平成27年6月11日 - 県警察本部

平成27年6月11日(木)熊本県警察本部公安委員会室
平成27年第17回公安委員会定例会議概要
第1 定例会議
各部からの報告
1 平成27年度警察職員採用試験の応募状況について
【報告の要旨】
警察官A(武道指導を除く。)の応募者数は、全体で667人と前年比で
100人減少し、応募倍率も7.4倍と3.0ポイント下がった。
過去5年間の平均は、応募者数1,092人で、応募倍率10.6倍、受験
率78%、受験倍率は8.3倍であった。
警察行政の応 募 者 数 は 、 9 4 人 ( 男 性 3 3 人 、 女 性 6 1 人 ) と 前 年 比
で 3 9 人 増 加 し 、 応 募 倍 率 も 1 3 .4 倍 と 4 .2 ポ イ ン ト 上 昇 し た 。
武道指導は、募集人員4人(柔道2人、剣道2人)に対して、柔道5人、
剣道1人が応募した。
鑑識技師は、募集人員1人に対して14人が応募し、5月30日(土)の一
次試験を13人(男性3人、女性10人)が受験した。
今後の試験の日程は、第一次試験が
警察官A~7月12日(日)
警察官A(武道指導)~7月12日(日)
警察行政~6月28日(日)
鑑識技師~5月30日(土)(既に終了)
航空整備士~7月7日(火)
で実施される。
第二次試験は
警察官A~適正検査8月8日(土)、体力試験が8月9日(日)、面接
試験が8月15日(土)から22日(土)
警察官A(武道指導)~8月18日(火)
警察行政~二次面接が7月10日(金)から18日(土)
三次面接が7月30日(木)から8月5日(水)
鑑識技師~6月19日(金)
航空整備士~8月18日(火)
で実施される。
警察官Bの第一次試験は10月18日(日)、警察事務は9月27日(日)
に実施される。
【委員からの質問及び警察からの説明等】
委員から、「警察官Aの応募者数が昨年より100人程度減ったということ
であるが、熊本出身の大学の受験者数が少なくなっているということなのか。」
旨の質問があり、警察から、「県内、県外を問わず減少しており、特に減少幅
が大きかった層はない。ひとつ要因として挙げるとすれば、民間の就職活動が
後ろ倒しになったことが大きく影響しているのではないか。これから、分析を
重ね、今後の採用募集活動に生かしていくこととしたい。」旨の説明がなされ、
また委員から、「以前、警察学校で学生に対して職業意識に関するアンケート
調査を実施していたが、その結果も参考としながら、県民の安全・安心を担う
- 1/3 -
優秀な人材の確保をお願いする。」旨の提言がなされ、警察から、「学生に対
するアンケートについては、継続的に、より細かく実施する予定であり、その
結果を十分、以後の活動に反映させていくとともに、近く、採用強化プロジェ
クトチームの会合を開き、詳細な分析及び対策を打ち出し、更なる募集活動の
強化を進めていきたい。」旨の説明がなされた。
2 統一地方選挙違反取締りの結果について
【報告の要旨】
統一地方選挙違反取締りの結果は以下のとおりであった。
(1) 県議会議員選挙における供応買収・事前運動事件【宇城・捜二】
ア 検挙日
平成27年5月1日検挙
イ 被疑者
(ア) A 施設職員(57歳)男性~5月14日逮捕、6月3日起訴
(イ) B 農業(67歳)男性~5月1日逮捕、5月22日起訴
(ウ) C 農業(79歳)男性~5月1日逮捕、5月22日起訴
(エ) 受供応者
~6月3日任意送致
ウ 事案の概要
被疑者らは、熊本県議会議員一般選挙に際し、熊本市第二選挙区か
ら立候補する決意を有していたAの当選を得る目的をもって、共謀の
上、平成27年2月初旬頃、熊本市南区所在の飲食店において、同選
挙区の選挙人二十数名に対し、Aのため投票並びに投票取りまとめ等
の選挙運動をすることの報酬として、一人当たり数千円相当の酒食の
供応接待をしたもの。
(2) 熊本市議会議員選挙における供応買収・事前運動事件(熊本北)
ア 検挙日
平成27年4月30日検挙
イ 被疑者
(ア) D 会社員(37歳)男性~4月30日逮捕、5月21日起訴
(イ) 受供応者
~5月15日任意送致
ウ 事案の概要
被疑者は、熊本市議会議員一般選挙に際し、南区から立候補する決
意を有していた候補者の当選を得させる目的をもって、平成27年3
月初旬頃、熊本県宇土市所在の飲食店において、同選挙区の選挙人十
数名に対し、候補者のため投票並びに投票取りまとめ等の選挙運動を
することの報酬として、一人当たり数千円相当の酒食の供応接待をし
たもの。
3 平成27年度の交通安全施設等整備事業について
【報告の要旨】
県警では、交通安全施設等整備として、信号機、道路標識・標示等の新設、
改良及び更新を行っており、これに係る当初予算は、平成8年度(約28億2
千万円)以降は減少傾向にあったが、本年度は、設置後18年経過した交通状
況表示板や老朽信号機等の大量更新の必要性が認められ、平成26年度当初予
算に比べ79,406千円増の1,275,509千円(社会資本整備総合交
付金活用事業16,788千円を含む。)となっている。
【委員からの質問及び警察からの説明等】
- 2/3 -
委員から、「信号機の改良事業として、高齢者等感応化信号機とあるが、
どのような信号機なのか。」旨の質問があり、警察から、「一般的な押しボタン
式歩行者用信号機は、押しボタンのボックスが黄色であり、高齢者用は、ボッ
クスが白色である。これは、道路形状が4車線など幅員が広い道路は、高齢者
が横断するのに時間を要することから、ボタンを押せば長い時間、青色表示と
なる信号機である。」旨の説明がなされ、また、委員から、「報告の中で、電
線の地中化という話があったが、警察としてはどのような関わりを持つのか。」
旨の質問があり、警察から、「信号機自体が電気で稼動していることから、電
線地中化により、信号機への電気配線工事等が地中化していないものとは異な
ってくる。」旨の説明がなされた。
第2 報告・決裁等
1 意見の聴取等の決裁について
運転免許課長から、聴聞7件、意見の聴取22件、弁明1件について説明が
あり、決裁が行われた。
2 ストーカー規制法に基づく実施結果の報告及び決裁について
人身安全関連事案対策室長から、ストーカー規制法に基づく実施結果の報告
があり、決裁が行われた。
3 平成27年第16回定例会会議録についての決裁について
公安委員会事務室から、第16回定例会会議録について報告があり、決裁が
行われた。
4 不服申立(H27No1)にかかる理由説明書提出についての決裁について
公安委員会事務室から、不服申立(平成27年No1)にかかる理由説明書提
出についての説明があり、決裁が行われた。
5 苦情の受理についての決裁(5件)について
公安委員会事務室から、苦情の受理(平成27年No5~No9)についての報告
があり、決裁が行われた。
第3 新公安委員長の互選について
本日、山本公安委員長の任期満了(平成27年6月30日付)に伴い、警察
法第43条第1項の規定に基づき、新公安委員長の互選が行われ、全会一致で
永田浩夫委員が選任された。
第4 事務連絡等
公安委員会事務室から、当面の行事予定について事務連絡等が行われた。
- 3/3 -