評価シート(PDF:217KB)

事務事業評価シート(補助金事業用)
1 補助金の概要
補助金名
所管局部課
事業期間
青少年健全育成事業補助金(青少年育成委員会活動事業)
整理番号
局名
部名
課名
電話番号
こども未来局
こども未来部
健全育成課
043-245-5973
開始年度
昭和
39
年度
終了年度
[email protected]
再掲
まちづくりの
方向性(政策)
方向性2 支えあいがやすらぎを生む、あ
たたかなまちへ
まちづくりの
方向性(政策)
施策の柱
2-2 こどもを産み、育てやすい環境を
創る
施策の柱
施策
E-mail
一般事務事業シート
整理番号
年度
本掲
新基本計画の施策体系
2-2-2 こどもの健全育成の推進
116
実施計画
区分
計画外
施策
個別計画
補助根拠
千葉市青少年健全育成事業補助金交付要綱
(補助金交付要綱名等)
補助金の種別
補助事業を必要
とする背景・課題
□
■
団体運営
その他
各中学校区(56中学校区)で、地域住民の青少年問題に対する共通の理解を深め、地域における青少年問題関係機関・団体の相互の連
絡調整を図りながら、地域ぐるみで青少年の健全育成活動を総合的に推進していくことを目指す団体である。内閣府が提唱する「青少年を
非行から守る全国協調月間」、「青少年を健全に育てる運動」などの趣旨をいかしながら活動を推進している。
高度経済成長期に、核家族化が進み、子どもの教育から大人の目が離れるようになり、地域で子どもを守り育てる必要性が高まり、青少
年育成委員会が組織されるようになった。
活動はボランティアで行われ、事業に必要な経費を補助してきた。自主財源が少なく、補助金が無いと活動がほとんどできなくなるた
め、補助金が必要である。また、地域の連帯意識が弱くなる中で、青少年育成委員会の必要性は高まっている。
補助目的・効果
各中学校区青少年育成委員会が、独自に開催する子どもや青少年対象の事業(体育的活動や文化的活動)の運営や、青少年
育成委員対象の研修会等の事業の運営、地域住民対象のクリーン活動や花植え活動の運営により、地域住人の青少年健全育成
活動の意識を高め、地域の子どもや青少年の地域愛の気持ちを高める効果がある。また、「こども110番のいえ」を地域に指
定することにより、地域の子どもを地域で見守る意識や、地域防犯意識が高まる。
補助内容
各中学校区青少年育成委員会が実施する青少年対象事業(マラソン大会、球技大会、サマーキャンプ、スキー教室、つなひ
き大会、リーダー研修会、クリスマス会、標語コンクール、昔の遊び、弁論大会の開催等)、青少年育成委員対象(青少年健
全育成のための講演会の開催、理事会・総会の開催など)、地域住民対象(育成委員会広報誌の発行、学区点検パトロール、
地域ボランティア清掃活動、地域の祭りの運営や見回りなど)の経費の一部を補助する。
千葉市内56中学校区青少年育成委員会
補助対象者
報償費、旅費、消耗品費、食糧費、印刷製本費、通信運搬費、借り上げ料、備品費、負担金、雑費
補助対象経費
■
あり
■
10/10(収入を除く10/10を含む)
□
その他の補助率
補助率
□
なし
□
あり
■
なし
補助限度額
他都市の状況
関連ホームページ
〔
〔
〔
〕
〕
〕
浜松市は青少年健全育成事業として、100人前後の地域青少年健全育成会(事業委託された市民の任意団体、保護司、自
治会長、小中学校長、民生委員、PTA、補導員等がメンバー)が運営している。予算は100%委託金等で運営されてい
る。こども安全課が所管をしている。
岡山市では、青少年育成協議会補助金事業として、1中学校区約60名(36中学校区で約2,500人、保護司、自治会
長、小中学校長、民生委員、PTA、補導員等がメンバー)で運営されている。青少年育成センターが所管をしている。
www.city.chiba.jp/kodomomirai/kodomomirai/kenzenikusei/index.html
2 実施結果
補助金額
(千円)
経
費
(財源内訳)
国庫支出金
県支出金
その他特財
一般財源
交付事務
経費
(千円)
人件費
(千円)
総経費
(千円)
24年度当初予算
17,364
17,364
3,221
20,585
23年度決算
17,994
17,994
3,139
21,133
22年度決算
17,760
17,760
従事職員数
(人)
所管課
関係課
0.40
0.40
0.00
0.40
0.40
0.00
23年度
26年度
23年度
交付事務経費
決算内訳
