大成建設、新国立競技場案が採用 JX・東燃ゼネ、2カ月連続ランクイン

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プラス記事 15%増、ニュートラル・マイナス記事 14%減
大成建設、新国立競技場案が採用
JX・東燃ゼネ、2カ月連続ランクイン
12月度のプラス評価は96億149万円、ニュートラ
背景や世界のエネルギー市場でのシェア争いなどに
ル・マイナス評価は38億3004万円だった。前月と比
ついて解説した。
較するとプラス換算値は15%増、ニュートラル・マ
10位ホンダは、
『ホンダジェット』の話題が注目を
イナスは14%減だった。12月は、日産自動車とルノ
集め、
「販売」の換算値比率が37%を占めた。米連邦
ーの経営をめぐる話題や、石油元売りの経営統合や
航空局から安全性能の形式認証を取得したことが10
電機の事業統合の動きなど、
「提携・合併」の話題で
日夕刊から11日にかけて全紙で記事化され、その後
換算値が伸びた企業が目立った。
米顧客への1号機納入も報道された。日経は「ビジ
1位大成建設は、2020年東京五輪のメイン会場と
ネスTODAY」で競合する米セスナ社やブラジル
なる新国立競技場の設計案が採用されたことが大き
のエンブラル社製小型ジェット機との性能比較を掲
く報道され、換算値が3億6000万円を超えてトップ
載し、
「価格は競合より高いものの、燃費性能や最大
に立った。
時速、最高巡航高度もクラス最高水準に位置する」
7位JXホールディングスと8位東燃ゼネラル石
と評価した。読売は、
「開発の難航により一時は撤退
油は2カ月連続のランクインで、両社とも前月より
も検討したが、GEとの協業などで事業化にこぎ着
順位を上げた。両社は3日に経営統合で基本合意し、
けた」と開発の背景を紹介した。
同日夕刊から4日にかけて社長会見が一斉に報道さ
18位JTは、2007年11月以来8年1カ月ぶりのラ
れた。日経は4日の社説で「統合に踏み出す両社の
ンクインとなった。読売が「JT30年ズームイン」
決意を評価したい」と取りあげたほか、
「石油ガリバ
を連載し、1985年の民営化から30年となった同社の
ーの勝算・JX東燃ゼネ統合」を連載して、統合の
成長戦略について4回にわたり解説した。
■プラス記事掲載ランキング
順位
企業名
換算値:千円
換算値
主要な掲載要因
1 大成建設
365,743 新国立競技場の設計案の採用が決定。「販売」81%、「生産」15%。
2 日産自動車
244,196 仏政府による経営介入問題で、経営の独立性を保つことで仏政府と合意。
3 関西電力
235,497 福井地裁が高浜原発の再稼働差し止め仮処分を取り消し、16年1月再稼働へ。
4 JR東日本
206,772 山手線の品川−田町間に建設予定の新駅を朝日が特集。
5 ルノー
171,809 仏政府による経営介入問題で、経営の独立性を保つことで仏政府と合意。
6 トヨタ自動車
170,993 読売「@CARS」に『レクサスRX』が登場。4代目『プリウス』発売。「商品」38%。
7 JXホールディングス
164,525 東燃ゼネラル石油との経営統合を発表。「提携・合併」86%、「社長・会長」6%。
8 東燃ゼネラル石油
157,803 JXホールディングスとの経営統合を発表。「提携・合併」91%、「販売」5%。
9 J・フロントリテイリング
157,793 日経「私の履歴書」に奥田務相談役が登場。「人」96%。
10 ホンダ
116,482 『ホンダジェット』が米で安全性能の形式認証を取得し、1号機を納入。
11 大丸
114,091 日経「私の履歴書」に奥田務氏が元社長として登場。「人」85%。
12 JR東海
110,431 リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事が着工。朝日「東京五輪物語」など。
13 富士通
101,624 東芝・VAIOとパソコン事業統合で交渉開始と報道された。「提携・合併」87%。
14 東芝
98,725 パソコン事業で富士通・VAIOと統合交渉を開始と報道された。「提携・合併」69%。
15 三菱商事
94,636 読売「言葉のアルバム」に小島順彦会長が登場。「社長・会長」32%。
16 パナソニック
91,857 米の業務用冷蔵庫大手を買収。中国で車載電池工場を新設。
17 全日本空輸
87,122 男子フィギュアスケートの羽生結弦選手がGPファイナルで世界最高点を更新。
18 JT
80,814 読売が「JT30年ズームイン」を連載。「提携・合併」31%、「経営」26%。
19 マイクロソフト(米)
80,773 朝日主催の「ビル・ゲイツと語る日本、未来」に創業者のビル・ゲイツ氏が登場。
20 ゆうちょ銀行
79,159 政府の民営化委が貯金限度額の引き上げを容認、上限1300万円に。
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