保証契約条項 - 株式会社フリームジャパン

㈱フリームジャパン経営コンサルティング付家賃保証システム契約条項
第1条 本契約の成立
渡しの強制執行による場合も含む。)までの期間(但し、その期間は最長6ヶ月に限定さ
1 本契約書記載の甲、乙、丙及び丁は、この株式会社フリームジャパン保証契約条項に
れる。)に発生したものに限定される。
従い、「経営コンサルティングサービス付き保証契約」(以下「本契約」という。)を締結する。
第7条 保証対象外
2 甲・乙及び丙は、丁に対して下記の事実が真実かつ正確であることを表明し、現在および
次の各号に該当するものは、保証対象外とする。
将来にわたって保証する。
1 賃料等の遅延損害金
①本契約書に記載された一切の事項
2 解約通知義務違反による損害金
②乙が本契約書記載の申込み物件(以下「本件物件」という。)を自ら使用し、第三者
3 早期解約による損害金
(家族・従業員などの占有補助者を除く。)に使用させないこと。
4 賃借人の責めに帰すべき事由により生じた滅失または毀損にかかる損害賠償金
③乙及び丙自らが、本契約書の自署欄に署名していること
5 賃借人または入居者・使用者・利用者の失火によって生じた損害金
④乙が借家人賠償責任特約又は個人賠償責任特約付火災保険に加入し、継続すること
6 鍵の交換に係る費用
3 下記事由がある場合、本契約は成立しないものとする。
7 賃借人の退去時における修繕費、及びクリーニング等にかかる費用
①本契約書に丁から発行される「契約番号」の記載がないとき
8 賃借人が刑事事件等により当局に身柄拘束され、かつ家宅捜索等で直ちに本件物件を
②本契約書の賃料その他各欄記載の金額が訂正され、丁が本契約の不成立を甲又は
明け渡すことが困難になった場合の賃借人身柄拘束後に発生した賃料など
乙のいずれかに遅滞なく通知したとき
9 保証債務発生要因が、火災・天災地変・戦災・争乱などによる場合
③丁が本契約書を含むすべての必要書類を受け取っていなかったとき
10 賃借人が本件物件に瑕疵があることを理由に賃料の支払いをせず訴訟等に至った場合
4 甲及び乙は、本契約書記載事項の全部または一部が本物件についての賃貸借契約
11 賃貸人と賃借人との間で、賃貸人の責めに帰すべき事由によるトラブルが発生し、これ
(以下「原契約」という。) の定めと異なる場合でも、これをもって丁に対抗することができ
を理由に賃借人が賃料等の支払いを拒絶した場合、その原因が発生した日以降の賃料等
ないものとする。
12 駐車場の賃貸人と本物件の賃貸人が相違した場合の駐車場使用料
第2条 特別預託金
13 税金等の滞納により、車両がタイヤロック等の手段で移動できなくなった場合の、その
1 乙は、丁が特に必要と認めて乙に請求をした場合には、丁に対し、17条【本件連帯保証
期間に発生した賃料
債務の履行】第2項及び第18条【償還義務】に基づく償還債務の担保として、本契約書記載
14 火災保険等の保険料
の金額を特別預託金として預託するものとする。
15 原契約更新に要する一切の費用
2 前項の規定に基づいて丁に特別預託金が預託されたときは、丁は乙に対し、前項の特別
第8条 免責要件
預託金のうち、前項の償還債務の弁済に充当されたものを除いた残額を、本契約に基づく丁
賃貸人に次の各号のいずれかに該当する事由があるとき、当社は保証金の支払い義務を
の責任が消滅した後速やかに、一括して返還するものとする。但し、預託期間中の利息は、こ
負わないものとする。また同時に本契約上の一切の債務が消滅するものとし、当社が保
れを付さないものとする。
証の処理を行っていた時でも、その処理を停止し遡及的に保証は消滅するものとする。
第3条 本契約に基づく丁の責任の発生
1 当社に事故報告をしているにもかかわらず、当社の承諾なく支払い計画を賃借人との
本契約に基づく丁の責任は、丁が所定事項の記載された本契約書を含む全ての必要書類を
間で取り交わした場合
受領し、かつ、丁が第11条【初回保証委託料】第1項に規定する初回保証委託料及び前条第1
