Column ご参考資料 「投資のヒント」 2016年2月23日 ※以下、UBSアセット・マネジメント提供のレポートをご紹介します。 CBは全天候型~市場環境の変化に適応 投資は先々を考えて 市場環境の変化への適応力がCBの強み 足もとの不安定な相場では、債券の特性により「下値抵抗力」を発揮 投資は先々を考えて 天気が変わるように、景気は良い時もあれば悪い時もあります。長期で運用することを考えた場合、市場環境は常に 一定ではなく、移り変わることを念頭に置く必要があります。この先の景気の行方が不透明だったり、激しく変わる 環境を乗り越えることが難しい場合などに上手に資産を運用するために、「分散投資」つまりバランスの良い運用が 重要です。 市場環境の変化への適応力がCBの強み CBは一定の条件で株式に転換できる権利の付いた「社債」です。このため株式と債券の両方の特性を合わせ持つ CB投資は実質的に株式と債券への分散投資であると言えます。 またCBは、株価が上昇する局面では株式の特性が強まり、株価に連動した値上がりが期待できます(=株式の特 性:価格上昇期待)。一方、株価が下落する局面では償還時に額面で戻ってくる(※)という債券の特性が強まり、CB 価格は下支えされます(=債券の特性:下値抵抗力)。 ※発行企業が倒産した場合等、額面で償還されないことがあります。 市場環境の変化に応じたCBの特性のイメージ CBは、市場環境(天気)の変化に応じて価格特性が変化する、適応力の高い全天候型の資産クラスです。 ← 市場環境 株価下落局面では 債券としての特性が 強くなり、「下値抵抗 力」を発揮 好景気 債券の 特性 株式の 特性 リスク 債券の 株式の 特性 特性 リスク 株価上昇局面では、株式 としての特性が強くなり、 株価に連動した「価格上昇 期待」が高まる 株 →価下落 株式の 特性 債券の 特性 → 転 ←換価格 CB は実質的に株式と 債券に分散投資してい るだけでなく、市場環境 の変化に応じた配分調 整機能を有していると 言えます。 不景気 株価上昇 CBの価格特性のうち、 「債券の特性」と「株式 の特性」のどちらが強 いかは、市場環境の変 化に応じて変化します。 リターン ※上記は例示をもって理解を深めていただくことを目的としたイメージ図であり、必ず上記のような動きになることを示唆、保証するものではありません。 当資料はUBSアセット・マネジメントの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開 示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/3 ご参考資料 足もとの不安定な相場では、債券の特性により「下値抵抗力」を発揮 世界の株式市場は昨年夏以降、中国経済の先行き不透明感の増大、原油価格の下落などから、調整局面を迎えて います。 こうした不安定な相場展開の中、グローバルCBは債券の特性が強まり、「下値抵抗力」を発揮しています。 2015年8月11日に中国人民元が実質的に切り下げられ、想定以上に中国経済の成長が落ち込んでいるとの懸念が広 がって以降、足もとまでの騰落率(2015年8月10日~2016年2月10日、米ドルベース)は、先進国株式の▲14.9%に対し て、グローバルCBは▲9.3%の下落に留まっています。 各資産の推移(米ドルベース) 110 各資産の騰落率(米ドルベース) (2015年8月10日~2016年2月10日) (2014年8月29日~2016年2月10日、日次) グローバルCB 先進国株式 (%) グローバルCB 先進国株式 0 105 100 -10 -9.3% 95 -14.9% 90 -20 ※各インデックスは基点を100として指数化 85 14/8 15/2 15/8 (年/月) (ご参考) グローバルCBの株価連動率の推移 株価連動率(デルタとも言います)は、CBの値動き が株式の値動きにどの程度連動するかの目安を示 すもので、数値が大きいほど株式に近い値動きにな ると想定されます。 株価連動率は一定ではなく、株価上昇局面では株 価連動率は高まり、株価下落局面では株価連動率 は低下する傾向にあります。 過去の推移を見ると、株価の上下に伴って株価連 動率は上下しており、株価調整局面を迎えている現 在は株価連動率は低下しています。 グローバルCBの株価連動率(デルタ)と 先進国株式インデックス(米ドルベース)の推移 (2006年1月末~2016年1月末、日次) (%) 250 70 先進国株式(左軸) デルタ(右軸) 200 60 150 50 100 40 16年1月末 デルタ:42.7% 50 0 06/1 ※先進国株式は基点を100として指数化 08/1 10/1 12/1 14/1 30 20 (年/月) ※当ページで使用したインデックスは以下のとおり。 グローバルCB:トムソン・ロイター・グローバル・バニラ・CB・インデックス、先進国株式:MSCI ワールド・インデックス(配当込み) (出所)Bloomberg ※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。 当資料はUBSアセット・マネジメントの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示 書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/3 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料はUBSアセット・マネジメントの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる 情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料はUBSアセット・マネジメントの情報を基に三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開 示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 3/3
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