思春期の児童の理解と接し方 - logo ゆうき カウンセリングルーム

思春期の児童の理解と接し方
10歳くらいまでの依存期
思春期に入ると、自我を確立しようと自分の意志で
は、親と自分が同化してお
行動を始める。その時に親が【指示・命令】をする
り、親のいうことを素直に受
と、はねつけようと「うるさい!」と反発する
け入れる
自立に向けて順調に育っている証拠!
※それでも不安な場合は、「あなたが心配なの」という
【気持ち】だけを伝えて【見守る】
(子供は信じてもらえていることを肌で感じ取る)
❤思春期は色んな感情に揺れ動き、自分で自分を思うとおりにコントロール出
来ない時期…
Point!
1
⇒親が聞きたいことだけを質問するのではなく、子供が
伝えたいことを「聴く」ことが大事!!
≪ム カッと くる時 はどん な時か ?
≫
1.押し付ける
2.決めつける
3.疑う
4.皮肉を言う
●親 =子供を思い通りにしたい
●子供=自らの意思で行動したい=反発
『ではどうしたらいいの…?』
☝それは、上手にコミュニケーションをとることが大切なんです
2
❤先ずは、上手な伝え方からマスターしてみましょう!
<上手な伝え方>
①「私はあなたが~だと(言うと・すると)~の理由で~感じる(心配・悲しい・嬉しい・
助 か る )」 例
「○君が宿題をせずにゲームばかりしていると、学校の勉強についていけてないんじゃないかと思
ってお母さんは心配よ」
「○ちゃんがお母さんの家事を手伝ってくれると、ゆとりの時間ができるから助かるわ」
②「私はこうした方がいいと思う…」
例
「お母さんはもっと勉強時間を増やした方がいいと思うわ」
③「私はこう感じる」
例
「お母さんはあなたが怠けているように感じるわ。あなたはどう?」
⇒これらの言い方だと行動の責任は本人にいく。
「どう行動しようとあなたの責任において、あなたの自由」
子供は素直に受け取ることが出来るのです。
3
❤次に、コミュニケーションのもっとも基本となる上手な聴き方について学んでみましょう。
<上手な聴き方>
子供の話を上手に聴き出し、より良い信頼関係を築きましょう!
❤ゆっくりと腰を落ち着けて子供の話に耳を傾け上手に聴くことで、子供の心を理解しましょう。
自分の事ばかりしゃべって終わってしまっていませんか?
子供の話をさえぎって、自分の話に切り替えてしまっていませんか?
☝注意しなければならないこと!【12の障害】
ここでは、やってしまいがちな問題を抱えている相手を不快にさせる接し方をご紹介します
1 . 命 令 ・ 指 示 ( ~ し な さ い 等 … ) 相手を反抗的な気持ちにさせてしまいます。
『提案』という形で出してみましょう。
2.脅迫(~しないと先生や友達から軽蔑されるわよ 等)
怒りの気持ちにさせてしまったり、心を閉ざすこともあります。
相手の気持ちをコントロールするような言い方は避けましょう。
3.説教・訓戒(~くらい出来るようにもっと勉強しなきゃダメだよ 等)
過剰に義務感を与えてしまったり、防衛的にさせてしまいます。
説教は聴きたくありません。
説教している自分に酔いしれないように注意しましょう。
4.提案・忠告(~したらどう? ~したほうがいいよ 等)
※始めからこれを言われると相手は自尊心を奪われ聴いて貰えた
感じがしません。じっくり聴いた上で提案や忠告を投げかけまし
ょう。
5.講義・理屈(それってこういうことなんだよ、…~…分かる?? 等)
防衛的な気持ちにさせてしまう。劣等感を感じさせてしまう。
理屈は手短に。話す前に相手にとって必要な情報かどうかをしっ
かり吟味しましょう。
6.非難・批判(ホントに君は文句多いよね、~なところがいけないんだよ 等)
言い返されたり、逆にコミュニケーションを遮断されることも。
7.侮辱・ばかにする(君ってちょっと理解力低いよね 身体弱いよね… 等)
劣等感を植え付けてしまう。
8.同情(分からないのね、かわいそうに…)
疎外感を与えてしまう。同情は上から目線です。
9.同意(うんうんわかるわかる!わかるよ)
本当に分かってもらえているか不安
4
『お前に何がわかるんだ!』と反発の気持ちになることも。
10.解釈(ああ!君って~なんだね 等)
枠にはめられた感じがする。
勝手に決めつけない。
本当にそうなのか分からない場合困惑します。
11.尋問・探り(やたらと質問を浴びせる)
本当に話したいことから話が逸れていってしまいます。
問題の本質から逸れてしまいます。
12.ごまかし・はぐらかす
相手が心を開かなくなります。
上記のことをやってしまっていませんか?
