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S3 電磁気学第二
Midterm Exam
Date: Demember 4, 2015
Electromagnetism II
Professor Y.Tomita
1. (20 points)
(a) (10 points) 磁気的力 F (= qv × B) は各時刻で荷電粒子の運動方向 v/|v| に直角な
ので仕事は0となるため、荷電粒子の変位に関わらず仕事量 W は0となる。
√
√
(b) (10 points) N = n2 B( A)2 I1 = B(n2 A)2 I2 となるので、
I1 =
I2 =
N
n2 BA
N
n4 BA
を得る。
2. (25 points)
(a) (5 points)
一辺の長さが ℓ の正方形のアンペール閉ループを考え、その一辺がソレノイドの中
心軸と平行となるようにする。この四角形がソレノイドの外側にあるときにはアン
ペールの法則により磁場 B は0となることは明らか。また、この四角形の一辺が
内側にあり他の一辺がソレノイドの外側になるようにすると、ソレノイド内部の磁
場は対称性からソレノイドの中心軸に平行で紙面に向かう方向となる。そして、ア
ンペールの法則により、
Bℓ = µ0 nIℓ
から、磁場 B の大きさは
B = µ0 nI
となる。
(b) (10 points)
(a) の結果を用いて、単位長さ当たり
Φ
nBS
n(µ0 nI)S
=
=
= µ0 n2 S
I
I
I
を得る。ここで、Φ は単位長さ当たりソレノイドを貫く磁束である。
L=
(c) (10 points)
Lenz の法則からソレノイドの磁束の増加を打ち消すように平面回路に誘導起電力 E
が生じるので、磁束 Φ が単位長さ当たり
Φ = nBS = µ0 n2 IS = µ0 n2 atS
であることと、(a) あるいは (B) で得られた結果を用い、
dI
dΦ
= −L
dt
dt
d(µ0 n2 IS)
= −
dt
2
= −µ0 n aS
E = −
S3 電磁気学第二
Midterm Exam
Date: Demember 4, 2015
Electromagnetism II
Professor Y.Tomita
となる。
電圧計1と2の読み V1 と V2 は平面回路に生じる誘導起電力 E により回路に(a > 0
の場合)反時計回りの電流が生じる。(それによる磁束はソレノイドで増加する磁
束を打ち消す方向となる。)従って、
ER1
R 1 + R2
µ0 n2 aSR1
=
R1 + R2
V1 =
ER2
R1 + R2
µ0 n2 aSR2
= −
R1 + R2
V2 = −
を得る。
3. (15 points)
Ampére の法則を用いる。
• 0 < r < r1 :2πrB = 0 より、 B = 0 を得る。
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• r1 ≤ r ≤ r2 :2πrB = µ0 I より、B = µ0 I/2πr を得る。
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• r > r2 :2πrB = µ0 (−I + I) = 0 より、 B = 0 を得る。
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