遅発中性子を考えた場合での 中性子の増倍 即発中性子と遅発中性子 ごく稀に、核分裂片がβ崩壊したあとに中性子を放出する場合があ る→「遅発中性子」 (核分裂と同時に発生するのは「即発中性子」として区別) 即発中性子と遅発中性子 中性子数の時間変化を知るためには、中性子数に加えて、 遅発中性子を放出する核分裂片(遅発中性子先行核)の 数も考慮する必要がある。 遅発中性子を考慮した場合 全核分裂中性子のうち割合 が遅発中性子(を放出する先行核)で あるとする。 1 個 の中性子 1世代後 個の中性子 個の 先行核 個の中性子と先行核 中性子数をn、先行核数をCと記述した場合の、∆tにおける変動: ちなみにウラン235の熱中性子 核分裂の場合、 は0.0065程度 遅発中性子を考慮した場合 先行核を一種類と仮定し、その崩壊定数を とする。 ∆ 個の先行 核が崩壊して 中性子を発生 ∆ 経過後 個の先行核 ∆ 個 の先行核 が発生 遅発中性子を考慮した場合 即発中性子の生成 核分裂による 先行核の生成 先行核の崩壊による 遅発中性子の生成 崩壊による 先行核の消滅 遅発中性子を考慮した場合 反応度 、中性子生成時間 を用いて、 、 ではな く、 、 を用いて、上記の方程式を記述しよう。 遅発中性子を考慮した場合 遅発中性子を考慮した場合、中性子数の時間的振る舞い は複数の指数関数の和で記述される。
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