2015年7月13日 あおぞら投信株式会社 『大虎を 捕らえてみれば 裏金の 溢れる腐敗を 叩き進むか』 過去1年の上海総合指数の動きを見ると、昨年7月1日の2,050ポイントから今年6月12日の高 値5,166ポイントまで約2.5倍に達した後、7月8日の3507ポイントへと高値からは32%もの急激な 下げを演じています。21世紀に入ると、今後の経済発展はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中 国の頭文字)が牽引すると囃されて、中国本土株は、2007年10月に6124ポイントの史上最高値 をつけました。その後は中国経済のバブル崩壊とともに、株式市場は低迷を続けていました。 2013年初に習近平新国家主席が誕生すると、それまでバブルの間に大きく生まれた貧富の 差は、国民の政治への不満となっていましたが、これを正すために『腐敗は国を滅ぼす。虎もハ エも叩く』と宣言して、強烈に反腐敗を進めていきました。そして軍部の長として、権力を集中さ せてその強烈なリーダーぶりを発揮し、それまでの国民の不満を解消してきています。そのよう な政治の改革が進む一方で、中国本土株が世界の株価指数の仲間入り直前まできています。 残る課題は、①海外投資家の運用資産額に見合う投資枠の提供、②株式流動性の改善、③株 式所有規制の一層の明確化などがあげられています。既に世界ではアメリカに次ぐ2番目の時 価総額となった中国株式市場は、新たな局面を迎えているのだと思います。 上海総合指数の推移 (2007年 2007年7月9日~2015 日~2015年 2015年7月9日) 7000 6000 2007年10月16日 6,124ポイント (史上最高値) 2015年6月12日 5,166ポイント 5000 4000 3000 2015年7月8日 3,507ポイント 2000 2014年7月1日 2,050ポイント 1000 0 2007/7/9 2009/7/9 2011/7/9 2013/7/9 2015/7/9 出所:上海証券取引所 本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。 商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/
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