静岡市職員の任用に関する規則の一部改正(案)の概要 1 趣旨 「地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律(平成 26 年5月法律第 34 号。以下「改正法」という。 ) 」が公布され、施行日が平成 28 年4月1日とされた。 この改正法の施行に伴い、 「静岡市職員の任用に関する規則」を改正する必要がある。 2 規則案の概要 (1)採用に係る競争試験及び選考について 改正法では、能力本位の任用制度を確立するため、職員の任用の根本基準として、「職 員の任用は、受験成績、人事評価その他の能力の実証に基づき行われなければならない」 (改正法第 15 条)とされ、職制上の段階に応じ職務を遂行するうえで発揮することが求 められる標準職務遂行能力を任命権者が定める(改正法第 15 条の2)とされた。 このことから、改正法に基づき、職員の採用に当たっての競争試験及び選考(以下「試 験等」という。 )について、対象者が有する標準職務遂行能力及び当該任命しようとする 職についての適性の有無を判定する必要があるため、本規則に定める試験等の方法を改 正しようとするものである。 (2)採用候補者名簿について 職員の採用に係る競争試験をした際には、人事委員会が採用候補者名簿(以下「名簿」 という。 )を作成し、任命権者は、人事委員会が提示する名簿から採用者を決定する。 改正前の地方公務員法では、競争試験の合格点以上を得た者を得点順とし採用予定者 に4人を加えた人数を名簿に記載することとされていたが、改正法では合格点以上を得 た者を名簿に記載することとされた。 このことから、本規則では、4人加えた人数を名簿に記載することを取りやめ、従来 と同じく合格点以上の得点を得た者を高得点順に名簿に記載するよう整理するとともに、 採用候補者の付加提示等の規定を削除し所要の改正をしようとするものである。
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