1. 『住』~雪よせボランティア~ 新波では毎年人の背丈ぐらいの雪が積もるが、 2.『衣』~和裁の達人と出会う~ 3.『食』~冬の保存食を食す~ <女性の農作業着> 干し柿 秋に収穫した。 皮をむき、熱湯につけて消 毒し、糸につるして干す。 大変甘く、やわらかい。 雪よせは重労働のため、一人暮らしの高齢女性 には助けが必要。 屋根から落ちた雪が玄関をふさいだり、 わらび 春~初夏にかけて収穫 したわらびを塩漬けに して保存したもの。 歯ごたえも美味。 家屋を圧迫するのを防ぐ。 黒糖餅 餅に黒糖を混ぜ込む。 黒糖餅の色は黒糖の色で 着色は一切行っていない。 ほんのり甘い。 スノーダンプやスノースコップを使い、 雪を玄関から裏庭に移動。 昔は嫁入り修行として裁縫を学んだ。 昔は冬の時期に食べるものがなかったので、 夏や秋に採れたものを保存して冬季に食べた 着なくなった着物は農作業着や防寒具などに 干したり、塩や砂糖を加えた保存食は現在で も食べられている。 リメイクする。 <新波までのアクセス> 新波は『雄和』という、国際教養大学 と同じ地域にあります。 <ワークショップの概要> 本ワークショップは、地域環境研究センター事業 の一環で国際教養大学の学生が秋田の集落を訪問し、 住民が持つ知恵を学ぶことを目的としています。 第一回は秋田市雄和の新波住民から冬の衣食住 の知恵について学びました。 <日時・場所> 2015 年 2 月 7 日 秋田市雄和新波地区 <今回お世話になった方たち> 知恵者:伊藤操、佐藤ツギエ、種村満子 雪よせ家主:伊藤操、岡部ミネ <学生の感想> 台湾には保存食や干した食べ物はほと んどないので、ワークショップで食べ たものは大変真新しく感じた(台湾)。 雪かきは初めてだったが、とても楽し むことができた。また挑戦したい(ア メリカ)。 馴染みのない雪国の生活について知る ことができたのは非常によい経験だっ た。同じ日本でも住んでいる地域によ って文化や風習が異なるのは大変興味 深い(日本)。 <住民の感想> 出典:萱ケ沢郷土史誌をもとに作成 いつも大変だと思っていた雪が学生の おかげで明るく楽しいものになった。 雄物川沿いにある自然あふれる集落です。 作成:小堺なお(国際教養大学 2 年)
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