新興国ともにまちまち(2015/1/7作成)

*グローバル投資環境 No.849*
ご参考資料
髙木証券投資情報部
12月のマークイットPMI製造業指数~先進国、新興国ともにまちまち
2015年1月7日作成
12月のマークイットPMI製造業指数が出揃ったが、先進国、新興国ともにまちまちで、グローバル景
気に方向感が出にくくなっていることを示しているといえそうだ。
先進国では、米国が11月の54.8から53.9に低下、4ヶ月続けて前月を下回り、昨年1月以来の低水準
となった。また、ユーロ圏全体は11月の50.1から50.6に拡大、ドイツが11月の49.5から景況感の拡
大・縮小の分かれ目とされる「50」を上回る51.2に拡大したが、フランスとイタリアは前月から悪化、
フランスは8ヶ月連続、イタリアは5ヶ月連続で「50」を下回った。
新興国では、メキシコが11月の54.3から55.3に、インドも11月の53.3から54.5に拡大し、ともに
2012年12月以来の高水準となったほか、ブラジルも11月の48.7から50.2に拡大し、4ヶ月ぶりに景況感
の拡大・縮小の分かれ目を上回ったが、中国が11月の50.0から49.6に、ロシアも11月の51.7から48.9
に低下し、中国が7ヶ月ぶり、ロシアも6ヶ月ぶりに「50」を割り込んだ。
(文責:勇崎 聡)
12月のマークイットPMI製造業指数
(出所:Bloombergのデータより髙木証券作成)
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