2 賃借人の債務不履行の存在及び虚偽の事実を知りながら、本契約を締結させた場合
項に規定する特別預託金の全額を受領した時点から発生する。
3 当社の承諾なくして、賃借人と原契約等を私的に処理し、その後当社に対して保証金
第4条 連帯保証契約1
の支払いを請求した場合
丁は、乙が甲に対して負担する原契約上の債務のうち、下記6条【連帯保証委託契約及び
4 賃貸人またはその代理人が賃料等の未納を把握している状態で、当社に報告せず、
連帯保証債務の範囲】に定める範囲について連帯保証する。
賃借人と賃貸人若しくはその代理人にて、原契約等の解除、解約または本件物件の
第5条 連帯保証契約2
明渡を行った場合
1 丙は、乙が丁に対して負担する本契約上の債務を連帯保証する。
5 賃貸人からの報告に虚偽があった場合
2 丙が甲に対して原契約上の債務につき保証した場合において、丁と丙との間の求償の
6 賃借人に原契約上の信頼関係を破壊するに足りる賃料不払い等があり、当社が要請
関係は以下の通りとする。
したにも関わらず、賃貸人が原契約を解除せず、または建物明渡請求訴訟を提
① 丁が第17条【本件連帯保証債務の履行】第1項の弁済をしたときは、丙は、丁に対し、
起しない場合
第17条2項の求償金全額を償還するものとする。
7 賃貸人または代理人が、賃借人による名義貸しの事実を知りながら本契約を締結し
②丙が甲に対して弁済をしたときは、丙は丁に対し、何らの求償をしないものとする。
た場合、または転貸を認めた場合
第6条 連帯保証委託契約及び連帯保証債務の範囲
8 賃貸人について破産手続きが開始され、または本物件が差し押さえられたとき
1 乙は丁に対し、乙が甲に対して負担する原契約の債務のうち、以下に定める債務につい
なお、これらの場合、破産手続き開始前、差し押さえ前に既に発生していた未納賃料
て連帯保証することを委託し、丁はこれを受託する。但し、別途丁の指定する様式による変更
等についても保証の範囲外とする。
がない限り、いずれも本契約書の各欄記載の金額を上限とする。(但し、消費税の税率変更に
9 当社の承諾なく、保証金または敷金を返還した場合
伴う金額の変更については、特段の様式による変更は不要とする。)
第9条 契約期間
イ 賃料、管理費・共益費、駐車場使用料その他本契約書記載の定額の金員(以下「賃
1 本契約は、原契約の存続期間(原契約が更新された場合には、更新後の期間を含む。)
料等」という。)の支払い債務
中に限り、存続するものとする。
ロ 水道費などの月々によって変動することが予定されている費用(以下「変動費」とい
2 前項の定めに係わらず、原契約終了後も丁が建物明渡済みまで引き続き第6条
う。)の支払い債務のうち、本契約書の「変動費上限」欄に記載した金額の範囲(以下
【連帯保証委託契約及び連帯保証債務の範囲】第1項のハの賃料等相当損害金の支
「変動費上限額」という。)の支払い債務。
払い債務を保証することとなる時は、本契約は当該建物明渡日まで存続するも
ハ 原契約終了日の翌日から本件物件明渡済みまでの各月分の賃料等に相当する
のとする。但し、原契約終了後、新たな賃貸借契約(再契約を含む)の締結その他事
各損害金(以下「賃料等相当損害金」という。)の支払い債務。
由により乙が新たに引き続き本件物件を使用する正当な権利を取得したときは、その
2 本契約において、前項ハの賃料等相当損害金の月額は、原契約の最終月の賃料等に
取得のときに本契約は終了する。
相当する金額とし、乙及び丙はこれに異議を述べない。
3 前2項の定めに係わらず、甲は丁の指定する様式による解約申し入れの意思表示を
3 負担金の保証範囲からの除外
もって、前2項の期間内に本契約を終了することができるものとする。
第1項のイ・ロ及びハの金銭(以下「負担金」という。)のうち、下記負担金について
4 乙は甲の書面による承諾を得た場合を除き、本契約を解除できないものとする。
は、丁が本条第1項において保証する範囲から除外されるものとする。
