重点プラン③:暮らしや事業から出るごみの減量化 達成度及び内訳 取組項目数 達成率 ◎:達成 20 〇:ほぼ達成(達成率80%以上) 8 △:未達成(達成率80%未満) 2 30 第2次計画での継続・廃止 継 続 17 廃 止 13 (うち 達成10 ほぼ達成6 未達成1) ( うち 達成10 ほぼ達成2 未達成1) 総合評価 【主な取組事項に対する説明】 ○ 取組項目30のうち、28項目が「達成」「ほぼ達成」であることか ら総合評価としては「ほぼ達成」としました。全体的に、リサイクル教 室の実施など、ごみの減量化を図る普及啓発事業、庁内における電気や 水道の使用量を削減する節電・節水事業などについては予定通り進める ことができました。一方で、市内小中学校における雨水貯留槽の設置に ついては、東日本大震災の影響により雨水に放射能が含まれている可能 性があったため、設置を見合わせたことから、「未達成」となっていま す。 93.3% (1)振り返り 【排出量・減量化】 ごみの減量化については、分別や資源化に取り組んだことにより、平成25年度 の排出量は、平成12年度と比べ約15%の減少となっており、市民のごみ減量化・ 資源化に係る行動意識は定着してきています。市では、家庭系ごみの減量化を進め るため、生ごみ処理容器購入に対する補助金の交付をはじめ、生ごみの水切りや紙 ごみなどの分別を促進してきました。今後においても、ノーレジ袋運動などの啓発 活動を通して一層のごみの減量化と資源化が必要となっています。 【資源化・再生利用】 ごみの資源化・再生利用については、市では、庁内におけるごみの分別とリサイ クル、機密文書の100%リサイクル、給食残菜の100%リサイクルなど、循環 型社会構築に向けて、ごみの発生抑制・再使用など3Rの普及に向けて取り組んで きました。また、リサイクルプラザでは、資源分別についての説明会の開催や、ご みの収集体制の見直しなど、ごみの減量化と資源化を図るための取組を行う一方で、 33 施設見学会や廃棄家具を修理再生販売する「ツカエルフェア」や「リサイクル教室」 の開催などの啓発活動を行ってきました。しかし、資源化率は、平成25年度の目 標34%に対して26.9%となり、目標を達成することはできませんでした。 【省エネ】 省エネについては、東日本大震災に伴う原発事故などを契機に、市民の日常生活 での資源やエネルギーを大切にする行動意識が高まり、家庭でのエネルギー消費量 の多くを占める電力の節電や節水行動などが普及してきました。市では節電や節水、 都市ガス使用量の削減、本庁舎やリサイクルプラザ等では貯留した雨水を循環させ てトイレなどで活用する取組を行っています。 また、省エネの一方で大上保育園や綾瀬小学校などでは建て替えに伴い、太陽光 発電設備を設置し、省エネだけでなく再生可能エネルギーを活用し、新たにエネル ギーを作り出す創エネも行っています。 (2)第1次計画から継続して取り組む行動計画 ごみの減量化・資源化に対する市民の行動意識は、普及・定着しつつありますが、 第1次計画の資源化率が達成できなかったことから、一層の資源化やごみの減量化 が必要となっています。また、平成24年に「小型家電リサイクル法」が制定され たことにより、循環型社会の構築に向け、ごみの発生抑制・再使用など3Rの普及 が必要となっています。このことから、第1次計画で達成となっている「3R啓発 事業の実施」「マイバッグ等の持参」や、第1次計画では未達成となっている「生ご み処理容器購入助成」についても引き続き取り組んでいきます。 (3)新たな環境課題に取り組む行動計画 ごみの発生抑制・減量化・資源化の推進を図るためには、一般廃棄物処理基本計 画による「循環型社会の構築」が必要となっています。また、平成21年に「改正 地球温暖化対策推進法」が施行され、政令指定都市を除く地方公共団体では、地球 温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定が努力義務化されました。地球温暖化対 策は喫緊の環境課題となっていることから、低炭素社会の構築を目指し、これまで 以上の取組が必要となっています。 34
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