23年度
その他特財の内訳
指標名
(
成
果
①
)
活
動
指標設定の考え方
6つの行政区ごとに青少年
健全育成のための研修会等
青少年育成委員会ブロック別 を実施。
参加人数が増えることによ
研修会
り、青少年健全育成への啓
発も活発になる。
指
標
② こども110番のいえ
子どもたちの登下校時の安
全確保を図るため、危険と
感じたら緊急避難できる場
所を指定している。指定場
所が増えることにより、青
少年健全育成への関心も高
まる。
26年度目標設定
の考え方
ブロック研修会が毎年
継続して行われ、参加
者が1校あたり約27人
にのぼるため、今後参
加人数が維持できるよ
うにする。
単位
区分
22年度
1,500
目標
人
実績
登録件数が伸び、地域で子
どもを見守る意識が高まっ
ているか。小中学生の子ど
もを持つ家庭数が登録件数 件
に影響を及ぼすため、少子
化の中では、微増が考えら
れる。
1,205
1,500
11,000
目標
実績
11,443
10,038
3 必要性の検証
公
益
性
の
検
証
(1)補助事業者等が実施する事業は、市が抱えている課題を
解決できるものか。
■
① 解決できる
□
② 解決できない
本市は、青少年の健全育成を市政の重要施策の一つとして位置づけており、青少
年育成委員会が実施する、補導・点検活動やキャンプや球技大会等のレクリエー
ション活動等は、地域の大人と子どもを結びつけるよい効果をもたらせている。
地域の青少年健全育成への意識を高めていると考えられる。
(1)経費に見合った効果があがっているか
有
効
性
の
検
証
■
① あがっている
□
② あがっていない
(
)
団
体
運
営
の
み
(①の場合は効果の具体的な説明、②の場合は効果があがっていない理由)
本事業は具体的数値等によって指標化できる事業ではないが補導、点検やこども
110番の促進事業など地域ぐるみでの事業は一定の非行、犯罪抑止につながっ
ているといえる。
(2)補助実績(決算額、件数など)はどのように変化
しているのか
□
① 横ばい又は年々増加している
■
② 年々減少している
歳入総額①
(千円)
対
象
団
体
等
の
状
況
(1)
財
務
状
況
(①の場合は解決できると判断する理由、②の場合は解決できない理由)
(②の場合は、補助実績(決算額、件数など)が年々減少している理由)
市の施策に対する予算の削減の中、青少年育成委員会に対する補助金は減少はし
ているが、他の事業に比べて減少率は少なく留められている。青少年を地域で守
り育てる意識を維持・高楊させていくためには補助金を支給し、事業を継続して
いく必要がある。
市補助金②(千円)
依存率②/①(%)
歳出総額③
(千円)
繰越額④
(千円)
23年度決算
22年度決算
21年度決算
3か年平均
(2)団体等の補助金への依存度が低く、自立性が確保され
ている状況ではないか
□
① 依存率が過去3か年平均で約10%以上で自立性が低い
□
② 依存率が過去3か年平均で約10%未満で自立性が高い
(3)団体等が補助金以上の繰越金や内部留保資金などの
余剰資金を有していないか
□
① 団体の繰越金が補助金を恒常的に下回っている
□
② 団体の繰越金が補助金を恒常的に上回っている
必要性の検証結果
1
課題あり
⇒
(②の場合は、補助してきた理由)
(②の場合は、補助してきた理由)
「5(1)存廃の方向性」へ進む
繰越額/
市補助金
④/②(%)
4 実施手法の検証
(1)同一対象者に長期間にわたり補助金を支出していないか
機
会
の
公
平
性
の
検
証
□
■
青少年育成委員会事業は継続性が重要な活動であり、期限の設定は事業の性質上
適当でない。また、公共性のある事業で効果は高いがボランティア活動で、自主
財源を持っていないため。
① 5年以内である
② 5年を超えている
(2)補助事業者の募集は、どのように行っているのか
(②③の場合は、公募制の導入にあたっての課題)
□
■
② 交付先を要綱等で特定している
□
③ 交付先を要綱等で特定していないが、特定の団体
のみに交付している
① 交付先を特定せず、広く公募している
(1)補助対象経費や補助率、補助金額は妥当なものか
経対
費象
妥
当
性
の
検
証
■
① ふさわしくないもの(交付先団体構成員の
親睦経費や慶弔費等)を含んでいない
□
② ふさわしくないもの(同上)を含んでいる
(②の場合は、下部組織等へ再交付している理由と、直接交付化にあたっての課題)
① していない
② している
