文化と文明が描く群馬創造委員会 基本方針 文化と文明が描く群馬創造委員会 委員長 市川 周学 明治5年、明治政府が日本近代化のために設置した模範機械製糸 場である富岡製糸場が 昨年ユネスコ世界遺産に正式登録され、10月17日には文化審議会より国宝に指定する よう答申が出されました。富岡製糸場の文化的価値は日本有数のものではありましたが、 これまでその価値はあまり評価されてきませんでした。しかし、県内初の世界遺産と国宝 に内定となった現在、県内はもとより全国から注目されることとなります。 この注目を集める富岡製糸場と絹産業遺産群を活用し、群馬県内の魅力や文化を県内外 に発信していきますが、そのためには群馬に対する郷土愛や誇りの再認識を行い県民意識 の醸成を図ることが必要となります。 その事を念頭に置き一年間事業を行ってまいります。 先ずは、日本最初の官営製糸工場であった富岡製糸場を核とした絹産業遺産群の成り立 ちやそれに付随する地域の歴史を振り返る事から、ふるさとである群馬県に対する郷土愛 や活動地域の歴史・伝統・文化を再確認し、現在は製糸場だけに集まっている注目を県内 全域に広め県民意識の醸成を図ります。そして群馬県全体の魅力として県内外に向けて発 信して行きます。 そして、新・日本風景論の推進を行い、私たちの生活する日本の歴史や伝統文化、風景 の美しさ等を再認識し自国に対しての誇りの拡充を行っていきます。思いやりの心や自然 に対する尊敬の念など、それぞれの地域に根ざした郷土愛や誇りなどを呼び覚まし県内各 地に分布する絹産業遺産群を活用しながらさらに魅力のある群馬の創造を目指します。 また、行政機関との連携を深め効果的な運動を行う為に、政治への参画意識向上を目指 し本年開催される群馬県知事選挙・群馬県議会議員選挙に対して、政策本位の政治選択の 浸透を目的としたe-みらせんを積極的に活用していきます。また、各地会員会議所が開 催する公開討論会に関しては要請に沿った人的支援のバックアップを行っていきます。 私は群馬県が好きですし、群馬県民であることに誇りを持っています。 その群馬県の魅 力を発信して行けることに喜びを感じています。 本年の事業を通し、自分たちの住む地域の歴史や自然、そして文化や文明を再認識する 事がこれからの群馬県を創り出すことに繋がってい きます。それこそが文化と文明が描く 群馬創造となると確信し委員会一同邁進してまいります。 <事業計画> 1. 統一地方選挙における公開討論会の支援 2. 自国を誇る国史の歴史認識の拡充 3. 日本の美しさを知る新・日本風景論の推進 4. 群馬の魅力発信
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