『下がる時 もうそこまでと 願い事 そこが底かは 後で知る

2015年10月5日
あおぞら投信株式会社
『下がる時 もうそこまでと 願い事
そこが底かは 後で知るもの』
今年初めの株式市場は、低いボラティリティ(予想変動率)の中で動いていました。昨年の後半には、
原油価格の下落やエボラ熱の発生などにより一時的に大きな変動がありましたが、そのような中でも、
特に先進国の株式市場は安定的な企業業績を背景に上昇を続けていました。5月末には米国NYダウ
は史上最高値を更新し、日本でも6月に日経平均株価が20,000円台で戻り高値を記録していたのです。
ただし、この上昇時に売買高は漸減しており、相場の上昇力は徐々に弱まっていました。
毎日、世界中で相場は動いているのですが、それぞれの背景にはマネー・フロー(お金の流れ)があ
ります。“企業の株式を買う”行為には、その企業のファンダメンタルズ(基礎的条件)が良い、という判
断があり、かつそれが将来的にも発展する予測が働いています。あるいは、相場全体の中でテクニカ
ル(技術的)に売られ過ぎているから今後は買いが入り上昇するだろう、とお金を動かす投資家もいま
す。いずれかが正しいのではなく、相場とは、このように様々な見方の参加者がいるということを知る必
要があります。例えば、日経平均株価を見ると、先月9月という月は、8,000円台前後で低迷していた
2009年から3年を経て、2012年11月の10,000円乗せのスタートから34ヶ月目にあたりました。フィボナッ
チ数(フィボナッチが発見した黄金比のもととなる数値。21,34,55など)から相場の一サイクルが終わる
可能性があったのです。つまり相場にはリズムというものも作用するのです。上がり続ける相場もなけ
れば、下がり続ける相場もないのです。お金を動かす投資家の中にも、時間軸が1日以内の短い人も
いれば、30年の長い人もいるのです。それを想像するだけで、自分の立ち位置を見出すことが出来る
ようになるはずです。
日経平均株価と日経平均ボラティリティ・インデックスの推移
日経平均株価と日経平均ボラティリティ・インデックスの推移
(2009年
2009年1月5日~2015
日~2015年
2015年9月30日)
30日)
(円)
25000
20000
100
日経平均株価(左軸)
日経平均ボラティリティ・インデックス(右軸)
80
15000
60
10000
40
5000
20
0
2009/1/5
2010/1/5
2011/1/5
2012/1/5
2013/1/5
2014/1/5
2015/1/5
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出所:日本経済新聞社
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商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号
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