青 畜 号 外 平成27年2月18日 報道機関各位 青森県農林水産部畜産課長 (公 印 省 略) 豚流行性下痢(PED)の発生について 県内の養豚場における豚流行性下痢の事例を下記のとおり確定したので、お知らせ します。 記 1 確定農場 養豚農場 1戸 今シーズン(平成26年9月以降)4例目※ ※農林水産省通知に基づき、平成26年9月以降を新シーズンとして整理 なお、平成26年2月の初発生からは通算25例目となる。 2 確定日 平成27年2月18日(水) 3 農場の概要等 別紙のとおり <参考>県内における発生状況 (平成26年9月1日以降、平成27年2月17日現在) (1)発生農場数 4農場 (2)発症頭数 1,472 頭(各発生農場におけるピーク時の発症頭数の計) (3)死亡頭数 304 頭(各発生農場における死亡頭数の計) ※ うち2農場では、発症豚が認められない状況となっている。 [報道機関へのお願い] 農場等での取材は、本病のまん延を引き起こす恐れがあることから、決して行わ ないようお願いします。 報道機関用提供資料 担当課 農林水産部畜産課 担当者 衛生・安全グループ 牧野総括主幹 直通 内線 3280 電話番号 報道監 017-734-9498 農林水産部 黒滝次長(内線 3182) (別紙) 豚流行性下痢(PED)4例目の概要について 1 発生農場の概要 通報日 確定日 地 域 経営形態 飼養頭数 発症頭数 死亡頭数 症 状 2月17日(火) 2月18日(水) 県南地域 繁殖肥育一貫経営 54,920 頭 400 頭 0頭 下痢 ※発症及び死亡頭数は、2 月 17 日(火)現在 2 経緯 (1)平成27年2月17日(火) 、哺乳豚に下痢が見られるとの通報。 (2)青森家畜保健衛生所で遺伝子検査を実施し、PEDウイルス遺伝子を確認。 (3)豚の臨床症状や遺伝子検査等の結果から、2月18日(水)にPEDであること を確定診断した。 3 これまでの対応 (1)農場に対し豚舎消毒やまん延防止措置等の徹底、豚の移動自粛を要請。 (2)県内養豚場及び関係団体に対し、発生事例の概要と豚舎消毒等の侵入防止対策 の徹底をファクシミリ等で周知。 4 今後の対応 県内養豚場における異常の有無を継続的に確認するとともに、引き続き異常があ った場合の早期通報の指導を徹底。 【参考】 豚流行性下痢(PED)とは 1 疾病の概要 (1)豚流行性下痢ウイルスの感染による豚の伝染病で、家畜伝染病予防法において「届 出伝染病」に指定されている(本ウイルスは人には感染しない)。 (2)法定伝染病である高病原性鳥インフルエンザ等の対応と異なり、殺処分や移動制 限等の防疫措置は実施せず、発症していない豚は、まん延防止措置をとった上で、 出荷することができる。 (3)国内では、平成26年9月以降、23都道県118農場で発生(2月15日現在)。 2 症状 水様性下痢や嘔吐で、10日齢以下の子豚は高率で死亡するが、繁殖豚や肥育豚の 死亡はまれで、一過性の下痢で治癒する。
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