相手の為に良かれと思って言うことが、相手を傷つけてしまっていたりします。聴くとは難しいですね。
では、『どうすればいいの…?』
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次にご紹介するのは、相手を尊重した【聴き方】です。
相手の心の中から本当の気持ちや答えを導き出しやすくする聴き方です。
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=消極的な聴き方=
●黙 っ て 聞 く (→ずっとこのままだと不安を与える)
●あ い づ ち を 打 つ 「うんうん」「へぇ~」「ほう」(→少し安心感を得られる)
●ド ア オ ー プ ナ ー を 使 う 「それで?」「そうなんだ」「なるほどね」(→信頼感がうまれる)
※男性にありがちですが、相手の話が終わるまでほぼ無言、もしくは「うん」だけ。
これだけだと相手は聴いて貰えた感じがしません。聞き流されたような気分になります。
「うんうん、そうなんだ」
「…なるほどね」
「それで?」「ほーほー」
「おー! 素晴らしいね」
「へぇー、素敵だね」→など言えたら上級です。
※明るく積極的な人にありがちなのが、頷きなど『相槌のタイミングが早い』事。
また、自分の言いたいことが頭に浮かんでくるとそれを言いたい気持ちが急いて、つい相槌(あいづ
ち)がせっかちになってしまいます。
相手の呼吸に合わせて「うんうん」、しっかりと聴いてから、話の終わるタイミングなどを見計らい自
分の言いたいことを伝えましょう。
ここではまだ初歩の段階『消極的な聴き方』をお伝えしました。
しかしこれだけでも、しっかりと相手の気持ちに寄り添い、相手の話に耳を傾けて聴いていれば、相手
から信頼を得ることが出来ます。
ぜひとも実践してみてください!
♥大切なのは、相手に対する【 思 い や り の 心 】 です。
気持ちに寄り添える余裕を持ちましょうね。
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次は上級編です。前回の初級編に加えてさらに相手へ一歩近づいた聴き方をマスターしましょう!
=積極的な聴き方=
●オウム返し…相手の語尾を繰り返す(→気づきを与える)
たまに出てくる相手の感情表現に寄り添う。もしくは、どう返してよいか迷う時に。
=例=
「~~があって、とてもショックなんだ…」→「それはショックだよね…」
「~~で、少し反省したんだよ…」 →「反省したんだね」
●まとめる…相手の言いたいことを要約する(→納得できる)
時に人は、取り留めもなく思い浮かぶさまを話しながら整理しようとするときがあります。
また、まだ子供で上手く話せない、言葉が上手く使えない人、文章力が苦手な人など話が
長くなったりします。そういう時は相手の話にしっかりと耳を傾けていると大体の内容が
把握できますので、こちらで要約して返してあげます。そうすることで相手も自分で気づ
かなかった自分の気持ちに気づけて満足出来たりします。
=例=
「つまり~~ということね」
「それは~~ということなのね?」
「それって~~ってことでいいのかな?」
「~~~いうことが言いたいのね?」 等…
※違う場合は相手から「違う」という反応と共にまた説明が始まります。また頑張って聴きましょう。
● 気 持 ち を 汲 む … 相 手 の 本 当 の 気 持 ち を 汲 み 取 り 言 葉 に す る 「 そ れ は 悲 し い ね … 」「 辛 か っ た ね
…」
(→気持ちが楽になる)
時に人は、悲しみや苦しみを明るい笑顔で語る時もあれば、内容は真剣に話しながらも自
分の感情を言葉にできなかったりします。そんな時に、「それは辛かったね…」「それは悲
しいよね」などと言ってあげることで、自分では言えなかった、気づけなかった、吐き出
したい感情を相手が察して言葉にしてくれるのでとても心が軽くなります。
また、明るい気持ちも素直に表現できない人が居ます。そんな時も「それは嬉しいね」
「あ
りがたいよね」などと言ってあげると良いでしょう。
上級技ですが是非使って欲しいです。
=例=
「~~で、いろいろバタバタしていて…連絡も出来なかったの」→「それは大変だったね」
「とても大切にしていたものを失くしてしまって…」→「それはショックだよね」
「友達に嫌われちゃったんだぁ~!えへへ…」→「それは悲しいよね」
「いつも怒ってばかりいた先生が、送別会でこんなものをくれてさー」
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→「それは嬉しいね」
「お母さんっていつもぶつぶつ言いながらご飯作ってくれるんだよね~」
→「それはありがたいね」 等…
伝え方、聴き方、どちらも相手への思いやりから発生(発声)することですよね
大切なのは【心】❤
相手の話に耳を傾けて【聴く】という心の姿勢があれば、技 術 は関係ありません。
♥【相手の心を受け止める】という行為から愛 情 が産まれます。
子供さんに限らず、パートナー、家族、友人、職場の人…誰に対しても出来るように意識していきま
しょう!始めはぎこちないですが、徐々に慣れてきます。
ぜひ活用してみてください!
❤ゆうきカウンセリングルーム
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代表
北村
有紀
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