平 成 27 年 2 月 24 日 生涯学習課学習支援担当 (内線 5322) 企業連携による教育力向上推進事業について 1 背景 ○ 社会全体の教育力の低下が叫ばれており,子どもたちを取り巻く環境が大きく変化 する中で,社会全体での教育力の向上が求められている。そのため,学校・家庭・地 域等がそれぞれの教育力を高めていく必要があるとともに,しっかりと連携して子ど もたちを育むことが重要となってきている。 ○ 地域の核である企業から学校への支援,県が企業を通して家庭教育を支援すること で,社会全体の教育力の向上に大きな力となる。 ・企業のもつ教育的財産(専門的な知識や技能,保有施設等)を学校の授業等に活用 ・企業内における従業員研修において,家庭教育の重要性について啓発 ○ このため,平成 26 年3月 28 日に「企業と茨城県教育委員会との連携による教育支 援推進に関する協定」(次ページ参照)を締結した。 2 具体的な事業 (1) 「 企 業 によ る 学 校支 援 ハ ンド ブ ック 」(企 業 が 提供 す る学 校 支援 メ ニ ュー の 一覧 ) の作成 ・学習等に関する講師(専門的知識を有する従業員)の派遣(出前講座など)や職場 見学,社会体験活動,職場体験学習等の受け入れを掲載することで企業の力を学校 教育に生かしていくもの。 ・「食育」「安全」「福祉・ボランティア」「見学・職場体験」などメニューごとに掲載 し,各企業の連絡先,支援していただける具体的な内容,対応校種,全県・市町村 など支援できる範囲,対応人数などを掲載。 ・職場見学,体験の受入れ可能な企業等を探すことが容易になる。 ・4,500 部作成(2月中に配布) 配布先:経済団体,登録企業,市町村教育委員会,小・中・中等教育・高校・特 別支援の各学校 (2)「企業における家庭教育支援リーフレット」(従業員向け家庭教育学級等の開設支援資 料)の作成 ・企業における家庭教育推進の取組の充実のために,教育委員会が企業へ支援するこ とで,家庭の教育力の向上を図るもの。 ・家庭教育学級,親の職場見学等の企画・運営のマニュアル,過去の実践例等を掲載。 ・企業研修の中に家庭教育学級を積極的に組み入れていくことが可能になる。 ・30,000 部作成(2月から配布) 配布先:経済団体(傘下企業,組合等),市町村教育委員会など (3) 「企業との連携による教育支援ウェブサイト」の作成 ・企業による学校支援ハンドブックや企業における家庭教育支援リーフレットの内容を 掲載したもの。 ・学校支援や家庭教育支援についてインターネットを通じて情報を閲覧でき,メールに より申し込みや問い合わせが可能になる。 ・2月から公開 URL:/ / w w w . e d u . p r e f . i b a r a k i . j p / k i g y o u / 参考 「企業と茨城県教育委員会との連携による教育支援推進に関する協定」の締結 (H26.3.28 締結) 〔協定の内容〕 ・学校が行う教育活動に対する企業からの支援 ・企業の従業員向け家庭教育学級等の開設に対する県からの支援 ※ 複 数の 経 済 団 体 と 協 定 を 結び , 相 互 に 学 校 支 援 ・家 庭 教 育 支 援 を 行 う仕 組 み は 全 国初である。 ○協定の締結にあたり「企業と県教育庁との連携による教育支援のための検討会」を設置 〔検討会の構成〕 ・茨城産業会議 (一 社 )茨 城 県 経 営 者 協 会 , 茨 城 県 商 工 会 議 所 連 合 会 , 茨 城 県 商 工 会 連 合 会 , 茨 城県中小企業団体中央会の事務局長または事務局次長 ・茨城県教育庁 教育次長(総括),義務教育課,高校教育課,特別支援教育課,生涯学習課 ・教育関係団体 市町村教育長協議会代表,小中学校・高等学校・特別支援学校の各校長会代表 企業 家庭 企業との 連 携 を 強 化 県内経済団体との 検討会の設置 ※人材や技術など豊富な教育力を 有する企業との連携・協働 検討テーマの設定 ○協定の締結 学校 ○企業による学校への支援 ・講師派遣,児童生徒の受入れ ○企業における家庭教育の推進 ・ 企業内家庭教育学級開設の支援 地域 行政 ○ウェブサイトの開発 ○その他 5者連携 ⇒ 「社会全体の教育力の向上」を目指す
© Copyright 2024 ExpyDoc