5 乙は保証委託契約のみを解除できないものとする。
① 乙が負担金の支払いを遅滞した日(賃料等相当損害金については、本契約においては、
第10条 保証の消滅
賃料等の支払期限をもって賃料等相当損害金の支払い期限とみなす。)の翌日から起算
火災・天災地変・戦災・争乱等で本件物件を通常の用に供することが不能となった場合、
して10日以内に、丁の指定する様式による第13条【賃貸人の義務】第1項①の通知
または都市計画等により、本件物件が収用または使用を制限され、原契約を継続すること
(書面または丁のウェブサイト上の延滞報告によるものに限る。)がなかったときに
が不能となった場合、本契約は消滅する。
おける、当該怠った通知に係る負担金。
第11条 初回保証委託料
②専ら甲の都合により原契約の解除及び建物明渡しが遅れたときにおける、その遅れ
1 乙は丁に対し、第6条【連帯保証委託契約及び連帯保証債務の範囲】第1項の連帯保
た期間に発生した負担金。
証委託契約に伴う契約開始日から1年間(以下「初回保証年」という。)の保証委託料(
③原契約終了の日に先立ち、建物明渡しがあった時における、建物明渡しの日の
以下「初回保証委託料」という。)として、1ヶ月分の賃料等及び変動費上限額の合計金額
翌日から原契約終了の日までの賃料及び変動費
として本契約書の所定欄に記載した金額(但し、この金額が12万円未満のときは、12万
4 賃料等相当損害金の保証範囲の限定
円。以下「合計基準額」という。)を基準として丁が決定し、本契約書の「初回保証委託料」
丁が本条第1項ハにおいて保証する賃料等相当損害金の範囲は、甲が丁の指定する様式
欄に記載した金額を、本契約締結時に支払うものとする。なお、ここでいう「契約開始日」
により、第13条【賃貸人の義務】第1項③の通知(書面またはウェブサイト上の延滞報
とは、本契約書記載の賃貸借契約期間の始期(以下「開始日」という。)を言うものとする
告によるものに限る。)をなした日の翌日から、乙が甲に本件物件を明渡した日(明け
が、開始日以降に本契約申込みがあった場合、本契約書に開始日が記載されていない場合、
その他の開始日によることが相当でない事情がある場合には、契約番号の発効日をもって
第16条 保証受託者等の原契約解除権
「契約開始日」とみなす。
1 丁は、乙に下記事由が生じたときは、無催告にて原契約を解除できるものとし、甲・乙及
2 初回保証委託料は、本契約が1年以内に終了した場合でも、返還されないものとする。
び丙は、この場合に丁が原契約についての解除権を行使することに対して、異議はない
第12条 継続年間保証委託料
ことを確認する。
1 初回保証年を経過する場合には、乙は丁に対し第3項で定める金員(但し、契約期間
①乙が支払いを怠った賃料及び変動費の合計額が賃料3ヶ月分以上に達したとき
の途中で変更された場合は、第3項の基準日の翌日時点の金額を言う。)を初回保証年の
②乙が年間保証委託料の支払いを2ヶ月以上遅滞したとき
満了日の翌1年間(以下「継続保証年」といい、初回保証年と併せて「保証年」という。)
③乙が破産手続き開始、特別清算開始、民事再生手続き開始又は会社更生手続き
の保証委託料(以下「年間保証委託料」という。)として支払うものとし、以後も同様と
開始の申立をなしたとき又は申立をなされたとき
する。
④ 乙が1ヶ月以上、その居所及び理由を明らかにせずに本件物件を使用しなかったとき
2 年間保証委託料は、本契約が保証年の途中で終了した場合(第9条3項の解約申し入れ
⑤乙が本契約締結に係る申込書及び本契約書に事実と異なる虚偽の表示をしたとき
又は同条4項の解除により終了した場合を含む。)でも、返還されないものとする。
⑥乙が第14条【賃借人の通知・報告義務】の通知・報告を怠ったとき
3 本条第1項により支払う年間保証委託料の金額については、基準日前1年間において丁
2 丁による前項の解除は、乙に対する意思表示によってするものとし、甲に対しては、
が乙のために保証債務を履行した回数が
原契約を解除する旨通知すれば足りるものとする。
