2015年12月8日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2015年11月28日~2015年12月4日の推移】 【1】為替動向 【カナダ・ドル 為替推移】 (2015年11月6日~2015年12月4日) 先週のカナダ・ドル円相場は上昇しました。先週カナ ダでは7-9月期GDP(国内総生産)が発表され市場予 想通りプラス成長に転じました。また、月次GDP、雇用 者数、貿易収支も発表され市場予想を下回る結果とな りましたが、カナダ・ドル円相場への影響は限定的でし た。先週はECB(欧州中央銀行)理事会の追加緩和策 の内容が市場予想を下回ったことや米国雇用統計が 堅調な結果であったことに市場の注目が集まり、ユーロ 高、米ドル高、円安が進行したことで、カナダ・ドル円相 場は上昇しました。 今週は、カナダでは住宅関連指標などが発表されま すが、注目度は低く、市場への影響は限定的と考えら れます。また、来週に米国でFOMC(米国連邦公開市 場委員会)の開催が予定されているため取引が手控え られ、為替は小動きになるとみています。 【2】金利動向 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 100 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) 92.13 カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 95 カナダ・ ドル 1.25 高 90 1.30 85 1.35 安 1.34 80 11/6 11/13 11/20 11/27 1.40 12/4 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【カナダ 金利推移】 先週のカナダ5年国債利回りは上昇しました。先週カ ナダでは金融政策決定会合が開催され、カナダ銀行 (中央銀行)は市場予想通り政策金利の据え置きを決 定しました。また、各種経済指標も発表されましたが、 材料視されず金利への影響は限定的でした。先週は ECB理事会が開催され追加緩和策が決定されましたが 市場予想を下回る内容であったため、失望売りから欧 州債の金利が大きく上昇しました。そのため、カナダ債 についてもこの動きに連れて、金利上昇となりました。 今週は、カナダでは住宅関連指標などが発表されま すが、注目度は低く、市場への影響は限定的と考えら れます。また、来週に米国でFOMCの開催が予定され ていることから、取引が手控えられ、金利は小動きにな るとみています。 (2015年11月6日~2015年12月4日) (%) 1.4 カナダ5年国債 1.2 1.0 0.92 0.8 0.6 11/6 11/13 11/20 11/27 12/4 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 12/1 12/2 12/4 12/4 12/8 12/10 四半期毎 毎月 毎月 毎月 毎月 2015年7-9月期 2015年10月 2015年11月 2015年11月 2015年10月 GDP(前期比、年率) 政策金利 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 住宅着工件数(年率、件数) 新築住宅価格指数(前年同月比) 2.3% 0.50% -27.6億カナダ・ドル -35.7千人 - -0.3% 0.50% -23.2億カナダ・ドル 44.4千人 198.1千件 1.3% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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