米国MLPマーケット・ウィークリー - レッグ・メイソン・アセット・マネジメント

米国MLPマーケット・ウィークリー
当レポートでは、パイプライン等のエネルギー関連資産を保有・運営する米国のMLP(共同投資事業の一形態)に関する情報提供を行います。
≪先週の米国MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)市場概況≫
米国株(S&P500)
アレリアンMLP指数
価格指数
トータル
リターン指数
予想配当
利回り
トータル
リターン指数
予想配当
利回り
2015年11月25日
米国REIT
トータル
リターン指数
予想配当
利回り
ヘンリーハブ
天然ガス先物
( ドル/ 百万
BTU)
WTI
原油先物
( ドル/ バレル)
米10年国債
利回り
2014年12月31日
459.40
1,637.25
6.01%
3,769.44
1.94% 14,247.97
3.59%
2.17%
53.27
2.89
2015年11月13日
305.09
1,161.66
8.30%
3,771.59
2.17% 13,912.97
3.95%
2.27%
40.74
2.36
2015年11月20日
300.59
1,144.54
8.43%
3,897.45
2.10% 14,445.46
3.81%
2.26%
40.39
2.15
前週比
-1.5%
-1.5%
0.13%
3.3%
-0.07%
3.8%
-0.14%
0.00%
-0.9%
-9.1%
年初来
-34.6%
-30.1%
2.42%
3.4%
0.16%
1.4%
0.22%
0.09%
-24.2%
-25.8%
前年比
-42.0%
-38.0%
3.04%
3.9%
0.16%
5.2%
0.28%
-0.08%
-46.6%
-52.2%
(2012年末=100)
トータルリターン指数(配当込み)
170
S&P500
160
10%
MLP・S&P500・米国REITの配当利回りと長期金利
9%
8%
150
MLP
7%
140
6%
130
5%
120
米国REIT
4%
110
3%
MLP
米国REIT
100
2%
90
1%
80
13/1/1
13/7/1
14/1/1
14/7/1
15/1/1
0%
13/1/1
15/7/1
米10年国債利回り
13/7/1
14/1/1
S&P500
14/7/1
15/1/1
15/7/1
(出所)ブルームバーグ (注)データ期間:2013年1月1日~2015年11月20日、MLP=Alerian MLP Index、米国REIT=FTSE NAREIT All Equity REITs Index
≪アレリアンMLP指数構成銘柄(全50銘柄)の週間騰落率ランキング(11月16日~11月20日)≫
上昇率上位5銘柄
業種
時価総額
( 1 0 0 万ドル)
週間騰落率
(%)
下落率上位5銘柄
時価総額
( 1 0 0 万ドル)
週間騰落率
(%)
1
Sunoco LP
卸売販売
2,854
集積・処理
1,405
-11.3
2
Dominion Midstream Partners LP
天然ガス輸送
2,541
8.6 Vanguard Natural Resources LLC
探査生産
716
-10.5
3
Columbia Pipeline Partners LP
天然ガス輸送
1,458
4.4 MPLX LP
石油輸送
2,980
-7.7
4
NGL Energy Partners LP
石油輸送
1,869
4.0 Golar LNG Partners LP
935
-7.7
5
Sunoco Logistics Partners LP
石油輸送
7,661
3.9 Enable Midstream Partners LP
4,110
-7.6
(出所)ブルームバーグ
15.9 Crestwood Equity Partners LP
業種
再ガス化設備
集積・処理
(注)時価総額は2015年11月20日時点。
≪先週の米国MLP市場の動き≫
先週のアレリアンMLP指数(トータルリターン)は前週末比-1.5%と3週連続での下落となりました。米国株全般は上昇した
ものの、低水準のエネルギー価格などが引き続きMLPに対する投資家心理の低迷に繋がっているとみられます。
原油価格の下落を受けて米国の多くのシェール開発地域では原油生産量の低下が顕著となる中、テキサス州とニュー
メキシコ州にまたがるパーミアンでは足元でも原油の増産傾向が続いています。米エネルギー情報局(EIA)によれば、パー
ミアンの原油生産量は2015年12月に日量202万バレルと2007年の統計開始以来の最高水準を更新しました。足元では
シェール開発の生産性改善がパーミアンでの原油増産に繋がっていると考えられます。
当面は、12月4日の石油輸出国機構(OPEC)総会に向けて、国際的な原油市場の動向にも注目が集まりそうです。11月
23日には、サウジアラビア政府が「石油市場の価格安定を維持するため、OPEC加盟国や非加盟国と協力する用意があ
