「わが家の三つのルール」 (PDF:106KB)

わが家の三つのルール
共栄小学校 五年
志知 翼
「返事、あいさつ、笑顔」
これが、わが家では、勉強するよりも運動よりも大切にしているルールです。そのため、家では返事
をしないと、返事をするまで質問をくり返されるし、あいさつが出来ていなくても同じです。私も、大
きな声で返事やあいさつをする様に常に心がけています。
母は、知らない人にもよく、あいさつをします。そして、話しかけたりもします。私は幼い時に、
「何
で話しかけるの?知り合いなの?」と聞いた事があります。すると母は笑って、
「知らない人だけど、
あいさつをしたから次は知り合いかな~」と言いました。私はびっくりしました。でも、すてきな考え
方だなぁと思いました。そして、自分もじっせんしてみました。すると、今まで話したことのなかった
子と、友達になれました。すごくうれしくて、あいさつをすることが大好きになりました。
共栄小学校では、あいさつ運動という活動があります。これは朝、学校に着くとランドセルをしまい、
これから登校してくる子にあいさつをする運動です。私は一年生の時から必ず参加しています。今年は
五年生で、生活委員になりました。担当の委員として、今まで以上に早く登校し、この活動に参加して
います。笑顔で目を見て、大きな声で、しっかり、あいさつをすると、とっても気分が良く、一日がさ
わやかに始まる気がします。
私は、多治見市の陸上クラブに所ぞくしています。ここでも、あいさつや、かけ声や、返事は、とて
も大切です。練習や大会の始まる前や、終わった後には必ず、仲間、かんとく、コーチ、保ご者、競技
場に向かってあいさつをします。とても気が引きしまります。このクラブに入部した時は、知らない子
達ばかりで少しドキドキしていました。しかし、
「こんにちは。初めまして。
」と、先ぱい達からあいさ
つをしてくれました。このしゅん間、ドキドキしている心のとびらが開いた気がしました。そのおかげ
ですぐに打ち解けられ、仲良くなれました。あいさつは本当にま法の様なものだなぁと思います。
私の父は、生まれつきの病気があり、何度も何度も入院や手術をくり返しています。特に手術の後の
つらい時は見てもいられないくらいです。そんな時には、私と、母と、兄たちとで約束していることが
あります。それは、お見まいの時に、笑顔で行く、泣かない、楽しい話をする、ということです。つら
いのは父で、私は痛くもないのに、暗くなってはダメだと思います。それでも私がつらい顔になってい
た時がありました。そんな時、高校生の兄は、「そんな顔をしていると、余計につらくなるから、笑顔
でいた方がいいよ。
」と言いました。笑顔の方が、幸せがよって来るそうです。確かに兄は、いつも笑
顔です。私がわがままを言っても怒りません。そんな兄の様に、私も毎日を笑顔で過ごそうと思ってい
ます。
私は今、足を骨折しています。色々なことが今まで通りには出来ません。しかし、私の学年の友達は
皆、本当に優しくて、沢山の手助けをして支えてくれています。心から感謝しています。人は一人では
生きていけません。私達は沢山の人と、つながりあって生きています。しっかりとした返事や、あいさ
つ、そして笑顔は人と人をつなげるとっても大切なかけ橋だと思います。これからも、わが家のルール
の「返事、あいさつ、笑顔」を大切にして、周りも自分も、幸せに明るく楽しく生きていきたいです。