特別支援教育センター便り 第23号

UBE SPECIAL NEEDS EDUCATION CENTER NEWS
特別支援教育センター便り 第23号
(2015.1.15)
平成27年4月「宇部総合支援学校美祢分教室」(小・中学部)が設置されます。
小中学校段階の障害のある子どもたちが、できるだけ生活に身近な地域で、特別支援学校の教育が受け
られるようにするため、これまで特別支援学校がなかった美祢市の旧桃木小学校(平成26年3月閉校)
に「宇部総合支援学校美祢分教室」が設置されることになりました。
小さな分教室ではありますが、宇部総合
支援学校50年の歴史を基盤として、美祢
市内の近隣の小中学校や地元桃木地区の方々
との交流を図りながら、明るく和やかな教室
にしたいと思います。
現在、本校で、入室希望者の事前相談が
始まっています。また、事前相談の結果を
写真は旧桃木小の正門と校舎。1999年に建てられ壁面には桃の木が描かれています。
踏まえ、校内準備委員会の委員が中心となって、必要な施設・設備の検討、教育内容や行事の計画など、4月
開設をめざして準備を進めています。
平成26年12月25日(木)冬期研修講座を本校研修部主催で開催しました。
◆演題 「自閉症の児童生徒に対する合理的配慮」
◆講師:やまぐち総合教育支援センター ふれあい教育センター
宮本 剛 研究指導主事
近隣の学校からも多数の先生方の参加がありました。
講師の宮本研究指導主事からは、
「合理的配慮」の背景となっている「障害
者権利条約」と「ICF(国際生活機能分類)」や、自閉症の児童生徒にとって
の適切な教育課程、
「学ぶ」ために必要な支援(合理的配慮+基礎的環境整備)
等についてお話いただきました。
自閉症の児童生徒への合理的配慮の主な内容のうち、
■集団への参加
■活動の見通し
■コミュニケーション
の3つが特に重要であることを具体例を挙げながら分かりやすく説明され
ました。
また、自閉症の特性に配慮した授業を仕組む上では、
■自分で思考及び判断する仕かけができているか。
■自己選択、自己決定ができるようになっているか。
■自己責任による自己支援(自分のことを自分で考える)ようになる力を
育てているか。
などが大切であることも教えていただきました。
平成27年1月21日(水)第3回厚狭地域専門家チーム連絡協議会を本校で開催します。
当センターでは、地域コーディネーターが特別支援教育に関する様々な相談をお受けしていますが、緊急な対
応が求められているケースや、医療・福祉等との連携が必要なケースもあります。そういったケースに対応する
ために設置されているのが「専門家チーム」です。本チームは地域コーディネーター、臨床心理士、医師、福祉
担当者等から構成されており、より広く、専門的見地からのアドバイスを求めることが可能です。本年度は3回
開催され、第1回(6月)は特別支援学校小学部在籍児童、第2回(10月)は中学校特別支援学級在籍生徒につい
て担任から事例発表していただき、検討会をもちました。第3回(1月)は小学校通常学級在籍児童について検討
会を行う予定です。