平成19年度包括外部監査の監査結果に基づき講じた措置(概要) - 富山県

平成19年度包括外部監査の監査結果に基づき講じた措置(概要)
1
包括外部監査結果に基づき講じられた措置の主なもの
テーマ 「平成 18 年度委託料について」
(1)入札参加者選定会議の議事録作成が必要。(庁舎清掃)
⇒20 年度から日時、出席者等の記録も含めた会議記録を作成。
(2)契約書に再委託制限条項が必要。
(埋蔵文化財調査)
⇒20 年度から契約書に条項を追加。
(3)実績と積算の比較を行い、次の委託の参考とすべき。
(県庁LAN保守)
⇒19 年度に積算と実績の比較を行い、20 年度は実績を参考に積算。
(4)ハードと保守の一括契約を検討すべき。(マルチネット保守)
⇒20 年度から一括して一般競争入札を実施。
(2)同一業務の積算単価の統一を検討すべき。(廃棄物収集運搬)
⇒20 年度から近接する県立学校の仕様を共通化、契約の統合を図った。
2
監
査
の
結
果
包括外部監査の監査結果に基づく措置内容一覧
項 目
庁
舎
管
理
清掃
窓拭き
警備
保守
監査結果報告書(結果・意見)
措 置 の 内 容
指名業者数の拡大や一般競争入
札、制限付一般競争入札導入の検
討が必要。
20 年度に、指名競争入札における指名
業者数を拡大した。
入札参加者選定会議の議事録の作
成が必要。
平成 20 年度から、日時、出席者等の記
録も含めた会議記録を作成した。
合理的な積算根拠に基づいた積算
が必要。
積算方法を見直し済又は見直し予定。
検査には業務完了報告及び日報の
詳細な検証が必要。
平成 19 年度から日報等を確認したうえ
で、検査報告書を作成。
単価の積算、高所作業車の積算及
び諸経費算定の率について統一を
図るべき。
単価の積算、高所作業車の積算及び諸
経費算定の率について平成 21 年度から
統一を図る。
競争入札の適否を再検討すべき。
平成 19 年度から指名競争入札を導入。
①一般競争又は制限付一般競争入
札の導入の検討必要。②入札参加
者選定会議の議事録作成必要。
議事録は平成 20 年度から作成。指名競
争入札における指名業者数の拡大は今
後検討。
専用回線使用料は、より低い積算
単価で統一する必要あり。
平成 20 年度からより料金の低い単価で
統一。
①競争性を高めるための検討必
要。②入札参加者選定会議の議事
録作成が必要。
競争性を更に高めるよう指名業者数を拡
大済み又は 21 年度から拡大予定。会議
記録は 20 年度から作成。
設計価格の積算は合理的な根拠が
必要。
総合衛生
学院
一般競争入札または制限付一般競
争入札の導入検討が必要。
平成 20 年度から建設物価単価表を参考
に、単価×年間勤務時間+諸経費で積
算。
平成 20 年度には指名業者数を拡大。21
年度には制限付一般競争入札等の実施
を検討する。
検査は業務実施報告書等を詳細に
検証すべき。
平成 19 年度から完了報告書を詳細に検
査。
樹木管理
シルバー人材センターの活用を検
討すべき。
平成 20 年度から業務の一部を委託又は
平成 21 年度から入札時に指名予定。
設計積算
単価が適正か、他県との比較を行う
べき。
他県との比較実施済。
造林
積算の時間外人件費は削除すべ
き。
平成 20 年度から積算を見直済。
除雪
単価不統一、契約方法等見直すべ
き。
平成 19 年度から県内同一単価を定めて
契約。
埋文調査
契約書に再委託制限条項が必要。
平成 20 年度から契約書に再委託制限条
項追加。
道路緑化
契約書に再委託制限条項が必要。
平成 20 年度から契約書に再委託制限条
項追加。
称名道路
実績報告書の提出が遅延。
平成 20 年度に速やかな実績報告書提出
を指導。
事務委託
再委託制限条項違反。(承認未済)
平成 18 年度から再委託承認手続を実
施。
調
査
研
究
車庫証明
見積資料に基づく単価設定必要。
見積書単価や近県の委託単価を検証予
定。
見積資料に基づく単価設定必要。
見積書単価や近県の委託単価を検証予
定。
研
修
訓
練
起業未来
塾
報告書に記載漏れ、記載誤りがあ
る。確認は詳細な照合必要。
経費内訳等と業務実施報告書を詳細に
照合し、厳正な検証を実施する。
中企大学
報告書に実施内容や経費使途資料
が必要。
平成 19 年度から、より詳細な報告書と資
