*グローバル投資環境 No.1043 * ご参考資料 髙木証券投資情報部 英国の第1四半期GDP確報値~ 改定値から上方修正。中銀は景気 の先行きにポジティブ 2015年7月1日作成 6月30日に発表された英国の第1四半期GDPの確報値は 前期比0.4%増となり、改定値の0.3%増から上方修正さ れた。(なお、英国中銀が6月2日から3日に開いた金融 政策会合の議事録では、第1四半期のGDPは最終的には 0.5%増に引き上げられるとの見方が示されていた)。ま た、第1四半期のGDPは前年同期比では2.9%増となり、 改定値の2.4%増から上方修正された。 第1四半期のGDP(前期比)を需要項目別でみると、家 計最終消費支出が0.9%増となりGDPを0.5%押し上げた ほか、企業の総資本投資が2.0%伸びて0.3%のプラス寄 与となった。一方、純輸出はGDPを0.6%押し下げる方向 に働いた。 前期比 前年同期比 なお、第1四半期の成長率は昨年第4四半期の前期比 0.8%増からは鈍化しているが、中銀は前述の議事録にお いて、落ち込みは一時的であり、第2四半期の成長率は 前期比0.7%増に達するとの見方を示している。 ところで、英国の通貨ポンドは昨年の前半には、早け れば年内にも利上げが実施されるとの見方を背景に先進 国通貨の中では屈指のパフォーマンスを記録、実際に昨 年8月から12月にかけての金融政策会合では、政策金利 は0.5%で据え置かれたものの、9人の委員中2人が利上 げを主張していたが、1月以降の会合では全会一致で金 利が据え置かれてきた(但し、先の2名の委員はその後 も金利据え置きに同意するか利上げに票を投じるかは 「微量な決定だった」と一貫して述べていることが各会 合の議事録で明らかになっている)。 また、ポンドは4月下旬以降、ユーロの反発に連動す る形で上昇に転じた後、対米ドルでの年初来高値を先日 更新したが、そのきっかけは景気の先行きに対してポジ ティブな見方を示した先の議事録における「インフレは 年末に向けて著しく上昇するだろう」という記述である。 髙木証券では、先進国の中で最も早く利上げを実施す るのは米国であり(そのタイミングとして最も可能性が 高いのは9月のFOMCだと思われる)、次いで英国だと考 えているが、米国の利上げが先送りされるとの観測が高 まる場面があれば、ポンドが米ドルに対してさらに強含 む可能性もあるだろう。 (文責:勇崎 聡) (出所:英国国家統計局、Bank of England及びBloombergより髙木証券作成) 当資料は投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資の最終決定はご自身でなさるようお願いいたします。当資料は信頼できると思われる各種 データに基づいて作成されていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。株式への投資は、価格の変動や発行者の信用状況の悪化等により 投資元本を割り込むおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引をご利用いただく場合は、所定の委託保証金または委託証拠金をいただきます。また、信 用取引ではその損失額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。国内株式取引の委託手数料は、約定代金に対して最大(税込)1.19664%【2,700 円に満たない場合は2,700円(現物取引買付および信用取引売買)】になります。株式を募集等により取得する場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。 外国株式を委託取引により購入する場合は、所定の委託手数料をいただきます。外国株式の委託手数料は国や市場により異なります。外国株式を店頭取引によ り購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券をご購入いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。(経過利子をお支払いいただく 場合があります)。債券は、市場の金利水準の変動等により価格が変動しますので、損失が生じるおそれがあります。また、発行体の信用状況や財務状況によっ ても価格が変動し、利金や償還金の支払遅延や不履行となる場合があります。また、倒産等により元本損失が生じる場合があります。投資信託は、主に国内外の 株式や債券を投資対象としているため、基準価額は組み入れた株式や債券の動き、為替相場の変動等の影響により上下しますので、これにより投資元本を割り 込むおそれがあります。投資信託はファンドごとに設定された購入時手数料をご負担いただきます。また、投資信託を保有期間中に間接的にご負担いただく費用 として、ファンドごとに設定された運用管理費(信託報酬)のほか、運用成績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります。外国株式や外国債券、外国投資 信託への投資は、上記に加え為替相場の変動等により損失が生じる場合があります。また、通貨発行国の国情の変化により投資元本割れや途中売却ができなく なるおそれがあります。当社で取り扱う商品等へのご投資には、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、お客様向け資料等をよく お読みください。 商号等:髙木証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第20号加入協会:日本証券業協会【広告審査済】 髙木証券インターネット ホームページ:http://www.takagi-sec.co.jp/
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