教科名(体育)

教科名(体育)
○児童の状況
・全体的に体育や運動が好きな児童が多いが、集団行動における規律や安全面への
配慮に課題が残る。
・地域のスポーツ活動に積極的に参加している児童が多い。しかし得意な内容と不
得意な内容との差がはっきりしているので、運動能力のバランス面に改善が必要
といえる。
・運動経験の少なさからか、基礎的な体力が不足している児童が多く見られる。
・自分の健康や体力への意識は高まっているが、安全面に関する思考や判断には課題
が残る。
○指導についての課題
・集団の中で順番や決まりを守り、運動器具を安全かつ正確に取り扱っていくた
めの指導に時間を要する。
・ めあて 学習 によ り、運 動の 特性 に応 じた動 きや 技能 について、 自分の課題 を解決す
ることによって習得させることが必要である。
・ 運動す るこ との 楽しさ を味 合わ せる ために 個に 応じ た指導や場 の工夫をさ らに進め
ていく必要がある。
・ 様々な 活動 を通 して、 身に 付け させ たい動 きや 技能 を、確実に 身に付けさ せるよう
に努める必要がある。
○授業改善に向けての具体的な方策
・一人一人がめあてをもって活動に取り組めるように、学習過程を充実していくとと
もに、自身の進歩や達成感を実感できるように学習カードを工夫して自己評価や相
互評価をより効果的に行っていく。
・活動内容を吟味して場の工夫や運動量を確保するとともに、活動を通して身に付け
させたい力を明確にして運動経験の幅を広げていく。
・低学年では、健康と運動との関連性を意識させる活動に取り組ませる。
中・高学年では「保健」指導を他の教科領域との関連を図って指導することによっ
て、健康についての知識・理解を高めていくように働きかけていく。
・ 言 語 活 動 の 充 実 の た め に 、「 話 し 合 い 活 動 」 を 取 り 入 れ る 。 ゲ ー ム や ボ ー ル 運 動 の
場合で は、 誰も が得点 でき るよ うな 方法や 、効 果的 な攻め守り 方を話し合 うことな
どで充実を図る。
・「1 日60分の運動」を目標にして、休み時間の外遊びを奨励していく。
○その他(補充、発展指導計画等)
・器械運動では、用具の設置をより安全かつ円滑にするため、保管方法を改善すると
ともに、用具の正しい扱い方を指導する。
・ 水泳指 導で は児 童の技 術に 差が ある ため、 技能 の多 様化に対応 していくよ うに指導
内容を 工夫 する 。その ため 習熟 度別 (級別 )指 導や めあて別指 導を適宜設 定し、指
導内容を充実させる。
・「 学習 の振り返り 」の時間を設 け、自分や 友達のよさ 等を言葉で 伝え合えるように
する。