料を提出させ検証。
中企大学
必要性の検討必要、内容、委託料
等の検討必要。
中小企業者のニーズ把握に努めるととも
に効果的な実施方法等について検討す
る。
適切な完了報告書を提出させるべ
き。
平成 19 年度から報告書に受講者数等適
切な記載を指導。
委託期間や対象経費について再検
討必要。
人件費、講師食事代、旅費について対象
経費を見直し済。
委託か補助かを整理。
対象経費を明確にし、委託として実施。
工
事
関
連
道路使用許
可
危険物取
扱者
児童クラ
ブ指導者
委託目的と経費使途検討。
平成 20 年度に委託業務の名称、内容を
見直済。
委託日前の業務着手や実績報告誤
りがある。
委託先に業務管理や実績報告の確認徹
底を指示。
検査単価を再検討。
平成 20 年度は検診単価を見直し、一部
の検査項目について単価を下げた。
見積検証
人材の育成・配置、組織的審査機能
の充実が必要。
情報システム調達審査委員会の取組み
等を通じ、人材の育成と組織的審査機能
の充実を実施。
工数把握
見積工数と実績工数の対比必要。
平成 19 年度から見積と実績を対比分析
し結果を次の積算に反映。
見積徴収
積算に有用な見積書の徴収、検証
必要。
平成 20 年度から委員会審査時に算定基
礎がわかる見積書を徴収。
保守
見積と実績の比較と次年度への反
映必要。
平成 18 年 9 月以降、委託業務内容及び
稼動実績の妥当性を審査し、次年度以
降の委託料の積算に反映。
開発
競争原理が働くように中長期計画必
要。
ハード、ソフトの調達方法等、中長期的な
見通しで競争原理が働くよう対応。
県庁 LAN
保守
実績と見積を比較し次の委託の参
考とすべき。
平成 19 年度に積算と実績比較を行い、
20 年度は実績を参考に積算。
税務・電
子申告
実績に応じた委託料支払必要。
平成 20 年度から作業実績に基づき支払
う。
ハードと保守の一括契約を検討す
べき。
平成 20 年度から一括して一般競争入札
実施。
救急医療
情報
実績と計画の工数対比が必要。
平成 20 年度から実績工数を提出させ、
次年度以降の積算を検討。
運転者管
理
実績と見積の対比必要。単価の妥
当性検証すべき。
電子申請
見積と実績対比必要。
工事管理
実績がほとんどない場合の対応。
平成 19 年度から実績工数を把握、予定
工数と比較し妥当性を検証。
税ハード
保守
見積と実績対比必要。
平成 20 年度から報告書に実績工数記
入、分析を行い翌年度以降の積算に活
用予定。
防災情報
保守
見積と実績対比必要。
平成 20 年度から作業実績を報告させ、
実績を積算に反映予定。
実績の検証必要。
平成 20 年度から業務実績の詳細に把握
するため、契約の仕様書や積算金額を
見直した。
少年補導
委員
検
査
診
療
電
算
処
理
検診
マルチネッ
ト保守
監
査
の
結
果
財務会計
平成 19 年度から、実施結果の詳細な報
告により見積もり工数を検証。単価につ
いても見直し済。
17 年度分から一部実績、積算比較。平
成 20 年度から実績、積算比較対照を拡
大。
運
送
業
務
そ
の
他
の
業
務
(保
守
保
安
等
警
備
業
務)
監
査
の
結
果
そ
の
他
の
業
務
(保
守
保
安
等
警
備
農林・土
木設計
SEの兼任を検討。(農林と土木の
設計)
平成 20 年度から工数実績を把握し、兼
務について検討。
防災情報
改修
積算単価の妥当性検証。
期間の設定を配慮。
端末設定
競争入札の実施検討、SE 単価の妥
当性検証。
平成 20 年度から競争入札を実施。単価
は平成 19 年度から見直し済み。
設計積算
実績等に基づく積算必要。
平成 19 年度から実績工数をふまえて積
算。
文書配送
選定基準の再検討、ジョーカーアウ
トの導入を検討。
平成 20 年度に委託業務や指名業者選定
基準を見直し、経費削減。
木材試験
機器移設
メーカーとの直接委託を検討。
メーカーとの直接契約は対応困難。
廃棄物収
集運搬
環水公園
保守
伏木富山
港環境整
備
同一業務の積算単価の統一を検
討。
近隣県有施設の業務の統合、一括
化検討。
積算内訳の文書化と保存必要。
20 年度から積算内訳を文書保存。
合理的根拠に基づく積算必要。
平成 20 年度に積算方法を見直した。
見積と実績対比必要。
