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チャイルドが暮らす地域のご紹介
UGA-192491
チャイルド・スポンサーシップは、1人の子どもを対象にしたお金や物の提供ではありません。
支援地域の人々が、子どもの健やかな成長のために必要な環境を整えていくことを支援するプログラムです。
チャイルドが暮らす地域と、現地でワールド・ビジョンが実施している開発プログラムについてご紹介します。
ウガンダ共和国
国情報
アフリカ大陸の東に位置し、南スーダン、ケニア、タン
ザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国に囲まれた内陸
国です。南部は、ナイル川(白ナイル)の起点となるビ
クトリア湖に接しています。日本の本州とほぼ同じ広さ
で、赤道直下に位置しています。公用語は英語ですが、
スワヒリ語、ルガンダ語も使用されています。宗教はキ
リスト教が全体の約60%で主流となっています。
出典:外務省
地域情報
キルヤンガ地域開発プログラム
(UGA-192491)
支援期間:2008年~2024年*
*支援期間はプログラム準備期間を含みます。支援終了予定日や活動の目標は、予期し
ウガンダ共和国
ない突発事項やプログラムの進捗状況により、変更される場合があります。
首都のカンパラから北西に約270Kmの場所に位置するキバレ県ブヤガ郡キルヤン
ガ副郡で、キルヤンガ地域開発プログラムを実施しています。7割以上の住民が鋤
一本で土地を耕す自給自足の農業を営んでおり、生活はとても厳しく貧しい地域で
す。安全な飲料水を得るのが難しい、HIV/エイズ感染率が高い、衛生状態が悪い、
部族間の争いなどで治安が悪い、住民の識字率が低い、出稼ぎなどのため移住し
てしまう住民が多いなど、様々な課題が山積しています。
キルヤンガ
地域開発プログラム
●
カンパラ
地域の課題
教育
 小学校を修了できる就学児童の割合
17.2%*
 女子は10人中9人が小学校を中退
 生活する上で十分な読み書きの能力を持つ13歳の
支援地域の小学校。床が整備されていない、壁に穴があ
いた老朽化した校舎で大勢の子どもたちが学んでいます
子どもの割合
20%*
水・衛生
汲んだ水を運ぶ子どもたち
 安全な水を得られない人の割合
約25%*
 水汲みに30分以上かかる人の割合
約50%*
*2014年時点
教育
1996年に政府によって小学校教育が義務化され、就学率は大幅に
向上しましたが、貧しさに加えて教育に関する親の理解も不十分な
ため、途中で退学してしまう児童が多くいます。特に女の子の中退
率の高さは深刻な問題です。また、生徒数に対して教室や教師の
数が追いついておらず、1教室で60人以上の児童が学んでいる学
校も少なくありません。
ワールド・ビジョンが行う支援活動
 教室の修繕・増設や机・イスなど備品の整備
 教育の重要性に関する保護者を対象とした啓発活動
 教員の指導力向上のための研修
子どもたちが継続的に質の高い教育を受けられる
よう支援します
水・衛生
住民の多くが、天然の泉や川などの水源を家畜や野生動物と共用
しています。汚染された水に起因する下痢などの感染症は、子ども
や住民の健康を脅かしています。それだけでなく、長距離を歩く水
汲みは、多くは子どもたちの仕事とされているため、学校に行けな
い原因にもなっています。また、基本的な衛生についての知識が普
及していないため、予防可能な感染症や疾患で命を落とす人々が
後を絶ちません。
ワールド・ビジョンが行う支援活動
 井戸や雨水タンクの設置と、水場を管理する水管理委員会の
組織化、委員会のメンバーへのトレーニング
 トイレの利用を手洗いなど衛生的な習慣についての啓発活動
 マラリア予防のための蚊帳の配布
地域の人々が家の近くで安全な水を得ることがで
きるよう、井戸や雨水タンクの設置を進めます
支援はチャイルドの生活を変える力となります
ジェーンちゃんの家族は、以前は汚れた水を池から汲むか、2キロ離れた隣
村の井戸へ水を汲みに行くしかありませんでした。しかし、ワールド・ビジョン
の支援で家の近くに井戸ができてからは、遠くまで歩かなくてもきれいな水を
得ることができるようになりました。
ワールド・ビジョンは、ジェーンちゃんのような子どもたちが健康に、希望を
持って成長していくのを助けるために、支援活動を行っています。
家の近くにきれいな水が出
る井戸ができて、とても助
かっています
汲んだ水を運ぶジェーン
ちゃんと母親