添付参考資料 平成27年2月9日 住宅性能向上委員会 住宅の一次エネルギー消費量の表示について ○平成27年4月から、300㎡以上の省エネ措置の届出や住宅性能表示制度、 ZEH補助事業において本格運用される等、Webプログラムによる計算実施 頻度は大きく増える見込み。 ○また、4月以降の届出や各種制度の申請対象となる住宅の請負契約は既に 始まっており、契約時には設備等の仕様を決めておく必要があることから、 年内にはWebプログラム計算実施頻度が飛躍的に高まる。 ○一次エネルギー消費量の計算結果が、消費者にとって理解し易い方法として、 住団連では、社会資本整備審議会建築分科会建築環境部会省エネルギー判断 基準等小委員会 合同会議において、独自の表示方法を提案している。 以上の事柄を踏まえ、 住団連として、今後この表示方法の活用について、積極的推進を行う。 1.住宅のエネルギー性能の表示を検討するに至った経緯 平成24年11月15日 住宅のエネルギー性能の表示のあり方について ~ 社会資本整備審議会建築分科会建築環境部会省エネルギー判断基準等小委員会 合同会議意見 ~ 社団法人 住宅生産団体連合会 住宅性能向上委員会 委員長 伊久 哲夫 第3回合同会議における一次エネルギー消費量の評価・表示の方法についての議論を踏まえ意 見を提出致します。 住宅のエネルギー性能の表示は一般消費者に理解してもらうことが最も重要であると考えてい ます。 一般消費者にエネルギー性能を直接説明すべき立場である(社)住宅生産団体連合会でも、世 の中のスタンダードとしてどのような表示方法が最も相応しいか、以下の観点で検討し提案して いきたいと考えています。 ○理解されやすい表示方法 表示方法は法で規定されるものではないため、法制度運用とはまた別の視点で検討し、住宅の購入者・生産者お互 いにとって理解されやすい表示とする ○継続利用される表示方法 将来に渡って継続して利活用され、共通指標として地域・世代・時代を問わず広く浸透させることで、国民の省エ ネ意識向上ひいては良質な住宅ストックの形成に貢献できる表示とする ○具体的な検討方法 例えば、(社)住宅生産団体連合会に所属する各団体を通じて、一般消費者の声が反映されるアンケートを実施し て、住宅の購入者・生産者誰もが直感的に理解できる表示方法を検討・提案していく 以 上 2 2.住宅のエネルギー性能の表示について検討した事項 理解されやすい表示とするために 継続利用される表示とするために 【伝える事項の整理】 【利用する場面を想定】 ・外皮性能と一次エネルギー消費量 ・Webプログラムと連動 ・達成率による表示 ・計算結果の説明に利用 ・省エネ行動に結びつく表示 ・表示ラベル的な使い方 【数値と単位の整理】 【他の基準との関係】 ・一次エネルギー消費量の意味 ・エネルギー・パス ・身近なエネルギーへの置換え ・戸当たりと床面積当たり 具体的な検討方法 【協会会員会社の営業担当者意見の反映】 ・アンケート結果を反映させた表示 3 3.住宅の一次エネルギー消費量の計算結果の表示のポイント 【表示に関する基本方針】※平成25年7月12日第5回合同会議にて報告 (1)表示する情報項目を①~⑤の項目に特定する 特定した表示項目の表示をベースとし、その他付加的情報を表示することも可とする (2)標準的なデザイン、表示ツールを定める 今後の普及促進及び表示データーの根拠を明確にするため、独立行政法人建築研究所(協力:国土 交通省国土技術政策総合研究所)の「一次エネルギー消費量算定プログラム(住宅用)」(Webプログラ ム)にて、計算結果と同時に出力できるようにする ①当該住宅の一次エネルギー消費量 ②省エネ基準の一次エネルギー消費量 基準値 ◇地域区分及び邸別の計算結果に より、各一次エネルギー消費量 の数値、軸上の三角マーク及び 基準を示す線の位置が変化する ④基準への適合度を 見やすく表示 ③低炭素基準の一次エネルギー消費量 基準値 凡例: ⑤建設地の断熱地域区分 低炭素建築物認定基準相当(平成24年告示基準) 省エネルギー基準相当(平成25年告示基準) その他 4 4.Webプログラム(住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム)における 住宅の一次エネルギー消費量の計算結果の表示 出力画面 独立行政法人建築研究所のHPより 5 4.Webプログラム(住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム)における 住宅の一次エネルギー消費量の計算結果の表示 ①計算書添付用の出力 誤解を生じな いように注記 一次エネル ギー消費量の 解説 6 4.Webプログラム(住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム)における 住宅の一次エネルギー消費量の計算結果の表示 ②画像貼付用の出力(JPEG) 7
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