理科(生物) 東京医科歯科大学 (前期) 1/2 <全体分析> 試験時間 2科目120分 解答形式 記述,論述,選択,描図 分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化) 大問数は昨年と同じ3題で,問題文の文章量や小問数は昨年並みであり,全体の論述量も昨年と同程度で あったことから,全体としての分量は昨年並みであったと考えられる。また,昨年と同様に知識を問うやや 書きにくい論述問題を中心とした出題であり,難易度は昨年並みであったと考えられる。 出題の特徴 出題の中心は論述問題であり,知識論述のほか,実験案を考える問題などが出題される。また,描図問題 の出題頻度が高い。全体の論述量は非常に多く,試験時間内にすべての設問に解答するのは非常に困難であ る。 その他トピックス 1問題1b)は,2015 年度直前講習 東京医科歯科大生物テストの第2講3問1b)とズバリ的中。 1問題1e)は,2015 年度直前講習 東京医科歯科大生物テストの第2講3問1a)とズバリ的中。 <大問分析> 番号 出題形式 1 記述 恒常性 出題分野 論述 細胞 範囲 生物基礎 コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど) 難易度 体液循環を中心として広範な範囲から出題された 生物 総合問題である。 生物 問題2 解答例以外にもさまざまなグラフが考えら 標準 代謝 免疫 発生 遺伝子 遺伝 2 記述 発生 論述 系統 れる。実際には,センチュウはがん患者の尿に 描図 遺伝子 誘引されることが知られているが,今回の実験 選択 神経 からは,グループ1とグループ2のどちらがが 細胞 ん患者の尿であるかは判断できない。 標準 動物の行動 3 記述 生殖 論述 細胞 描図 進化 生物基礎 問題1e) 現生の爬虫類でも,ウミガメなどは産卵の 生物 標準 際に陸に上がるが,産卵時の母体やふ化直後の 個体が外敵に襲われやすい。 発生 恒常性 ※難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で,当該大学の全統模試入試ランキングを基準として判断 しています。 © 河合塾 2016 年 理科(生物) 東京医科歯科大学 (前期) 2/2 <学習対策> ・教科書レベルの知識を確実に身につけ,標準的な問題を解いておこう。 ・50~100 程度の論述で,要点を素早く簡潔にまとめる練習をしておこう。 ・最近の生物学のトピックスにも注意しておこう。 © 河合塾 2016 年
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