第1号

団交速報
第55期
第
1
ノースウエスト航空日本支社労働組合
号
2015年 1 月 12 日発行
〒286-0202
千葉県富里市日吉倉223-1東ビル 303 号室
0476-93-2919
e-mail : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion/
会社側: 菰田人事部統括部長、野々村氏、小林氏
組合側: 近藤、杉澤、村上、梅崎、鈴木、中村、渡邉
於: 整備部第2カンファレンスルーム(15:00-16:45)
整備ハンガー駐車場利用に伴う合意書に調印
臨時代議員総会での合意書に関する執行部提案可決を受け、第1回団体交渉が開かれ「成田整備ハン
ガー駐車場利用者の通勤手当に関する合意書」の調印が無事行われました。
発表からまもなく4カ月・・・ますます募る不安
調印後、組合が提出した機内食部ビジネスプランに関する以下の質問に基づき協議に入りました。

ビジネスプランの結果発表が当初の予定より遅れているが、いつになる見込みか?また遅れている理
由は何か?

売却が決定した場合の当該部署従業員の処遇、待遇をどのように計画しているか?

どのような形態での売却を希望しているのか?(ホテルも敷地も全て含んでの売却か/フライトキッチン
のみの売却か)

ケータリング会社への売却を考えているのか、他種企業への売却も考えているのか?
組合)決定が当初の予定より遅れているが、いつになる見込みか?また遅れている理由は何か?
会社)昨年内で review が終わる予定だったが現在も続いており時間がかかっている。当該部署では毎月
行われるブリーフィングでビジネスリーダーから従業員へ進捗状況は変わらないと報告している。
組合)review とは?
会社)facility の bidding(施設売却の入札)とキッチンのオペレーションの pricing(価格提示)
が会社の条件と合うかが review であり、相手企業からの回答が遅れているので、ビジネス
プランの決定も遅れている。
組合)売却が決定した場合の当該部署従業員の処遇、待遇をどのように計画しているか?
会社)何も決まっていないので何も言えない。売却方法などによって対応が変わるので、現時点では何も
決まっていない。
組合)従業員は何の発表もないまま、毎日不安を抱え働いている状態。このまま放置するのはあまりに残酷。
万が一売却された場合でも雇用は守る、などのコメントが欲しい。
会社)混乱を招いていることは分かっているし、それも想定してはいたが、入札を希望する企業の
視察などが開始された場合の反響を考え、異例ではあるが事前に発表をした。
皆が不安に思う気持ちもわかるが、このような状態で何かを発表することはできない。
組合)雇用を守るとは言えないのか?混乱するのが分かっていたなら、その対処なりを予め検討
しておくべきだったのではないか?会社の姿勢として正しくないと思う。
会社)オプションは考え始めているが、具体的なものはまだ何も決まっていない。
組合)本社である ATL が決めたらただそれを実行するだけなのか?
「雇用を守る」「最大限の努力をする」という言葉は聞けないのか?
会社)本社には伝える。状況は引き続きアップデートしていく。
組合)どのような形態での売却を希望しているのか?
ケータリング会社への売却を考えているのか、他種企業への売却も考えているのか。
会社)現在入札企業はケータリング会社のみだが、全く無いとは言えない。
組合)CREW の滞在先がラディソンホテルから変わるという話を耳にしている。ホテルに関する様々な情報
を考えると機内食部のビジネスプランが何も決まっていないとは考えられないが。
会社)ホテルはセクションが違うので状況は分からない。ホテルは売却したい意向だが、キッチンとは切り離
して考えている。ただ、review には色々な可能性があるので、どうなるかはわからない。
組合)存続への署名活動の結果、多くの賛同が集まっている。署名してくださった方への不利益等
不当な扱いが生じないよう提出はしないが多くの署名が集まっている。契約企業など外部か
らも高い評価を得ている機内食部の実績をアトランタは理解しているのか?そもそも
前回要望書も出したが、日本地区としてデルタが唯一所有している機内食部を存続させたい
という思いは無いのか?
会社)内部外部からのキッチンへの評価やお客さまからのフィードバックを本社は全て理解してい
る。金子氏からも『他セクションから高い評価をしてもらい有り難いと思う』との言葉があ
った。デルタはオープンドアポリシーなので、存続を希望するという意見を伝えることはで
きる。ただ、経営の決定は必ずしもパフォーマンスや貢献などで決まるわけではない。
組合)同業他社の機内食部売却後は、自社ハンドリングの時に比べ機内食のクオリティーが維持しがたい
状況に置かれていることを耳にしている。サービスの低下はビジネスにも影響し、日本からの発着路
線の更なる縮小につながりかねない。競合他社に勝ち抜く為にも、成田機内食部の存続の要望は
引き続き、本社に伝えて欲しい。
会社)わかりました。
組合)人の人生を左右する大きな問題である。その重みを感じてほしい。ある日突然解雇通知を渡すような
ことはしないですよね。会社には雇用を守る義務があります。
従業員の雇用を守るための最大限の努力はしてほしい。
会社)努力します。
就業規則に盛り込む予定の「出向」「転籍」その目的は?
組合)これから日本地区の就業規則を改定するそうだが、予定はいつか?
会社)2月中に社員に周知する予定だが、1st quarter(1月〜3月)中になるかもしれない。
組合)「出向」「転籍」の項目が出来たことで、機内食部への対応を見据えているのではないかと
さらなる不安も生じるが?何も決まっていないのか?
会社)規則が古いものだったので改めて見直した。一般的な企業の就業規則にあるものとして付け
加えただけ。FKのビジネスプランを意識して加えた訳ではない。
署名で集まった「存続」への思い
残念ながら今回も明確な回答は頂けませんでした。署名は、組合員数をはるかにしのぐ数が集まっていま
す。活動にご協力下さった皆様、どうもありがとうございます。
この声を大きな力にし、執行部では引き続き機内食部存続を要求していきます。