2015 SYLLABUS 科 目 名 児童精神学 対象学年・学科 3年社会福祉学科 福祉心理コース 開講時期 単位 後期 2 担当教員 石井 恒生 担当形態 単独 ■到達目標■ 社会福祉領域において求められる心理学の活用領域の一つとして,発達支援の分野が挙げられる.この講 義では,主に幼児期・児童期において発達的な課題を持つ子どもを支援する際に必要となる心理学的知識を 身に付け,個々の課題に合わせた支援を展開できるようになることを目指す. ■授業概要■ 発達支援を行うときに重要と考えられる心理学的理論について学ぶ(第 1 回~第 8 回) 発達のアセスメントの具体的な方法とその活用法について学ぶ(第 9 回~第 11 回) 発達支援の現在の課題や制度など,支援者として必要な関連知識について学ぶ(第 12 回~第 15 回) ■授業計画■ 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 発達支援における心理学の必要性 愛着(1):愛着理論の近年の発展 愛着(2):愛着障害と発達 作動記憶の理論に基づく学習支援 応用行動分析(1):行動の ABC 分析 応用行動分析(2):機能分析の重要性 応用行動分析(3):行動変容法 拡大・代替コミュニケーション(AAC) 発達のアセスメント(1):K 式発達検査 発達のアセスメント(2):WISC, K-ABC 発達のアセスメント(3):検査の活用法 幼児期・児童期における発達支援の課題 思春期・成人期における発達支援の課題 子どもや親の特性に応じた発達支援 発達支援の制度 ■授業の方法・メッセージ■ 毎回プリントを配布し,その内容に従って講義を展開する. 発達支援を行う際に必要とされる知識(援助の目的を理解するために必要な知識)をできる限り伝える. 受講者は「発達心理学」や「教育心理学」を履修し,学習した知識を身につけていることが望ましい. ■授業時間外の学習■ 授業で配布したプリントや授業中に示した関連文献を用いて復習を行い,授業で示された論点以外の考え 方を考案することにより,授業内容のさらなる理解を深めること. ■評価の方法■ 定期試験の成績(80%)と、ディスカッションへの参加状況や課題の提出状況(20%)による。 ■テキスト■ 特になし 神戸医療福祉大学
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