生徒による問題行動等の県立学校から警察への相談・通報制度について 1 趣旨 生徒の問題行動等について、県立学校から警察へ相談・通報することにより、連携を一層 密にし、生徒の非行防止、犯罪被害防止及び健全育成を図る。 2 背景 ・刑法犯で検挙または補導された少年の約7割が中学・高校生であるという状況を踏まえ、 県警察本部と協議の上、平成 16 年度から「学校通報制度」 (生徒の逮捕事案等について警 察から学校への通報)を導入した。 ・以降、学校と警察相互が連携するため、全国的に通報制度の双方向化が進んでいたが、川 崎市での中学生殺害事件を契機として、より一層緊密な連携が求められるようになった。 ・本県においても、学校から警察への相談・通報制度を通知により確立し、学校と警察との 相互連携を組織的に構築する。 3 学校から相談・通報を行う事案 次の事由があり、警察との連携による継続対応が必要と学校が認める事案 ① 犯罪又は触法事案、またはそのおそれのある事案 ② 学校内外において、生徒が粗暴行為等を敢行する非行集団の構成員となっている事案 ③ 生徒の生命または身体に被害が生ずるおそれがあると認める事案 ④ 対象となる生徒の影響が、学校内外にかかわらず、周辺生徒に及ぶおそれのある事案 ⑤ 複数の学校において、同一非行に関わる生徒がいる、またはそのおそれのある事案 ⑥ その他生徒に係る事案で、警察との連携による対応を要すると認める事案 4 今後の予定 ・1月 21 日(木) 定例教育委員会報告後、各校、県警、関係機関等へ通知 ・~3月末 生徒、保護者等へ周知 ・4月初~ 実施
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