2015年2月16日 あおぞら投信株式会社 『マンハッタン 貿易センター ビル再建 新たな世界で 何が摩天楼』 今月9日から10日まで、イスタンブールにて開催されたG20(20ヶ国・地域財務相・中央銀行総裁 会議)において、「潜在的な成長率低下、需要の弱さの継続、雇用の問題がある中、所得の不平 等が拡大」とのコメントが発表されています。主要先進国(G8)と欧州連合(EU)に新興国を加えた G20ですから、世界的にマイナスの影響が大きかった2008年の金融危機以降、全体的には回復 基調にあるとはいえ、国・地域間でかなりのばらつきがあることは確かです。 格差問題とは少々異なる視点からですが、先月、数年ぶりに訪れたニューヨークで感じたことが あります。それは、『ゆとりの時間』です。以前は危ない場所の代名詞だったハーレムでは、キン グ牧師を偲んでのイベントに参加する人たちが数多くおり、彼らは現代社会の様々な差別問題に 取り組む人々でした。また若者たちの手で、新たな文化を更に強く感じさせる街へと変化している ブルックリンでは、日本から抹茶を輸入して、現地流にアレンジし注目され始めた飲食店が出現し ていました。それ以外にも、日本の喫茶店文化から発想を得た新たなコーヒーショップがあり、こ れらは、20世紀のアメリカを中心に先進国を支配していた、『大量な生産と消費、そして大量の金 の動き』からの変化ではないかと思います。21世紀は、西洋型の大量消費型物質主義から、東洋 型の心の豊かさの時代へと変化すると予測していましたが、先進国の代表的存在であるアメリカ で起こっているということは、日本においても意識を向けるべき方向性を示しているのではないで しょうか。 米国の実質 米国の実質GDP の実質GDP成長率 GDP成長率 (1980年 1980年~2013年) 2013年) 8% 6% 4% 2% 0% -2% -4% 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 2013 (年) 出所:IMF-World Economic Outlook Databases, October 2014 本資料は情報の提供を目的としており、何らかの行動を勧誘するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成されていますが、当社は その正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示された意見などは、本資料作成日現在の当社の見解であり、事前の予告なしに変更される事もありま す。投資信託の取得に当たっては、投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。 商 号: あおぞら投信株式会社 金融商品取引業者: 関東財務局長(金商)第2771号 加入協会:一般社団法人投資信託協会 ホームページ・アドレス: http://www.aozora-im.co.jp/
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