切除不能進行膵癌の二次治療例に対する S-1 通常投与法と S

試験名
切除不能進行膵癌の二次治療例に対する
S-1 通常投与法と S-1 隔日投与法の無作為化第Ⅱ相試験(SCOTCH trial)
研究代表者 名古屋大学大学院医学系研究科 消化器内科学 後藤 秀実
研究責任者 名古屋大学医学部付属病院 光学医療診療部 廣岡 芳樹
研究事務局 古屋大学大学院医学系研究科 消化器内科学 林 大樹朗
施設責任者 豊田厚生病院 消化器内科 森田 清
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目的
切除不能進行膵癌の二次治療例に対して S-1 通常投与法を対象に S-1 隔日投与法の有効性及び安全
性を検討する。
主要評価項目
: 全生存期間(OS)
副次的評価項目 : 健康関連 QOL(EORTC-C30)、無増悪生存期間(PFS)、治療成功期間(TTF)、奏効
割合(RR)、有害事象の発現頻度と程度
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方法
適格基準を満たす症例に対し、A 群(S-1 通常投与法:4 週投与 2 週休薬)および B 群(S-1 隔日投与法:
月、水、金、日/週)のいずれかの治療に無作為に割り付ける。プロトコル治療の中止基準のいずれかに該
当するまで投与を継続する。
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対象(主な適格基準)
1) 腺癌又は腺扁平上皮癌であることが病理学的検査にて確認されている膵癌症例
2) 切除不能進行膵癌の症例
3) 切除不能進行膵癌に対して S-1 以外または S-1+α以外の抗癌剤を含んだ初回治療を受けた症例
4) 画像診断、または臨床症状のいずれかにより腫瘍増悪が確認されている症例
5) 同意取得時の年齢が 20 歳以上 80 歳未満の症例
6) PS(ECOG)が 0~2 の症例
7) 主要臓器の機能が十分に保持されている症例
8) 経口摂取が可能な症例
9) 本人から文書による同意が得られている
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目標症例数
全実施医療機関
200 症例(各群 100 症例)
当院
10 症例
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研究期間
登録期間 : 2 年間(2013 年 1 月~2014 年 12 月)
追跡期間 : 登録終了後 1 年間(2015 年 1 月~2015 年 12 月)