0回または1回の場合には、 6万円
3 民法第540条第2項の定めに係わらず、前項の解除の意思表示は、乙の同意を得た
2回以上の場合には、 12万円
うえで、甲に通知することにより撤回することができるものとする。
とする。ここでいう「基準日」とは、当該継続保証年の直前の保証年が満了する日の
4 乙が賃料の支払いを3ヶ月分以上怠り、丁が3ヶ月以上分の賃料に相当する保証債務
1ヶ月前の日の属する月の末日をいう。
を履行したことなどにより、乙に賃料の支払い能力がないことが明らかとなり、原契
第13条 賃貸人の義務
約における甲乙間の信頼関係が破壊された場合には、原契約の定め及び丁による保証
1 甲は、下記の事由が生じたときは丁に対して遅滞なくその旨を通知するとともに、その
債務の履行の有無にかかわらず、甲は無催告にて原契約を解除することができるもの
時点までに乙が支払いを怠っている賃料等及び変動費の額並びに賃料等相当損害金の額
とする。
等の状況を具体的に報告するものとする。
5 乙・丙及び丁は、前項の場合に甲が原契約についての解除権を行使することに対して、
①乙が賃料等及び変動費の支払いを遅滞したときまたは甲に賃料と相当損害金が発生し
異議はないことを確認する。
たとき
第17条 本件連帯保証債務の履行
②甲が丁に連帯保証債務の履行を請求した場合において、その請求分についてその請求
1 乙が原契約に基づき負担する債務の履行の全部又は一部を遅滞したため、丁が甲から
以前に乙から支払いがあったことが判明したとき、又は請求後に乙から支払いがあった時
本契約に基づき保証債務の履行を求められたときには、丁は、乙に対して、民法所定の
③原契約が解除その他の事由によって終了したとき
事前の通知をすることなく、当該保証債務の履行を行うことができる。
④乙が本件物件から退去したとき
2 丁が前項の保証債務の履行を行ったときは、乙及び丙は、丁に対し、前項の履行額及び
⑤本契約締結に係る申込書・本契約書記載事項などに変更が生じたとき
これに対する乙が債務の履行を怠った日の翌日から支払い済みまで年14.6%(年3
2 甲が前項の通知・報告義務を怠ったことによって未払いの賃料等、変動費及び賃料等
65日の日割り計算)の遅延損害金、その他弁済に要した費用(振込事務手数料1回1
相当損害金の額が増加した場合には、その増加分については、丁は連帯保証責任を負
000円(税抜)を含む)の全額を直ちに償還するものとする。
わないものとする。
3 乙が原契約に基づき負担する債務を履行した場合であっても、原契約上の支払い期限
3 甲が丁に連帯保証債務の履行を請求し、丁からその履行を受けた場合において、その
を徒過し、甲が丁に連帯保証債務の履行を請求した後になされたものであるときは、乙
請求以前に甲が乙から賃料等、変動費及び賃料等相当損害金の支払いを受けいていた
は、丁による連帯保証債務の履行に先立って、自己の債務を履行し、その旨を書面で丁に
とが判明したときは、甲は、丁に対し丁の履行額を直ちに返還するとともに、丁によ
通知しない限り、前項の償還義務を免れることはできない。この場合において、丁が甲か
る連帯保証債務の履行に要した費用として、1回1000円(税抜)を支払う。
ら金銭の償還を受けたときは、これによって丁が利益を受けた限度において、乙から
なお、これらの支払いに要する費用は甲の負担とする。
の償還があったものとみなす。
第14条 賃借人の通知・報告義務
4 丁から第2項に基づく償還請求を受けた場合について、乙及び丙は、甲に対する抗弁
1 乙は、本契約書記載事項に変更が生じた場合には、遅滞なくその旨を丁に対して通知す
をもって、丁への支払いを拒むことはできないことを予め承諾する。
るとともに、変更内容を具体的に報告するものとする。
第18条 償還義務
2 乙が、その氏名、住所及び連絡先につき、前項の通知を怠ったため、丁からなされた通知
1 乙及び丙は、丁に対し、前条第2項に規定するもののほか、丁が後記第20条【建物明
