2016春季生活闘争 JR連合FAXニュース 2016年3月3日 № 23 日本鉄道労働組合連合会 JR四国労組 第2回団体交渉 会社は「有額回答困難を示唆」「定期昇給は実施の方向で検討」 要求獲得に向け粘り強く交渉を継続 JR四国労組は3月10日、2015春季生活春闘2回目の団体交渉を開催、要求 獲得に向けた取り組みを訴える中、現段階での会社側の考え方が示された。 会社側は、「新賃金については、長期人件費に多大な影響を与えるため、長期的な 会社業績の見通しを強く意識して決定しなければならない」として、有額回答困難を 示唆した。平成27年度の収入は前年度実績や事業計画を上回る水準で堅調に推移し ている一方、経費の増加により、営業損益は3期連続となる100億円を超える赤字 を見込んでおり、厳しい状況となっている。さらに、経営安定基金運用益が減少した ことも影響し、平成27年度決算は4期連続の経常黒字となるものの昨年を下回る見 込み。また、平成28年度に期限切れとなる三島・承継特例など税制特例への取り組 みや四国の鉄道高速化への機運醸成など経営課題をしっかりと進めていかなければ ならない。そのためには、新賃金については、有額回答は難しい状況であるが、定期 昇給については、実施の方向で検討したいとの考え方を示した。 なお、最終的な回答については、会社の体力、社会的趨勢、貴側の要求趣旨等を踏 まえながら、できるだけ早く回答できるよう引き続き鋭意努力していくとしている。
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