相模原市立 旭小学校 平成26年度2月号 平成 27.1.30 想像する力 学校長 清水 孝子 2月4日は立春です。暦の上では春になりますが、ま だまだ寒い日さが続きます。しかし乾燥した冷たい風 の中で、校庭のサクラの芽が丸くふくらんできました。 さて、心配していたインフルエンザが猛威をふるっ ており本校でも3クラスを学級閉鎖としました。今後、 蔓延することを防ぐために、全校で集まる活動等を延 期にするなど配慮をしていきたいと思います。 今は、冷暖房機器が普及したことで、暑さ寒さの調 節をする機能が低下して、低体温症の人が増えていると聞きます。体温が1度下がると免 疫力が30%低下するそうです。生涯健康に過ごすためにも、自然に備わった免疫力を十 分に働かせてこの寒さを乗り越えていきたいものです。 あたたかい聴き方 授業参観をしていてこんな場面に出会いました。Aさんが自分の考えを発表しています。 ところが、途中まで話したところでつまってしまい、ばつが悪そうにして着席しました。 そして少しの沈黙のあと、Bさんがすくっと立って「今、○○さんが言おうとしたことは □□ということだと思います。どうですか。」というではありませんか。周囲の子どもたち も「うんうん」 「なるほど」と相づちを打っていました。そして、Aさんが、ほっとしたう れしそうな表情に変わったのを見て、私も一緒に幸せな気持ちになりました。 人の話を私語をしないで聞くことに留まらず、相手の立場に立って「あの人だったらど う考えるだろう」という想像力を働かせていること、加えて代弁して発言しようという気 持ちとその発言力、本当に素晴らしいと思いました。自分の考えを押しつけるのではなく、 まずは、発言している人の考えをわかろうとして聴くという、まさに本校で目指している 「あたたかい聴き方」の一例といえると思います。実際には目に見えないことを、心で懸 命に見ようとすることで「想像力」が磨かれ、そこには「豊かな心」が育まれていること を実感した一場面でした。 体験と関わり合いで鍛える 想像力は知識だけで育つものではありません。知識に加えて、十分な体験や人との関わ り合いがあってこそ育まれるものだと考えます。五感をいっぱいに働かせて自然体験をす ること、そして、友だちとのトラブルを含めた様々な関わり合いを通して人間関係を学び、 想像力を鍛えることが大切と考えます。 思いやる心、優しい心、温かい心、感動する心など、目には見えにくい心の成長を確か め合い、さらに豊かな心を育んでいきたいと思います。 ◆離任式の日程が変わります。 これまで人事異動で自校を去る教職員の離 任式は、新年度になった4月入学式の翌日に行っ ていました。 しかし、各校に複数名の異動職員がいること で、新学期早々の校内体制に支障をきたすこと から、離任式の実施日が変更となりました。 今年度から、修了式の日に行うことになりまし たのでお知らせします。 なお、このことは本市 の小中学校全校で統一されています。 ◆平成27年度から開校記念日が授業日に なります。 本校の開校記念日は4月15日です。 これまでは休業日の扱いでしたが、ここ数年の台 風、降雪等による臨時休業や流感による学級閉鎖等 への対応のために、授業時間数がカットになること が増えています。 このことにより、授業日数を確保するために教育 委員会の規則が改正されました。 次年度から4月15日は学校がありますのでご承知 置きください。 今年度の離任式は3月25日(木)です。 (詳細は間近になりましたら通知します。) ※なお、これら二つの変更に関しては、1月30日付 で別途通知を配付いたします。
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