又は送付された書類とが延着又は到達しなかった場合には、通常到達すべき時に到達し
渡手続き】乃至第22条【動産類の搬出及び処分】に基いて負担した費用の全額を直ちに
たものとみなす。
償還するものとする。
3 乙は下記事由が生じたときは、遅滞なくその旨を丁に対して通知するものとする。
2 乙または丙の弁済した金額が、本契約から生じる債務の全額を消滅させるに足りないと
①乙が賃料等及び変動費の支払いを遅滞したとき又は甲に賃料等相当損害金が発生
きは、丁が適当と認める順序・方法により充当することができるものとする。
したとき
3 乙又は丙は、将来本契約から生じる債務の弁済に充当するため、丁に対し、本契約から
②原契約が解除その他の事由によって終了したとき
生じる債務の全額を超えて預託できるものとし、本契約から生じる債務の全額を超えて
③ 乙が本件物件から退去したとき
金銭の支払いがあったときは、丁はかかる金銭の預託として扱うことができるものとす
④乙が2週間以上本件物件を使用しないとき
る。なお、預託金には利息は付さない。
第15条 本契約の解除
4 前項の預託金については、これを支払った者から返還請求があった場合には、丁は直ち
1 丁は、本契約書記載事項の全部または一部が本契約締結に係る申込記載事項又は原契
に返還に応じる。なお、その返還に要する費用(振込事務手数料1回1000円(税抜)
約の定めと異なる場合には、本契約を取り消すことができるものとする。
を含む)は返還を受ける者の負担とする。
2 丁は下記事由が生じた場合には、甲に対し相当な期間を定めてその是正を求めることが
第19条 事前求償
でき、その期間内に合理的な理由なく是正されないときは、本契約を解除することがで
1 丁は、乙が原契約上の賃料等若しくは変動費又は賃料等相当損害金の支払いを怠った
きる。
とき、又はその他求償金の保全を必要とする事情があるときは、保証債務の履行前で
①甲に第13条【賃貸人の義務】第1項⑤に規定する事由が生じ、丁が所定の措置(契約
あっても、乙及び丙に対して、事前に求償権を行使することができるものとする。
書の書き換えを含む。)を講じるよう求めたが、甲がこれに応じない場合
2 丁が前項により乙に対して求償権を行使した場合について、乙は丁に対し、民法第
②甲が本契約書の条項に違反し、その違反程度が著しい場合
461条に基づく抗弁権を主張できないことを予め承諾する。但し、乙が甲に対して
3 丁は、下記事由が生じたときは、無催告にて本契約を解除することができるものとする。
弁済したときは、これに対する求償権は消滅する。
①第1条【本契約の成立】第2項により規定された表明、保証を行った事項に関し、違反
第20条 建物明渡手続き
したことが判明したとき
1 丁は原契約が解除その他の事由によって終了した場合(解除権の行使により終了する
②甲が第13条【賃貸人の義務】第1項①に規定する通知を3回怠った時
場合を含む。)は、乙が賃料等又は賃料等相当損害金を滞納しているときに限り、丁の
③第20条【建物明渡手続き】第3項の規定に違反し、丁が甲に法的手続きに必要な
負担において速やかに乙を本件物件から退去させて建物を明け渡させるように努力す
資料の提出を依頼した日から2週間を経過しても、正当な理由なく、甲が当該資料の提
るものとする。
出をしなかったとき
2 前項の場合において、丁が負う明渡努力義務の範囲は、乙が本件物件内に運び込
④丁は甲に第20条【建物明渡手続き】第3項に規定する資料の提供を依頼した時点
んだ食材・食器・家財道具等の備品に限られ、撤去に工事を要する設備等や車両、
において本件物件についての登記がないとき
危険物、禁制物、産業廃棄物等の処理は含まれないものとする。
⑤本件物件に瑕疵があり、乙の修繕請求にもかかわらず甲が修繕しないなど甲が乙に対
3 乙が本件物件から退去して、本件物件を明け渡すことについて、訴訟手続き及びその
して負担する原契約上の義務を怠り、その程度が甲丁間の信頼関係を破壊するとき
強制執行等の法的手続きを要するときは、甲は本件物件の登記事項証明書及び固定資
