解 答 解 説

⸃ ╵ ⸃ ⺑
第
1
問
国内総生産GDP
重要度
★★★
普
難易度
取組日
正
出
題
内
DATE①
月/
日
DATE②
月/
日
DATE③
月/
日
誤
容
国内総生産GDPに関する以下の記述のうち、最も適切なものの組み合わせを
下記の解答群から選べ。
a
夫婦のどちらかがもう一方に対して自宅介護を行う場合、そうした活動は国
内総生産GDPに含まれない。
b
中古車の販売は、帰属計算によって国内総生産GDPに含まれる。
c 物価が上昇し名目GDPの規模が変わらなければ、実質GDPは減少する。
d
名目GDP成長率が1%でインフレ率が3%である場合、実質GDP成長率
は2%である。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
6
エ bとc
オ bとd
イ
解 答
(配点4点)
本問は、国内総生産GDPに関する内容である。
解説
a
適切である。
自宅介護や主婦(夫)の家事労働は、国内総生産GDPには含
まれない。
b
適切でない。
中古車の販売は、自動車の所有者が変わっただけであり、新た
な付加価値が生み出されたわけではないので国内総生産GDPには含まれ
ない。
c
適切である。 実質GDPは、名目GDPを物価で除すことにより求められる。
d
適切でない。
実質GDP成長率=名目GDP成長率1%-インフレ率3%=
-2%
よって、a、cの内容が適切となり、イが正解である。
7
第
2
物価指数
問
重要度
★★☆
難易度
普
取組日
正
出
題
内
DATE①
月/
日
DATE②
月/
日
DATE③
月/
日
誤
容
物価指数に関する以下の記述のうち、最も適切なものを選べ。
ア
企業物価指数は、パーシェ式で算定され、国内における企業間での取引にお
ける物価の動向を把握するものであるため、貿易に関する内容は考慮されな
い。
イ
消費者物価指数は、ラスパイレス式で算定され、経済産業省が公表してい
る。
ウ
GDPデフレーターは、パーシェ式で算定され、比較年次の取引量をウェイ
トとする。
エ
企業向けサービス価格指数は、パーシェ式で算定される。
8
ウ
解 答
(配点4点)
本問は、物価指数に関する内容である。
解説
ア
適切でない。
企業物価指数は、ラスパイレス式で算定され、輸出や輸入は考
慮される。
イ
適切でない。
消費者物価指数は、ラスパイレス式で算定され、総務省が公表
している。
ウ 適切である。 GDPデフレーターは、パーシェ式で算定される。
エ
適切でない。
企業向けサービス価格指数は、企業間で取引されるサービスの
価格指数であり、ラスパイレス式で算定される。
よって、ウが正解である。
(参考)物価指数の計算方法
ラスパイレス式
(例)
基準年次 X財・・・P0=15 円
数量=8個
Y財・・・P0=20 円
数量=10 個
比較年次 X財・・・P1=12 円
数量=10 個
Y財・・・P1=30 円
数量=9個
パーシェ式
①
パーシェ式:比較年次の数量を用いる。
(比較年次P1)(比較年次X1) 12円 × 10個+30円 × 9個
=
パーシェ式=
(基準年次P0)(比較年次X1) 15円 × 10個+20円 × 9個
9
②
ラスパイレス式:基準年次の数量を用いる。
(比較年次P1)(基準年次X0) 12円 × 8個+30円 × 10個
=
ラスパイレス式=
(基準年次P0)(基準年次X0) 15円 × 8個+20円 × 10個
10
【MEMO】
11
第
3
問
貨幣乗数
重要度
★★★
難易度
易
取組日
正
出
題
内
DATE①
月/
日
DATE②
月/
日
DATE③
月/
日
誤
容
貨幣乗数に関する以下の記述のうち、最も適切なものを選べ。
ア
銀行の貸し渋りの状況が顕著になると、貨幣乗数は大きくなる。
イ
他の条件を一定にして、支払準備率(預金準備率)が上昇すると貨幣乗数
(通貨乗数)は上昇する。
ウ
他の条件を一定にして、金利が上昇すると貨幣乗数は低下する。
エ
現金預金比率が 0.2、支払準備率(預金準備率)が 0.1 のとき、貨幣乗数
(通貨乗数)は4になる。
12
エ
解 答
(配点4点)
本問は、貨幣乗数に関する内容である。
解説
ア
適切でない。
貸し渋りの状況が顕著になると、支払準備率(預金準備率)が
上昇するので、貨幣乗数は低下する。
イ
適切でない。 支払準備率(預金準備率)が上昇すると、貨幣乗数は低下する。
ウ
適切でない。
金利が上昇すると現金よりも預金が選好される。その結果、現
金預金比率が小さくなり、貨幣乗数は大きくなる。
エ
適切である。
貨幣乗数=(現金預金比率+1)/(現金預金比率+支払準備
率)
=(0.2+1)/(0.2+0.1)=4
よって、エが正解である。
13