平成26年度学校評価結果

平成26年度 学校評価の評価結果と課題
前年度の重点
目標
項目(担当)
儀式的行事
集会
防災
(総務部)
授業規律
(教務部)
遅刻数の減少
(生徒指導)
キャリア教育
(進路指導
部)
保健指導
環境美化
(保健部)
学校行事
(特別活動
部)
授業等、学校
生活への取組
(第1学年)
(1) 各分掌は指導力を向上させる。学年会、教科会は各分掌の指導を適切に実施する。
(2) 言語活動を充実させる。
重点目標
具体的方策
評価結果と課題
儀式・集会を通し 全校集会・学年集会等で迅速な整列 例年より無言で行動できており、かなり改善され
ての集団行動の徹 と無言での行動を周知徹底させると た。集団としての自覚を持って行動できる生徒は
底 を 図 る と と も ともに、防災においても集団行動の 増えつつある。今後は「始める」という雰囲気作
に、危機管理や防 重要性を認識させる。
りから指導したい。また、緊張感のある防災訓練
災についての意識
実施が必要である。
の高揚を図る。
集団行動を通じ集 朝のST時に正しい身だしなみに整 昨年度と比較して話を聞く姿勢はできている。し
団の一員としての えさせ、集会時の無言行動の徹底を かし、まだ注意をされずに無言行動できるレベル
自覚を深めさせ規 図る。集中して聞く態度を身につけ ではない。また、朝のST時での身だしなみ徹底
律ある行動の徹底 るように指導する。
はできていない。自ら意識して行動できるように
をはかる。
していきたい。
授業の開始を規律 チャイムの鳴り始めで授業開始のあ 教員の努力に頼っているところがあり、生徒の意
あるものにする。 いさつができるようにする。
識はあまり高くない。今後も粘り強い指導が必要
授業開始時に授業 チ ャ イ ム ま で に 用 具 の 準 備 を 完 了 クラスによって差がある。多くの生徒はできてい
環境を整える。
し、あいさつ後、自発的に話を聞く るが、何度指導しても改まらない生徒もいる。生
ことができる態勢になるよう指導す 徒の意識が変わるよう、あきらめることなく指導
る。
していきたい。
校務支援システム 成績処理マニュアルを作成する。
校務支援システムによる成績処理が本校の方法に
による成績処理を
は対応できていないので、新たに本校独自に成績
実施する。
処理システムを作成することとした。三学期制用
の新しい成績処理マニュアルを作成する。
遅刻指数を1.0未 昨年度から設けられた8時35分の 35分の遅刻指導は正規遅刻を減少させるための
満にする。
昇降口遅刻指導を充実させ、より生 ものなので、「時間を守ること」の大切さを生徒一
徒が時間を意識して行動できるよう 人ひとりの意識に働き掛けてきた。次年度につい
にする。
ても、全校体制で遅刻の防止に取り組む。
キャリア教育を推 進路実現のために必要なことを常に 学年と連携を取りながら、生徒の特性に合わせた
進し、社会人とし 意識させることで、進路意識の高揚 形で見学会やインターンシップ、各種講演会を実
ての自覚を持つ生 を図る。
施した。実施の際にはガイダンスの時間を設け、
徒の育成を図る。 ガイダンスや学習会、面接練習など 目的や意義、指導の受け方等の指導を行った。ま
を通して、きちんと話を聴く姿勢を た、キャリア教育の視点に立って、年間計画を作
育てる。
成した。次年度も学年や担当者と連携を密にする
あいさつ、正しい身だしなみ、言葉 ことで、生徒の進路意識を高めていきたい。
遣いを指導する。
指導内容について 熱中症講話、歯科講話、歯磨き指導 全校生徒を対象に熱中症講話を実施した。2年生
自分自身の事とし 等の保健指導を行う。
を対象とした歯科講話では、80%以上の生徒が、
て関心を持って聞
「ためになった」と答えており効果があった。歯
くようにさせる。
磨き指導では関心を持って取り組むことができ
自ら進んで校内美 オリエンテーション・学年集会等を 学校行事に合わせて美化委員による清掃安全点検
た。
化に努める姿勢を 活用し、環境美化の重要性を生徒に を実施し、必要な場所の環境美化に努めた。しか
養う。
認識させると同時に、平常清掃や各 し、生徒の美化意識は十分とはいえない。啓発活
行事を有効に活用して、その推進を 動と具体的対策を検討したい。
学校行事を円滑に 話を聞く時、活動する時のめりはり
図る。
学校行事に対する取り組みは良くなってきている