4 丁による前3項の意思表示は、甲にその旨を発することのみによってその効力が生ずる
産評価証明書、法的手続に関する適式な委任状その他の法的手続きに必要な資料を
ものとし、乙又は丙への通知は不要とする。
提供して丁の指定する弁護士にこれらの法的手続きを委任するとともに、これらの
5 甲・乙及び丙は、前4項による本契約の終了に対して、異議はないことを確認する。
法的手続きに原告本人などとして協力すべき義務を負う。甲がかかる協力義務を履行
6 本契約が解除された場合には、その解除は将来に向かってのみその効力を生じ、既往の
する限りにおいて、これらの法的手続きに要する訴訟及び執行費用・弁護士費用
法律関係に影響を及ぼさないものとする。
などは、資料の収集に要する費用及び甲の都合により増加した費用を除き、いずれも
丁の負担とする。法的手続きに必要な資料の収集に要する費用は、甲の負担とする。
乙は、次の各号の事項を確約する。
第21条 賃借人の建物明渡協力義務
①自ら、又は自らの役員(業務を執行する社員、取締役、執行役またはこれらに準ずる
1 乙は原契約が解除その他の事由によって終了するときは、甲及び丁の立会の下、速や
ものをいう。)が、暴力団、暴力団関係企業、総会屋若しくはこれらに準ずる者又は
かに本件物件を明け渡すものとする。
その構成員(以下「反社会的勢力」という。)に該当せず、かつ将来においても該当
2 丁は、下記いずれかの事由が存するときは、乙が明示的に異議を述べない限り、これ
しないこと。
をもって本件物件の明け渡しがあったものとみなすことができる。
②反社会的勢力に自己の名義を利用させ、本契約の締結をするものではないこと。
①本件物件の鍵が一部でも変換されたとき
③自ら又は第三者を利用して、甲若しくは丁に対する脅迫的な言動若しくは暴力を用
②乙が賃料等の支払いを2ヶ月以上怠り、丁が合理的な手段を尽くしても乙本人と
いる行為、又は偽計若しくは威力を用いて甲若しくは丁の業務を妨害し、若しくは
連絡が取れない状況の下、電気・ガス・水道の利用状況や郵便物の状況等から本件
信用を毀損する行為をしないこと。
物件を相当期間利用していないものと認められ、かつ乙が本件物件を再び占有しない
第30条 個人情報の取り扱い
意思が客観的に看取できる事情が存するとき
1 丁は、甲・乙及び丙の個人情報を、丁の「プライバシーポリシー」に従い、収集又は
3 乙は、本件物件を明け渡したとき(前項により明け渡しがあったものとみなされた場合
利用するものとし、甲・乙及び丙はこれに同意する。
を含む。以下同じ。)に、本件物件内及び駐車場・トランクルームその他の付帯設備内
2 丁の「プライバシーポリシー」は丁のウェブページ上に掲示するものとする。
(以下「本件物件内等」という。)に残置した動産類については、甲及び丁において、
第31条 消費税の負担
これを任意に搬出・処分することに異議を述べない。
本契約に基づく金銭の支払いのうち、消費税法上課税対象とされるものに課税される消費
第22条 動産類の搬出及び処分
税については、当該金銭を支払う当事者が負担するものとし、その消費税額(税率が変更し
1 前条の規定により丁が処分した動産類に対しては、乙は、当該動産類全部の所有権を
た場合は、変更後の税率による。)を当該金銭に付加して支払うものとする。
放棄し、丁が処分したことに対して異議を述べない。
第32条 損害賠償
2 乙は、丁に対し、前条の規定により丁が搬出・処分に要した費用を支払うものとする。
甲の故意・過失により、訴訟の継続ができなかった場合、または明け渡しができなかった
第23条 預託金返還請求権の譲渡等
場合、その他著しく丁に損害を及ぼした場合に、甲は丁に対し、丁の被った損害を賠償する。
1 乙は丁に対し、本契約に基づく乙の丁に対する一切の債務を担保するため、乙の甲に
第33条 限定保証
対する敷金その他これに類する預託金の返還請求権をすべて譲り渡す。
1 次条の特約事項において第20条【建物明渡手続】及び第21条【賃借人の建物明渡協