平成 20 年度から作業実績を検討し、積
算に反映。
競争入札を検討すべき。
平成 20 年度に委託業務内容を見直し、
競争入札を導入。
積算金額誤りがあった。
平成 19 年度から適正に積算。
水利施設
管理
執行残の流用あり、変更支出負担
が未済。
県民カレッ
執行残の流用あり、実績検査徹底
すべき。
ジ運営
平成 20 年度から近接する県立学校にお
いて仕様を共通化、契約の統合を図っ
た。
平成 20 年度から近接する県立学校にお
いて仕様を共通化、契約の統合を図っ
た。
平成 20 年度契約では、事前承認を明
記。また、実績を分析し、実態に合った積
算を行い経費縮減を図る。
平成 19 年度から実績を分析、結果を積
算に反映。平成 20 年度からは必要額を
当初積算に適切に織込み済。
過大積算された経費の流用あり。
平成 20 年度に実績を考慮し、実態に合っ
た積算を行い金額を見直す。
リ管理
委託費以外の財源手当の検討必
要。
突発的な修繕は財政担当課と協議し対
応。
風土記の
丘管理
契約書及び実施要領の内容精査、
実態との合致必要。
平成 20 年度から実際の委託内容に照ら
し契約書及び実施要領を訂正。
物産と観
光展開催
事務プロセス全体にわたり、正確
性、効率性、コストの検証なし。
コスト管理やコスト分析を行うため、平成
19 年度から実績報告書を見直した。
総合リハビ
業
務
を
除
く)
監
査
の
結
果
に
添
え
て
提
出
す
る
意
見
県産情報
提供
委託業務の達成度、履行状況の確
認、報告書記載内容改善必要。
平成 19 年度から履行状況や効率性が判
断できるよう、積算、見積、実績報告の費
目の共通を図った。
国際会
館・観光P
R
賃料の積算額の妥当性を再検討。
平成 19 年度をもって委託を廃止。
補助金として検討。
平成 19 年度をもって委託を廃止。
継続業務について内容、方法につ
いて見直し必要。
予算編成過程において必要性や内容を
点検する。
特命随契について、他に履行可能
なものはいないか、厳格に検討。
指名業者の拡大又は制限付一般競
争入札の採用検討。
共通の課題
積算単価の横の情報交換必要
同種業務については、情報交換が密に
行われるように周知した。
予算=積算額ではない。適正な積
算必要。
積算をより適切に行うように周知した。
近隣施設の共通業務の一括発注を
検討。
可能なものは一括発注するように周知し
た。
監査委員意見書が考慮されていな
い。
適切に積算を行うように周知した。
実施報告書、支出明細の改善及び
記載漏れ記載誤り。
研修会等で履行確認を確実に行うよう指
導。また、平成 20 年度の出先機関の会
計事務検査・指導で検査重点項目として
検査・指導。
当初の積算内容と実際の資金使途
の比較及び翌年度へフィードバック
必要。
委託業務自身の必要性の十分な検
討。
外郭団体に対
する委託契約
の検討
電算処理
会計事務の手引きを改訂し、委託業務適
正化の通知や研修会等での指導を実施
済み。
会計事務の手引きを改訂し、委託業務適
正化の通知や研修会等での指導を実施
済み。
積算の合理性の保証が必要。
委託契約事務手続きの管理が必
要。
システム開発のコスト管理、競争入
札における参考見積もりの妥当性
検証のため、人材の育成と配置、組
織的審査機能の充実が中長期的な
課題。
積算と実際の資金使途との比較を踏ま
え、委託・積算内容の点検分析を周知。
引き続き予算編成過程において点検を
行い適正化に努める。
引き続き予算編成過程において点検を
行い適正化に努める。
引き続き予算編成過程において点検を
行い、執行段階では協議を行い適正化
に努める。
見積を適正に行うため、複数の見積書の
比較分析、民間人材の採用、情報システ
ム調達審査委員会の審査を実施。また、
職員に対する実践的な説明会を開催し、
ノウハウの共有や人材育成を行ってい
る。今後も情報システム調達審査委員会
の取り組みを通じ、人材の育成と組織的
審査機能の充実を行う。
保守管理業務について、詳細な実
績情報を集積し、計画と実績を比較
することが必要。
運用保守業務の計画と実績の比較分析
については、平成 18 年 9 月以降情報シ
ステム調達審査委員会においてシステム
ごとに委託業務内容及び稼動実績の妥
当性を審査し、次年度以降の委託料の
積算に反映させている。