行 え る よ う に す をつけさせる。
が、全校が集まって話を聞く時は、最初はどうし
る。
ても教員主体で指導が必要になる。行事が始まっ
てしまうと、生徒会役員を中心に円滑に行えるよ
うになってきた。今後は生徒主体で行事を行える
ように、教員の協力をお願いしたい。
落ち着いた学校生 正しく制服を着用させる。
制服の着用はおおむね良い。授業はクラスによっ
活を送ることので
て差はあるが、だいたい静かにできている。しか
き る 環 境 を 整 え 規律ある授業を行う。
し、教室背後のロッカー上の汚れや物の散乱が時
る。
に見受けられる。私物管理や整理整頓を指導して
教室環境の整備を行う。
いく必要がある。
教員と生徒との良 日 常 的 な あ い さ つ 、 声 か け を 通 し 個々の生徒の置かれた状況を、学年団の教員で互
好な人間関係に基 て、生徒が正対して注意や指導を聴 いに把握した上で、生徒を指導することができ
づいた生徒指導を き取るようにさせる。
た。自発的にあいさつのできる生徒もおり、指導
行う。
に対しても比較的素直である。今後は教員と生徒
との信頼関係に基づいた心に響く指導をしていき
たい。
項目(担当)
学習指導と生
徒指導への取
り組み
(第2学年)
重点目標
規律と品位を保ち
意志の強い生徒を
育成するために
「聴く」姿勢を身
につける。
落ち着いた雰囲気
の中で、学習活動
の質と量を向上さ
せる。
授業等、学校 教員と生徒との良
生活への取組 好な人間関係に基
(第3学年) づいた生徒指導を
行う。
進路実現を目指
し、落ち着いた学
校生活が送れるよ
うにする。
分掌・教科会との
連携を適切に図
る。
具体的方策
正しく制服を着用させる。
日常的なあいさつ、声かけを通し
て、生徒に指導を受け入れる態度を
身につけさせる。
規律ある授業を行う。
教室環境の整備を行う。
日常的なあいさつ、声かけを通し
て、生徒が教員の指導を正しい姿勢
で聴き取ることができるようにさせ
る。
正しい制服の着こなしを指導した
り、清掃活動を充実させたりするな
どして、学習に適した環境づくりを
行う。
分掌会、学年会(担任会)、教科会
が連携し、必要な情報が迅速かつ正
確に伝わるようにする。
評価結果と課題
多くの生徒は、指導に素直に従うが、同じ指導を
繰り返し受けたり、思ったことをそのまま口に出
したりする生徒が一部いる。注意されてから正す
のではなく、自ら気づいて行動できるよう根気よ
く指導を続ける必要がある。
生徒の授業態度は、概ね良好である。しかし、平
日の家庭学習時間が0時間の生徒が43%がお
り、家庭学習にうまく結びついてない生徒が多
い。家庭学習の質と量を向上させていく必要があ
る。
多くの生徒は、素直に正対して教員の指導に耳を
傾けることができた。しかし、一部の生徒は注意
が必要であり、継続的な指導が必要である。ま
た、人の話を正対して聞くことは社会に出ても必
要なことであることを繰り返し説く必要がある。
指導すれば素直に従う。また、集会などでは正し
く制服を着用することができるが、日常において
は多くの生徒がまだ注意をされて正す段階にあ
る。
他学年の教員や非常勤講師との迅速な情報交換が
できなかった。また、学年会の中でも連携不足な
面があった。
総合評価
各分掌が担当の業務の目標を設定し、実施方法などで、指導力を発揮している。それに各教員が協力して実施してい
る。
特に、保健部が中心となる校内美化活動については、実施方法が明示され、保健部の教員の指導の下、実施することが
できている。
また、儀式、集会、全校がそろう生徒会の行事などでは、開始直後は教員の指導が必要な場面もあるが、開始すると静
かにできることが多かった。各行事の進行に教員の協力体制もおおむねできていた。
一方で、教務部の設定したチャイムの鳴り始めで授業を実施すること、授業開始時に教材などを用意することなどの目
標は、教員の強力な指導がないと実施が難しい状況にある。今後は、教員の指導なしでも行えるように生徒に働きかける
ことが必要である。
これらのことから、来年度以降も分掌の指導力をさらに向上させて、全校の協力態勢を整えていくことが重要である。
言語活動の充実については、総合的な学習における活動などで取り組んでいる。学んだことを文章にしたり、パソコン
学校関係者評価を実施する主な ・あいさつの励行、正しい身だしなみの徹底について
評価項目
・学習習慣の確立を目指した教育活動について