2 甲は、乙及び丁に対し、前項の債権譲渡を承諾し、その承諾につき、丁が本契約書に確
力義務】を適用しないことが明らかにされている場合は、第20条及び第21条を適用
定日付を確定日付を取ることを承認する。
しないものとし、甲・乙及び丙はこれに異議を述べない。
3 前2項に関し、本契約締結以前に甲が書面により異議をとどめた場合を除き、甲は預託
2 前項の場合において、第16条【保証受託者等の原契約解除権】第1項①の事由が生じ
金の未受領その他乙に対抗することができた事由があっても、これをもって丁に対抗す
たときは、本契約は何らの通知も要せず、当然に終了するものとする。但し、終了時点
ることができないものとする。
で存在する賃料等及び変動費の支払い債務に関しては、なお本契約が存続するものと
4 乙は、第1項の預託金返還請求権につき、丁以外の第三者への譲渡、質入れ等の一切の
みなす。
処分を行ってはならないものとする。
3 第1項の場合において、第16条【保証受託者等の原契約解除権】第1項②乃至⑥の
5 乙が、原契約上の債務のうち、第6条【連帯保証委託契約及び連帯保証債務の範囲】第
事由が生じたときは、丁は第16条第1項の原契約の解除に代えて、本契約を解除する
1項に定める範囲の債務の履行を遅滞したときは、原契約上の定めに係わらず、これら
ことができるものとする。
の債務の支払い期限の翌日から丁による保証債務の履行日まで年14.6%の遅延損害
第36条 特約事項
金が発生するものとし、丁が本契約に基づいて保証債務を履行したときは、甲は丁に対
し、当該遅延損害金請求権を譲渡するものとする。
6 乙は、甲及び丁に対し、前項の債権譲渡につき、予め承諾するものとする。
7 本条の定めに従い、丁は甲から直接預託金全額(原契約上の乙の債務に充当されたもの
を除く。)を受領することができ、本契約の乙の債務の弁済に充当した後、なお残金が存
する場合には、丁はそれを乙に交付するものとし、乙はこれに異議を述べない。なお、預
託金残金の交付につき、利息はこれを付さないものとする。
第24条 本件物件内への立入り等
1 丁が合理的な手段を尽くしても乙本人と連絡が取れない状況の下、乙が本件物件内に
おいて緊急を要する状態にあると懸念される場合、又はガス漏れ、水漏れ等周囲の住
民等の生活・生命・衛生等の維持について緊急を要すると認められる場合には、丁にお
いて、乙の安否確認、本件物件の保全・点検・安全確認、その他事務管理を目的として本
件物件内へ立ち入ることにつき、乙は正当な理由があるものとしてこれを承諾し、何ら
異議を述べない。
2 丁は、前項により、本件物件内に立ち入る場合には、警察官その他証人として相当と
認められる者の立会を要請する等、乙の平穏な生活を侵害することの無いよう適切な
処置を講じる等の配慮をするものとする。
第25条 契約の承継
1 本契約は、当事者の別段の意思表示がない限り、原契約における賃貸人たる地位の移転
に伴って、当然に新賃貸人を当事者(甲)として承継されるものとする。
2 原契約における賃借人たる地位が移転したときは、相続その他の事由の如何にかかわら
ず、本契約は当然に終了するものとする。
第26条 協議事項
本契約書に記載無き事項及び本契約書の解釈に疑義がある事項については、当事者が
誠意をもって協議し、これを確定していくものとする。
第27条 管轄
甲・乙・丙・及び丁は、原契約及び本契約について生じた紛争については、丁の本店を管轄
する地方裁判所または簡易裁判所を第一審の付加的合意管轄裁判所とすることに合意する。
第28条 存続規定
本契約の解除その他の事由の如何を問わず本契約終了後も本契約の存続期間中に発生した
権利・義務、並びに
第5条 連帯保証契約2
第14条 賃借人の通知・報告義務
第17条 本件連帯保証債務の履行
第18条 償還義務
第22条 動産類の搬出及び処分
第23条 預託金返還請求権の譲渡等 第26条 協議事項 第27条 管轄
の規定はなお有効に存続するものとする。
第29条 反社会的勢力の排除に関する条項