教職員の服務規律の確保について

平成26年12月26日
教職員の服務規律の確保について
担当課:総務課 義務教育課 高校教育課
特別支援教育課 保健体育課
(総務課総務担当
1
目的
教職員の服務規律の徹底を図るため,新たに県における推進体制を整備するとも
に,具体的な対応策としての取組を進める。
【参考】
① 教職員における懲戒処分の現状
(H26は12月25日現在)
年度
H22
H23
H24
H25
H26
処分件数
5
10
9
19
7
3
5
6
8
5
うち免職
②
内線5112)
これまでの主な取組
ア
新規採用研修会や年次研修会,校長会・教頭会等の各種会議や学校訪問等における
服務規律の確保の周知徹底
イ 不祥事の未然防止に向けた事故事例集『信頼される学校であるために』(平成19年
2月)の作成・配付
ウ 夏季・冬季・学年末に,定期的な服務規律の確保について通知文の発出
エ 懲戒処分の案件が発生した際,具体的な事例を示した研修用資料の作成及び配付
オ 全教職員に向けての教育長「緊急メッセージ」の発出(平成26年11月14日)
2 今後の取組
(1)コンプライアンス推進体制の整備(新規) ※平成27年1月設置
①
茨城県教育委員会コンプライアンス推進委員会
本県が総力を挙げて,教職員の不祥事根絶に向けた取組を推進するため,その
中核となる体制として,県教育長を委員長とする委員会を設置
・構成:行政関係者(教育長,教育次長,関係課長),弁護士,PTA関係者,
市町村教育委員会代表者,学校関係者等で構成
・業務:今後のコンプライアンスに関する取り組み内容の検討
取り組みを推進していくための関係機関との連絡調整
取り組んだ対策の評価と改善策の検討 等
②
コンプライアンスアドバイザー
教職員の不祥事対策について,専門家の意見を徴するための組織として設置
・構成:必要に応じ,アドバイザーとして,医師,臨床心理士,警察関係者等を
招聘
・業務:コンプライアンスに関する専門的知見を踏まえた指導・助言
不祥事の発生の要因とその分析に対する指導・助言
コンプライアンス推進委員会での講話 等
③
コンプライアンスワーキングチーム
・構成:関係課(総務課,義務教育課,高校教育課,特別支援教育課,保健体育
課)の課長補佐(総括)及び人事担当課長補佐等で構成
・業務:実務担当者として委員会での協議内容の検討や現状分析等の実施
(2)県が行う具体的な取組
① 未然防止に向けた事故事例集「信頼される学校であるために」(H19年2月)の
改訂(拡充)
時機に合った内容に改訂
※ 平成27年夏頃配布予定
②
全教職員向け研修資料の作成(拡充)
○ 校内研修資料(継続)
懲戒処分の案件が発生した際,その事案に関する内容等で随時作成
○ 「コンプライアンスだより」(新規)
校内研修での継続的な活用を図るため,定期的(3回/年)に作成
※
③
チェックリストを掲載
臨時的任用職員(講師)向け研修の充実(拡充)
県立学校関係(教育研修センターで実施)及び市町村立学校関係(各教育事
所単位で実施)における研修内容等の充実
※ 市町村立学校については,12月16日~19日において,各教育事務所単位で,全校長及び
全講師を対象とした緊急の研修会(グループ協議を追加)を実施
(3)学校が行う具体的な取組
① 校内推進体制の整備(新規)
○ 学校コンプライアンス推進委員会又はコンプライアンス推進員の設置等
②
校内研修及び成果等の確認(拡充)
○ 定期的(年度初め,学期末等)に県からの通知や研修資料(コンプライアン
スだより等)に基づく,より実践的な校内研修の実施
○ 教員評価(面談時)における校長による職員のコンプライアンス意識の確認
○ 各学校における取組状況を県又は市町村による校長への確認
※
県立学校:県教育庁管理主事等による学校訪問時に確認
市町村立学校:市町村教育委員会教育長による校長面談時に確認
③
相談体制の充実(継続)
○ 児童・生徒の声を拾うこと
面談,アンケート,目安箱 等
○ 教師の声を聴くこと
職員同士の話し合いの場の設定(職員会議での協議等)
職員一人一人が校長に相談しやすい体制の構築(面談時等)