(②の場合は、類似する補助金の名称。また、統合にあたっての課題)
① ない
② ある
(2)委託等のより適切な手法へ切り替えることができないか
そ
の
他
■
□
(②の場合は、どのような手法を取り得るのか。また、切り替えにあたっての課題)
① 検討する余地がない
② 検討する余地がある
(3)団体運営補助の場合、団体等へ自立を促す取組みを
行っているか
□
□
(②の場合は、事業費補助へ転換するにあたっての課題)
② 運営費的な内容を補助している
(1)目的や内容が類似している補助金がないか
■
□
本事業は補助金がないと持続不可能な活動である。青少年健全育成活動は千葉市全体をカバーし
公益性の高い事業である。また、主な活動として、キャンプ、スポーツ大会、レク大会、研修、
補導・点検活動等行っており、その運営に経費がかかり、参加者の負担を減らすためにも必要で
ある。
地域には、家庭の理由で経済的に厳しい状況に子どもがいる。そのため、経済的な理由で友達と
行動ができないこどもがいる。そのような子どもに経済的負担を負わせずに、活動に参加しても
らい、喜びを味わってもらうことで、生活する意欲を持たせることができる。そのために、予算
の範囲内で、多くの事業を行っている。
① 運営費的な内容を補助していない
(3)交付された補助金を、下部組織等に再交付しているか
■
□
千葉市内56中学校区で、地域に密着した青少年健全育成活動を実施している。地域の子
どもを地域で守り育てる意味では、非常に効果が高い。ただし、各団体は自主財源がない
ので補助金が必要である。また、組織は、青少年相談員、青少年補導員、民生委員児童委
員、PTA、自治会等の団体の代表が集まって、それぞれの専門性を生かしながら活動を進め
ており、地域に則した健全育成を推進する上で、最適であるとともに、現状では公募制は
そぐわない。
(次の各項目で②の場合は、その状況を設定している理由)
補 □ ① 設定されており、10/10ではない
助
率 ■ ② 10/10又は定額である
限 □ ① 設定されている
度
額 ■ ② 未設定である(予算の範囲内も含む)
(2)運営費的な内容を補助することにより補助対象が曖昧に
なっていないか
■
□
(②の場合は、5年以内の交付期限を設定するにあたっての課題)
(①の場合は具体的な取組内容、②の場合は取り組むにあたっての課題)
① 行っている
② 行っていない
5 今後の方向性
(1) 存廃の方向性
必要性の検証から
□
廃止
□
□
休止
終了(完了)
■
実施(予定)時期
具体的内容
※廃止、休止、終了(完了)の
場合は今後の予定を記載。
※継続実施とした場合はその
理由を記載。必要性の検証で
「課題あり」となった場合は
特に詳しく記載。
5
継続実施
現在、青少年を取り巻く環境が悪化しており、地域の子どもは地域で育てることが重要になってきている。現在も、各中学校
区育成委員会が、地域に合った独自の事業を進める中で、子どもや青少年と地域の大人が多く関わる事業が展開され、活動を
通して地域で顔の見える関係が広がっている。また、育成委員の研修も盛んに行われ、子どもや青少年への関わり方や取り巻
く環境の把握なども的確に行われており、最低でも現状を維持していく必要があると考えられる。
戻って「4 実施手法の検証」を実施し、その後「5(2)実施手法の見直しの方向性」に進んでください。
(2) 実施手法の見直しの方向性
機会の公平性の検証から
□
交付期限の設定
□
□
補助対象経費、補助率、補助金額の見直し
□
事業補助への転換
□
下部組織等への再交付の見直し
□
類似事業との統合
□
他の手法への切替
□
自立の促進
公募制の導入
実施(予定)時期
妥当性の検証から
実施(予定)時期
その他から
実施(予定)時期
継続実施の方向性
具体的内容
※見直しの具体的な内
容、現状維持の理由等
を記載。
□ 見直し
■ 現状維持
実施方法については、現在の方法を維持していく方向でよい。理由としては、若者を取り巻く環境が悪化する中で、青少年と
家庭・学校・地域・行政がつながりをもつことで、青少年のコミュニケ ション力を高め、青少年の居場所をつくっていくこ
家庭・学校・地域・行政がつながりをもつことで、青少年のコミュニケーション力を高め、青少年の居場所をつくっていくこ
とが必要であり効果がある。その結果、地域の子どもは地域で守り育てることができるようになっていく。その中心となるの
が、地域の青少年育成団体や自治会、PTA等と結びきを持っている青少年育成委員会が必要になってくる。