インドネシア:ICMA 石炭が第一のエネルギー源と主張 2016 年 5 月 26 日掲載 5 月 19 日付けの地元報道によると、インドネシア石炭鉱業協会(ICMA)は、長期的にみれば、石炭はそ の資源量と再生可能エネルギーに比べ手頃な値段にて、 第一位のエネルギー源であると主張した。 これは、 石炭利用をやめるべきと主張する国内外の環境活動家に対する発言である。 ICMA 会長は、現在進行中の 35,000MW 発電計画では、石炭は最重要な燃料源とされているとした。ま た、石炭は、価格・資源量に関して、最も効率が良いとした。先進国でも、そのエネルギー需要の約 40% は、いまだ石炭であるとした。 同会長によれば、石炭での発電単価は 378Rp/kwh、石油での発電単価は 2,835Rp/kwh であり、石炭利 用削減にて、電力料金はより高いものとなる。ICMA は、国内発電所での石炭需要は、2015 年度実績 7,080 万トンに対して、将来は 1 億 7,750 万トンと予測。環境問題では、発電所での超臨界や超々臨界技術利用にて、 CO2 排出量を削減させるとした。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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