地球を守って明るい未来を ∼身近なことから環境を考える∼ 齢者、乳幼児、障害者そして発展途上国などの被害に対処が難しい弱い立場にある人たちです。このまま地球温暖化が進めばますます被害が拡大れています。で温は、今世紀末に現在と比べて最大次評価報告書によると、地球の気国際的な専門機関﹁気候変動に関する政府間パネル︵ＩＰＣＣ︶﹂の第す。 ℃上昇する恐れがあると公表さし、地表面の温度が上昇することでスが排出されて大気中の濃度が増加︵CO2︶をはじめとする温室効果ガ間の活動の拡大により二酸化炭素化﹂があります。地球温暖化とは、人私たち人類が解決しなければいけない大きな問題の一つに﹁地球温暖乳幼児であり、デング熱においても熱中症にかかりやすいのは、体温調整がスムーズに行えない高齢者やその代表例です。の斜面の崩壊などの災害の増加は、豪雨による都市部の冠水や浸水、山の発症数の増加、ゲリラ豪雨・集中の生存区域拡大によるデング熱など症患者の増加、感染症を媒介する蚊日本においても、地球温暖化の影響はすでに起き始めています。熱中います。こに住む人たちの生活が侵害されてそのものが水没する恐れがあり、そす。平均海抜の低さから、将来的に国こす洪水や浸水の被害を受けていま献できます。そ問題の解決に貢く、地球全体で起きている地球温暖化につながり、生活する地域だけでなこのような身近な取り組みがＣＯの削減や地球温暖化の影響の軽減付けなどの取り組みも重要です。なりそうな水が貯まったバケツの片蚊︵ボウフラ︶対策として、発生源といった節電や省エネ活動です。また、バスなど公共交通機関を利用するとる取り組みはたくさんあります。 ◇ ◇ では、私たちに何ができるでしょうか。日々の生活で身近に実践できなる恐れがあります。影響を及ぼし、取り返しがつかなくもたちが生活する地球全体に深刻なちが増えるだけでなく、将来の子どし、社会的弱者が苦しむことが分かもし、このまま地球温暖化が進行すれば、食糧不足・水不足・災害など高齢者や乳幼児が感染した場合は、して、地球温暖将来世代に課題や問題を押しつけるのではなく、今を生きる私たちの ◇ ◇ 実際に大阪の平均気温は、年で基準値（1981 ∼ 2010 年の平均値） ℃上昇しており、問題は深刻です。 100 例えば、照明のこまめな消灯、冷蔵庫の中の整理整頓、外出時に電車・各年の値 5 年移動平均ります。の影響により、人類の生存に大きく重症化するリスクが高いと言われて化問題に取り組責務として、地球温暖化問題と真剣の影響による海水面の上昇が引き起関わる可能性があると言われていまいます。また、災害時において特に被むことは、全てのに向き合い、解決に向けて取り組むす。害を受けやすいのは、高齢者や障害人が安心して生基準値：16.9℃ 者です。（大阪管区気象台「大阪（大阪管区気象台）における年と季節ごとの平均気温の経年変化（1883∼2012年）」を加工して作成） ◇ ◇ 南太平洋のオセアニア地域に位置する島国のツバルでは、地球温暖化 13 1880 1900 1920 1940 1960 1980 2000 2020 年ことが求められています。年 17 平均 16 気温 15 ℃ 14 活することにつな大阪の平均気温がるのです。 18 剣に取り組まなければ、苦しむ人た解決に向けて私たち一人ひとりが真 1.96 13 だいとう平成 27（2015）年 4 月号「人権のひろば」に対するご意見、ご感想を秘書広報課までお寄せください。変化率：1.96℃/100年長期変化傾向 187 これらのことから地球温暖化の影響により被害を受けやすいのは、高 2 5 4.8 人権のひろば