2015年度

2015/08/04(火)4 限,5 限
担当 津田惠吾
①
問題・答案用紙 1 学籍番号 氏名
構造力学 II
【1 】モールの定理を用いて , 図ー 1 の両端にモーメント荷重を受ける梁の A 点(左支点)のたわみ角 
a
と材中央点のたわみ  c を,
以下の手順で求めよ.( 1 ) 曲げモーメント図を描け.( 2 ) たわみを求めるための共役梁と荷重を記せ.( 3 ) A 点(左支点)のたわみ
角 
と C 点(荷重点)のたわみ  c を求めよ.ヤング係数は E とする(計算過程を記すこと). (モールの定理).《1 5 点》
a
2EI
M
M
C (材中央点)
A
B
28l
図 -1
(2) 共 役 梁 と 荷 重
(1) 曲げモーメント図
計算
a=
.
c=
.
(3)
【2 】単位仮想荷重法を用いて図- 2 の材中央点のたわみ  
c
と A 点(荷重点)のたわみ  
a
を求めよ. ( 1 ) 図 2 の梁の曲げモーメント図を描き,図中に曲げモーメント M ( x ) を式で記せ(M ( x ) は変位を求めるのに必要なところだけで
良い).( 2 ) 単位仮想荷重法を用いるときの M 図を描き,M  x  を式で記せ(M ( x ) は変位を求めるのに必要なところだけで良い).
( 3 ) 材中央点のたわみ  
P 剛体
c
と A 点(荷重点)のたわみ  
剛体
2EI
x
l
a
を求めよ(計算過程を記すこと). 《1 5 点》
(1) M(x)
P
A
C (材中央点)
l
28l
(2-1)  c 計算用 M 図と M  x 
図 -2
計算
(2-2)  a 計算用 M 図と M  x 
(3) a=
,c=
【3 】( 1 ) 図 - 3 のはりのたわみ v を求める微分方程式を記せ.座標の原点は左端の固定端にとること.( 2 ) 境界条件を記せ.( 3 ) たわみ関
数 v(x) を求めよ(x/ l でまとめること).( 4 ) 中央点(x/ l= 1 / 2 )のたわみを記せ.( 5 ) 曲げモーメント M(x) を式で記せ(x/ l でまとめ
ること).《1 5 点》
( 1 ) たわみ v(x) を求める微分方程式
w
w  x   30 x3
l
0
x
l
( 4 ) 中央点(x/ l= 1/2)のたわみ
w0
EI
( 2 ) 境界条件
( 5 ) 曲げモーメント M(x)(x/ l でまとめること).
図 -3
( 3 ) たわみ関数 v(x/ l でまとめること)
【4 】( 1 )講義に対する感想を下に記せ. ( 2 ) この試験の自己評価を 1 0 0 点を満点として記せ. 《1 0 点》
(1)
(2) 点
2015/08/04(火)4 限,5 限
担当 津田惠吾
②
問題・答案用紙 2 学籍番号 氏名
構造力学 II
【5 】たわみ角法を用いて図 - 4 の骨組の曲げモーメント図と変形の概略図を以下の手順で描け.梁には等分布荷重 w 0 が,柱には集中
荷重 1 2 w 0 l が作用している.ヤング係数は E とする.( 1 ) A B 部材,B C 部材の剛度を求めよ.( 2 ) A B 部材の剛比を1とした時の B C 材の
剛比を求めよ.( 3 ) M ab , M ba , M bc , M cb の式を記せ.( 4 ) B 点のたわみ角を求めよ.( 5 ) 曲げモーメント図を描け( 梁中央点,節点,支点
の曲げモーメントの値を記すこと).( 6 ) 変形の概略を描け. w0
B
12w0l
《1 5 点》
(3)
Mab =
C
l
E, 12I
E, 2I
l
A
Mba =
6l
図 -4
(1)AB部材の剛度
(5) 曲げモーメント図
Mbc =
Mcb =
BC部材の剛度
(4)
B点のたわみ角
(2)BC部材の剛比
(6) 変形図
【6 】図- 5 は荷重が作用したときの梁の曲げモーメント図である.このとき,( 1 ) 柱の曲げモーメント図(柱頭,柱脚の曲げモーメントの値
2 ) 柱および梁のせん断力,水平力H
を書くこと),(
1
, 水平力H
2
,( 3 ) 柱の軸力を圧縮を正,引張を負として記せ.答えは下図の括
弧「( )」の中に記せ.( 4 ) 1 層,2 層の層せん断力を記せ.また,節点方程式で柱の曲げモーメントが定まらない場合は,梁
の曲げモーメントの半分ずつを上下の柱が分担と仮定してよい.(注意:単位も書くこと)《1
5
H2
(
60kNm
120kNm
160kNm
80kNm
)
4m
(
H1
80kNm
160kNm
120kNm
点》
120kNm
60kNm
)
(
)
)
(
)
(
)
)
(
4m
120kNm
(
(
)
120kNm
6m
(2)せん断力,H
(1)柱の曲げモーメント図
6m
1,H 2
図 -5
1 階柱脚の曲げモーメントはすべて1 2 0 k N m とする.
(
) 【圧 ・ 引】
(
)
【圧 ・ 引】
(
)
(
【圧 ・ 引】
)
【圧 ・ 引】
(3)柱の軸力
(
)
(4)層せん断力
1層 【圧 ・ 引】
2層 【7 】図 - 6 の剛な梁を持つ骨組の曲げモーメント図と変形の概略図を以下の手順で描け.ヤング係数は E とする.( 1 ) A 柱,B 柱,C 柱の
水平剛性を記せ.( 2 ) A 柱,B 柱,C 柱の負担するせん断力の比を記せ.( 3 ) A 柱,B 柱,C 柱の負担するせん断力を記せ.( 4 )
柱頭の水
平変位,( 5 ) 骨組の柱の曲げモーメント図を描け( 柱頭,柱脚の曲げモーメントの値を記すこと)また,図中に各柱のせん断力の方
向を示す矢印を描き,せん断力の値を記せ.( 6 ) 変形の概略を描け.《1 5 点》
EI=∞
157H
4EI
12EI
B柱
9EI
h
C柱
(2) A柱:B柱:C柱
(3) A柱の負担せん断力 = : : B柱の負担せん断力 3h
C柱の負担せん断力 (4) 柱頭の水平変位 A柱
図 -6
(1)A柱の水平剛性 B柱の水平剛性 C柱の水平剛性 (5) 曲げモーメント 図
(6) 変形図