る」との表明をするなど、OPECによる協調減産の可能性も浮上しつつあります。
●当資料は、説明資料としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社(以下「当社」)が作成した資料です。●当資料は、当社が各種データに基づいて作成したも
のですが、その情報の確実性、完結性を保証するものではありません。●当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。
また記載されている運用スタンス、目標等は、将来の成果を保証するものではなく、また予告なく変更されることがあります。●この書面及びここに記載された情報・商品
に関する権利は当社に帰属します。したがって、当社の書面による同意なくして、その全部もしくは一部を複製し又その他の方法で配布することはご遠慮ください。●当
資料は情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当該銘柄の売買または保有を推奨するものではありません。
米国MLPマーケット・ウィークリー
≪先週の米国MLP関連ニュース≫
【11月16日、ドロップダウン】 Sunoco LP(SUN、卸売販売、時価総額29億ドル)は、親会社のEnergy Transfer Partners
LP(ETP、天然ガス輸送、同194億ドル)よりガソリン小売事業に関する残りの権益を22億2,600万ドルで取得する計画を
公表。取引は2016年1月1日に発効し、2016年2月に完了する見込み。
【11月16日、LPG輸出契約】 Enterprise Products Partners LP(EPD、天然ガス輸送、同512億ドル)は、ヒューストンに
保有する液化石油ガス(LPG)ターミナルからの新規の輸出契約を顧客との間で締結。7年間で約1億2,500万バレルの
LPGを輸出する同契約に伴って、ヒューストンのLPG輸出設備は2019年にかけて90%以上の稼働が見込まれている。
【11月17日、買収支払額の引き上げ】 MPLX LP(MPLX、石油輸送、同30億ドル)とMarkWest Energy Partners LP
(MWE、集積・処理、同87億ドル)の合併計画に関して、MPLXの親会社である大手石油精製企業Marathon Petroleum社
は、MWEの株主への現金支払い額を11月10日に公表した当初計画(5.21ドル/株)から6.20ドル/株へ19%引き上げ
ることで合意。合併は2015年12月に完了予定。
【11月19日、IPO延期】 Noble Midstream Partners LP(NBLX、集積・処理)は株式市場の環境悪化を理由に、11月12
日に公表した新規公開(IPO)計画の延期を公表。
(出所)MLP公表資料、各種報道、ブルームバーグ、ファクトセット (注)各MLPの時価総額は2015年11月20日時点。
≪MLP関連トピック≫ 掘削生産性の改善により原油の増産傾向が続くパーミアン地域
図1:米主要シェール開発地域の原油生産量
原油価格の下落を受けて米国の多くのシェール開発地
域では原油生産量の低下が顕著となる中、テキサス州と
ニューメキシコ州にまたがるパーミアンでは、足元でも原油
の増産傾向が続いています。
米エネルギー情報局(EIA)の「採掘生産性報告」によれ
ば、ノースダコタ州バッケンやテキサス州イーグル・フォード
では2014年末前後をピークに原油生産量が減少傾向に
転じている一方、パーミアンでは2015年12月の原油生産
量は日量202万バレルと2007年の統計開始以来の最高
水準を更新する見込みです(図1上段)。
パーミアンでの原油増産を下支えしているのは、シェー
ル開発の生産性改善にあると考えられます。新規油井に
おける掘削リグ当たりの石油生産量(=掘削生産性)の推
移を見ると、近年、積極的なシェール・オイル開発がなさ
(100万バレル/日)
2.2
2.0
原油生産量
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
バッケン
0.4
0.2
0.0
07
08
09
10
11
800
13
14
15
(年)
新規油井のリグ当たり石油生産量
600
性は高水準に達しているのに対して、これら地域と比べて
400
出遅れ感があったパーミアンの生産性改善が顕著となっ
300
う原油減産圧力の緩和に寄与すると期待されます。
12
700
500
新やコスト削減による生産性改善が、原油価格下落に伴
イーグル・フォード
(バレル/日)
900
れてきたバッケンやイーグル・フォードでは既に掘削生産
ています(図1下段)。今後も、シェール開発に係る技術革
パーミアン
イーグル・フォード
バッケン
200
パーミアン
100
0
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年)
(出所)米エネルギー情報局(EIA) (期間)2007年1月~2015年12月
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