News Release 平 成 27 年 4 月 14 日 消費者支援機構関西とレンタルブティックひろとの間の裁判上の和解について 消費者契約法第 39 条第1項の規定に基づき下記の事項を公表する。 記 1.判決(確定判決と同一の効力を有するもの及び仮処分命令の申立てについて の決定を含む。)又は裁判外の和解の概要 (1)事案の概要 本件は、適格消費者団体である特定非営利活動法人消費者支援機構関西 (以下「原告」という。)が、株式会社レンタルブティックひろ(以下「被 告」という。)に対し、ウェディング用衣装のレンタル契約が消費者の都合 により、契約日から挙式日 30 日前までに解約された場合に、被告が契約金 額の 30%の解約料を申し受ける旨の契約条項(以下「本件解約料条項」とい う。)が消費者契約法第9条第1号の規定により無効であるとして、本件解 約料条項を内容とする意思表示の差止め等を求めた事案である。 (2)結果 平成 27 年3月 16 日、原告と被告との間で、別紙のとおり裁判上の和解が 成立した。 2.適格消費者団体の名称 特定非営利活動法人消費者支援機構関西 理事長 榎 彰德 3.事業者等の氏名又は名称 株式会社レンタルブティックひろ 代表取締役 山口 朋宏 4.当該判決又は裁判外の和解に関する改善措置情報(※)の概要 なし 1 (※) 改善措置情報とは、差止請求に係る相手方から、差止請求に係る相手方の行 為の停止若しくは予防又は当該行為の停止若しくは予防に必要な措置を採っ た旨の連絡を受けた場合におけるその内容及び実施時期に係る情報のことを いう(消費者契約法施行規則第 14 条、第 28 条参照)。 以上 【本件に関する問合せ先】 消費者庁消費者制度課 電話:03−3507−9264 URL:http://www.caa.go.jp/planning/index.html 2 (別紙) 和 解 条 項 1被 告 は,平 成27年4月1日 以降,消 費者 との 問で貸衣 装契 約(被 告 の提携 事 業 者 を経 由 した ものを含 む。 以下 同 じ。)を 締 結す るに 当た り,消 費者 か らの 申入れ に よる解約 に伴 い 消費者 が負 担す べ き金 銭(以 下 「 取 消料 」 とい う。)に つ いて, 別紙 契約条 項(変 更 前)記 載 の条項 を内容 とす る契約 を締結 しな い。 2被 告 は,平 成27年4.月1日 別 紙契約 条項(変 3被 限 り,貸 衣装 契約 に係 る取 消料 につ いて の約 定 を, 更 後)記 載 の とお り変 更す る。 告 は,原 告 に対 し,平 成27年4月1日 契約 書用 紙(「 限 り,第1項 の契約 条項 が記載 され た ご契約 規 定」 と題 す る書 面)を 廃棄 し,同 日以後 これ を使用 しない こ とを約 束す る。 4被 告 は,原 告 に対 し,本 和解成 立 の 日の翌 日か ら起算 して7日 以 内に,被 告 の従 業員 に対 し,書 面 を交付 す るな ど して以 下の事 項 を周 知 させ るこ とを約 束す る。 (1)消 費者 との 間の貸衣 装 契約 につい て,平 成27年4月1日 ての約 定 を,第2項 の契約 条項 に変 更す るこ と。 (2)消 費者 との間 の貸衣 装契 約 につい て,第1項 紙(「 限 り,取 消料 につ い ご契 約規 定 」 と題 す る書 面)を の契 約 条項 が記載 され た契約 書用 平成27年4H1日 以 降使 用 しな い こ と, 及 び 同契約 書用 紙 を同 日限 り速や か に廃 棄 す る こ と。 5被 告 は,原 告 に対 し,第1項 ない し第3項 を誠 実 に実行 す る こ とを約 束 し,そ れ がで きなか った場 合 に は,以 下 の金員 を支払 う。 (1)被 告 が,第1項 につ いて,消 と異 な り,平 成27年4月1日 費 者 との問 で別 紙 契約 条 項(変 以 降,貸 衣装 契約 に係 る取消料 更 前)記 載 の条 項 を 内容 とす る契 約 を締 結 した場 合,当 該 契約 の 当事 者 となっ た消費者1人 (2)被 告 が,第2項 と異 な り,平 成27年4月1日 につ い て の約 定 を別 紙 契約 条 項(変 更 後)記 3 当た り10万 円。 限 り,貸 衣装 契約 に係 る取 消料 載 の とお り変 更 しな か った場 合, 同.月2日 以 降,第2項 た り10万 (3)被 と異 な り,平 成27年4月1日 され た契約 書用 紙(「 6被 当 円。 告 が,第3項 月2日 に従 い取 消 料 に つ いて の約 定 の変 更 を行 うま で,1日 限 り,第1項 ご契約 規 定」 と題 す る書 面)を 以 降,同 契約 書用 紙 を廃棄 す るまで,1日 の契約 条項 が記載 廃 棄 しな か っ た場 合,同 当た り10万 円。 告 は,原 告 に対 し,今 後 も消費者 か ら貸 衣装 契約 に 関 して 苦情 や 相談 等 が あっ た場合 には,そ の解決 に向 け,真 摯 に対応 す る こ とを約 束す る。 7原 告 は,そ の余 の請 求 を放 棄す る。 8原 告 と被告 は,原 告 と被告 の間 には,本 件 に関 し,本 和 解条 項 に定 め る もの の ほ か,何 9訴 らの債 権債務 がない こ とを相互 に確認 す る。 訟費 用 は各 自の負 担 とす る。 以上 4 別 紙 契約条項(変 更前) 被 告 と消費 者 との問 で締 結 され る貸衣装 契約(被 含 む。)に 告 の提携 事業者 を経 由 した もの を おい て,消 費者 か らの 申入 れ に よる解 約 の場 合 に,下 記 の取 消料 を申 し受 け る旨の約 定。 記 無 料 契約 日∼契約7日 目まで の解 約 30% 契約8日 40% 利 用 日29日 50% 利 用 日9日 前 ∼利 用 日2日 前 ま での解約 80% 利 用 日前 日の解約 100% 利 用 日当 日の解約 衣 装代 金(プ 目∼利 用 日30日 前 まで の解 約 前 ∼利 用 日10日 ラ ン利用 の場 合,プ 前 までの解約 ラ ン利 用金額)に 対 して。 ただ し,同 種 商 品 の品替 えにつ いて は適用 しない。 以上 5 別 紙 契約条項(変 更後) 被 告 と消費者 との問 で締結 され る貸衣 装 契約(被 告 の提携 事業 者 を経 由 した もの を 含む。)に お いて,消 費者 か らの 申入れ に よる解約 の場 合 に,下 記 の取 消料 を 申 し受 ける 旨の約 定。 記 無 料 5%契 契 約 日∼契 約7日 約8日 目∼利 用 日300日 (ただ し,契 約 日か ら60日 15%利 用 日299日 (ただ し,契 約 日か ら60日 25%利 目までの解約 用 日239日 (ただ し,契 約 日か ら60日 前 ま での解約 を経過 してい る場 合,10%) 前 ∼利 用 日240日 前 ま での解 約 を経過 してい る場合,20%) 前 ∼利用 日180日 前 ま での解約 を経 過 してい る場合,30%) 30% 利 用 日179日 40% 利 用 日29日 50% 利 用 日9日 前 ∼利 用 日2日 前 まで の解 約 80% 利 用 日前 日の解 約 100% 利 用 日当 日の解 約 衣装 代金(プ ラン利 用 の場合,プ 前∼利 用 日30日 前 ∼利用 日10日 前 ま での解 約 前 まで の解 約 ラ ン利 用 金額)に 対 して。 た だ し,同 種商 品 の品替 えにつ いて は適 用 しない。 以上 6
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