4 - 緑野小学校

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平成27年 6月30日 No.4
校長室の窓
中野区立緑野小学校長 宇賀神 佳子
かがやき
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学校では、年間6回の校内研究日を設けています。今年は昨年度
に引き続き、東京女子体育大学教授 田中 洋一 先生のご指導を
受けながら、国語科の授業を通して、子供の考えを深める指導法の
検討を継続しています。
研究授業
当日は、1 時間の授業を講師とともに先生方全員が参観します。
その後、場所を移して研究協議会を設け、授業についての話合い
をした後、講師からご指導をいただきます。この場では、授業の
核心を突く意見がいくつも出されます。これが緑野小の先生方の
すごいところだと常に感心しています。こうした話合いの深まり
が、授業づくりに新たな視点を当て、日々の授業改善に繋がって
研究協議会
いきます。協議と講師の指導・講評はほぼ4時には終了します。
通常は、講師のご指導はここで終了する場合が多いのですが、
緑野小では、さらに校長室に先生方が集まり、自分が疑問に思う
点を田中先生に率直に質問したり、田中先生のお話を真剣に聞い
たりしており、さながら大学のゼミのような光景が展開されてい
ます。話すうちにおぼろげだった授業のイメージが鮮明となり、
校長室での田中ゼミ
次の授業への意欲を、より一層高めているようにも見えました。
6月24日(水)緑野小学校で第一回の小中連携協議会が行われました。当日は、1年・4年・
6年の3学級で道徳授業を公開し、緑野中・北原小・緑野小の3校の先生方が参観しました。
【1年生】
檀上 弘晃 教諭
主題名「よいと思うことを」
【4年生】
1-(3)勇気
資料名「よりみち」
吉田 智美 教諭
主題名「まわりのことを考えて」4-(2)規則の尊重・公徳心
【6年生】
資料名「雨のバス停留所で」
田尻 佑樹 教諭
主題名「精一杯生きる」 3-(1)生命尊重 資料名「カザルスの鳥の歌」
1年授業「よりみち」
4年授業「雨のバス停留所で」
6年授業「カザルスの鳥の歌」
裏面へ
続く分科会では、低・中・高学年ごとに2分科会に分かれ、計6分科会で協議を行いました。当日の
授業に関する感想をはじめ、3校連携リーフレット「学びをつなぐ」に基づく各校の授業の様子、児童・
生徒の日常の様子などを話題に、取組み状況や実態を話合いました。
分科会では、次のような意見・感想が出されました。
・児童には、日々座る姿勢や話し方の指導を繰り返している。
・相手の話をきちんと聞く姿勢が大切。担任が児童の意見を
意見を受け止めている姿勢があるのがよい。
・先生が、発言者の方に視線を向けるように習慣づけていると
ころがよかった。
・私の学級でも、相手の方を見て最後まで聞く、話す指導を徹
底している。
・学級できまりをつくって、みんなで取組んでいくことが大切
だと考える。
・
「子供自身に気づかせる」ために、教師がかかわりを工夫して
いる。
・6年生の授業では、授業に規律があり、子供が話をよく聞い
て考えていた。中学校でもこれをつなげたい。
・中学3年生で道徳の授業を担当している。話合い活動ができ
るか不安な面もあったが、感情移入ができる分だけ、生徒も
しっかりと考えることができていた。それをきっかけに授業
規律も改善されてきた。
・生徒も、みんながきちんと協力して働くと、自由が生まれる
こと、居心地がよくなることに気づき始めたようだ。
分科会での協議の様子
6年授業での児童とのかかわり
最後の全体会では、
「道徳教育の充実」に関する
講演を、緑野小校長の私がさせていただきました。
短い時間でしたが、これらの協議会を通して、3校
の絆ができたような感じがしました。
全体会でのプレゼンテ―ション
日頃から朝の練習を積み重ねたり、地域行事で活躍したりしている
金管バンドですが、この度、丸山町会と江古田4丁目町会から、楽器
を寄贈していただきました。これで保有する楽器の調整や整備、また
子供たちが希望する楽器を使って演奏をさせたい、という願いを叶え
てあげることができます。
子供たちは今、秋からの地域行事に向けて、毎朝熱心に練習を重ね
ています。
「士官候補生」という曲をはじめ、新たな曲にも積極的に
チャレンジしているところなので、地域の皆様からいただいた熱い
応援は、何よりも嬉しい励ましとなることと思います。
各町会の皆様、本当にありがとうございました。
丸山町会長
神崎様
(左)
江古田4丁目町会長笹川様とともに