2015年12月7日 ACAP 第4回 「消費者庁幹部と ACAP 会員企業役員との懇談会」を開催 参加者数は過去最多、様々な業種の会員企業役員と意見交換 ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ 行政と連携の重要性を語る坂倉理事長 最新の消費者行政について説明する板東長官 お客様対応部門の在り方を述べる川口次長 ◆◇◆ 11月11日、「消費者庁幹部とACAP 会員企業役員との懇談会」が開催された。今年で 4回目となった今回は、 参加人数が過去最高となる消費者庁幹部等19 名、会員企業23 社の役 員が出席し、幅広い業種の会員企業役員と消費者庁幹部が情報・意見 交換を活発に行った。 坂倉理事長は開会挨拶で、「消費者問題は多様化しているからこそ行政 と事業者の連携がますます重要になってくる」と、懇談会の目的である消 費者行政と企業との率直な意見交換の意義を説明。昨年に引き続きご出席いただいた板東長官は、消費者志向経営 に関する ACAP のさまざまな活動について謝意を表すとともに、最近の消費者庁の動きや、事業者と消費者が連携・ 協働した消費者政策の重要性について述べられた。 その後、消費者行政の体制や、消費者安全確保地域協議会、景品表示法の課徴金制度、機能性表示食品制 度など、最近の消費者行政の取り組みについて、川口次長および各担当審議官より説明が行われた。 意見交換では、まず参加した ACAP 会員企業の役員が、自己紹介とともに消費者志向経営に関する取り組みやそ の課題について説明。その後、リスクコミュニケーションの難しさや、SNS による消費者発信情報の拡散に代表され る消費者の行動の変化、その中での企業の情報発信の在り方などについて活発な意見交換が行われた。 閉会挨拶で川口次長は、①消費者の声を吸い上げることのできるお客様対応部門の重要性、②幅広い事業 者との接点という意味での ACAP の重要性、③お客様対応部門を戦略的に活用するための役員の役割の重要 性、について言及し、ACAP 会員となっている社員の後押しを役員に依頼した。 懇親会後に行われた懇親交流会には、板東長官をはじめ消費者庁幹部も参加され、長時間にわたってより 具体的な情報・意見交換が行われた。率直な意見交換や課題の共有によって、消費者行政と企業のより一層の 連携・協働が求められていることを実感する良い機会となった。 片岡康子(交流活動委員会/楽天) 無断転載・転用禁止 ©The Association of Consumer Affairs Professionals (ACAP)
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