「業務上の事務連絡-日銀ネット関連-新日銀ネット関連-
システム関連」に掲載している「新日銀ネット第2段階開発のオンライン接続試験に関する実施手順書について」
(2014年8月29日)をご
参照ください。
※1 新日銀ネットにおける処理途上の値が表示されるため、最終的な担保余裕額の値とは異なる可能性があります。
※2 新日銀ネットにおける処理途上の値が表示されるため、最終的な当座勘定残高および担保余裕額の値とは異なる可能性があり
ます。
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ご不明な点やご質問がありましたら、以下の先までご照会ください。
【本件に関する照会先】
日本銀行 システム情報局 業務システム開発課 日銀ネット・決済与信担保グループ
【電子メール※】[email protected]
【電話番号※】042-351-1267、042-351-1154
※電子メールの件名は、
「新日銀ネットの担保余裕額等の表示に関する質問の件」としてください。
電話でご照会頂く場合には、冒頭で「新日銀ネットの担保余裕額等の表示に関する質問の件」である旨をお伝えください。
以
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上