大成建設が増資で劣後ローン返済へ―財務基盤の安定性向上

NEWS RELEASE
2015年2月27日
大成建設が増資で劣後ローン返済へ―財務基盤の安定性向上
大成建設(証券コード:1801、発行体格付=A)は 27 日、3 月 16 日払い込みで 3100 万株を上限とし
て公募による新株式発行を中心に増資を行うと発表した。
大成建設は 2013 年 1 月 10 日に実行された 200
億円の劣後特約付ローン(資本性 70 と R&I は評価)の条項の主旨を踏まえ、調達した資金を同ローンの
返済に充てる。
かつては大手ゼネコンの中でも開発事業に積極的だったが、近年、資産抑制に取り組んでおり、マン
ション分譲を手掛ける子会社を擁するにもかかわらず有利子負債はかなり低水準まで圧縮されている。
今回、公募増資により劣後ローンが普通株に入れ替わることで財務基盤の安定性は一段と高まる。
収支面でも、厳格な採算管理により、労働需給の逼迫による労賃の上昇など、コストアップ要因の採
算への影響を抑制できており、比較的高い利益率を維持している。
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