推進員だより~クリーンアップわっかない~№7(PDF423キロバイト) - 稚内市

責任者
稚内市長 編集
生活福祉部衛生課環境維持巡回グループ
平成 21 年 11 月 5 日 NO3
しかし、
依然として、タイヤ、テレビが目立ち、全体でタイヤが 46%、
資源ごみに一般ごみが混入
テレビが 12%を占めています。
警告シールのケースが目立つ
本年 4 月から実施された「家庭ごみの有料化」
。
指定袋の未使用、分別の不徹底が懸念されていまし
たが、半年間の状況をお知らせします。
まず、有料化実施直後の4月の「警告」件数は、
不法投棄が減少傾向にあると言えども、犯罪行為であり、根絶に向け
た取り組みは、さらに強化する必要があります。
市では、明年度以降、国や北海道の助成を受けながら「不法投棄防止
監視活動」を強化する予定です。
監視カメラの効果バツグン!
3,300 件があり、そのうち、約 72%が指定袋の未
不法投棄が多い箇所は、
一般的に投げやすく
(沢
使用でしたが、6 月に入り、逆に未分別や資源ごみ
地等)
、見えにくい(笹や雑草)場所に集中してい
に一般ごみが混入する不適正排出が 80%を占める
ます。
ようになりました。衛生課としては、巡回パトロールを引き続き強化し
市の調査では、坂ノ下から抜海の西海岸が最も
て、排出者の特定による個別指導を行っていますが、各地域では、減量
多い箇所ですが、国道 40 号から声問に抜ける通
化推進員によるステーション前の指導も行っていただいております。
称「ミルクロード」も不法投棄が多い箇所のひと
警告内容別の割合
つです。
未分別
一般ごみ混入
このことから、環境省の支援を受けて、試験的にミルクロード展望台
指定袋未使用
収集しないごみ
4月
72%
1%
9%
18%
に監視カメラを設置し、日常的な監視活動を実施した結果、7 月から 9
5月
40%
5%
23%
32%
月までの 3 ケ月間では、1 件の不法投棄が確認されませんでした。監視
6月
18%
3%
35%
44%
カメラの効果は抜群に発揮していると言えます。
7月
19%
2%
27%
52%
8月
17%
2%
22%
59%
9月
14%
1%
26%
59%
有料指定袋の交付 小さいサイズが 6 割!
今後は、監視活動をさらに強化するため「不法投棄は犯罪です」の看
板設置とともに、監視カメラについても検討を進めます。
萩見町内会「ごみ出しマナー改善運動」
萩見町内会では、2 回目となる「ごみ出しマナー改善運動」を 10 月
に実施しました。この運動は、特にアパート等が多い町内会であること
減量化に大きく貢献
から、ごみ出しマナーが悪いことに長年悩まされてきました。昨年に引
家庭ごみの有料化を実施して半年になりますが、各取扱店での交付状
き続き、10 月 8 日から一般ごみの日、資源ごみの日の 2 日間、市職員
況を調査したところ、当初の予定では、大きめのサイズ(30 ㍑・40
と減量化推進員 26 名が参加して、午前は、7 時半から、午後は 6 時半
㍑)が全体の 6 割を占めると予測していましたが、実際には、小さめの
からそれぞれ 1 時間程度街頭指導を行いました。この運動は、街頭指導
サイズ(10 ㍑・20 ㍑)が逆に 6 割を占めていることが判明しました。
とともに、事前に「チラシ」を配布して、マナーに対する理解も求めて
その結果、有料化前と比較して 28%のごみが減量しています。有料
います。
この運動の成果を期待するところですが、
各町内会においても、
化の目的である「ごみの減量化」は着実に実施され、このまま減量が続
くと最終処分場を2年から3年の延命化を図れることも可能となります。
サイズ
10 ㍑
20 ㍑
30 ㍑
40 ㍑
予想
10%
25%
40%
25%
実際
29%
29%
21%
21%
明年度から 5 ㍑サイズも検討
小さめの指定袋の使用が多いことから、10 ㍑よりもさらに小さいサ
イズの指定袋を望む声も衛生課に寄せられています。市では、明年度の
4 月を目途に、5 ㍑サイズの指定袋の交付を現在検討中です。
パト強化により不法投棄は減少傾向
有料化により不法投棄も懸念材料のひとつですが、市では、平成 19
年から不法投棄防止対策を強化しています。不法投棄は、原野、道路脇、
海浜、公園等が多いため、市の関係部署が統一した対応を取ることを目
的として、不法投棄防止庁内連絡会を設置して、春・秋の一斉パトロー
ル、一斉回収、投棄者の確認と日常的なパトロールを実施しています。
10 月に実施した秋のパトロールや回収は、26 箇所で 170 個の不法
投棄物を発見、回収しました。春と比較して、28%、個数で 58%減少
しています。
市と共同による「マナー改善運動」をご検討下さい。
秋の減量化推進員研修を実施
減量化推進員がお互いに各地区での活動状況の報告や、市の施策等を
理解してもらう目的に、毎年、春と秋に実施している「研修会」を下記
のとおり開催します。
今回の研修会は、本年策定中の平成 36 年を目標とする「ごみ処理基
本計画」について、その概要を説明するとともに、北海道大学の先生に
よる「環境の将来とごみ処理を考える」をテーマに講演やパネルディス
カッションを予定しています。
現在策定中のごみ処理基本計画は、
平成 36 年度までの排出量の抑制、
リサイクル率向上のための施策を掲げるとともに、
数値目標も定めます。
さらに、低炭素社会、自然共生社会、循環型社会の形成に向けた取り組
み、広域処理等についても、検討委員会を設けて作業を進めています。
減量化推進員の皆さんには、何かとご多忙のことと思いますが、万障
繰り合わせの上ご出席下さいますようお願い申し上げます。
と き 平成 21 年 11 月 28 日(土)13:00~16:00
ところ 稚内北星学園大学 4 階大講堂
テーマ 環境の将来とごみ問題を考える」
講 師 北海道大学大学院工学研究科 古 市
徹 教授他