青 畜 号 外 平成28年11月2日 報道機関各位 青森県農林水産部畜産課長

青
畜
号
外
平成28年11月2日
報道機関各位
青森県農林水産部畜産課長
(公 印 省 略)
豚流行性下痢(PED)の発生について
県内の養豚農場において、豚流行性下痢の発生が確認されましたので、下記のとお
りお知らせします。
記
1
発生農場
養豚農場 1戸 今シーズン 1例目※
※平成28年9月以降を新シーズンとして整理
平成26年2月の初発生からは通算27例目
2
確定日
平成28年11月2日(水)
3
発生の概要
別紙のとおり
[報道機関へのお願い]
農場等での取材は、本病のまん延を引き起こす恐れがあることから、決して行わ
ないようお願いします。
報道機関用提供資料
担当課
農林水産部畜産課
担当者
衛生・安全グループ
村井総括主幹
直通
内線 4818
電話番号
報道監
017-734-9498
農林水産部
高谷次長(内線 4967)
(別紙)
豚流行性下痢(PED)の発生について
1
発生農場の概要
区
分
1例目※1
通報日
11月1日(火)
確定日
経営形態
11月2日(水)
繁殖肥育一貫経営
飼養頭数
約12,000頭
発症頭数
9頭※2
死亡頭数
症 状
0頭※2
下痢
当該農場は、平成26年5月に本病の発生が確認され
た農場である
備
※1
※2
考
平成28年9月以降を新シーズンとして整理
平成26年2月の初発生からは通算27例目
発症及び死亡頭数は、11月1日(火)現在
2 経緯
(1)平成28年11月1日(火)、発生農場から繁殖豚に下痢が見られるとの通報が
所管の家畜保健衛生所にあり、検査材料を採取
(2)青森家畜保健衛生所が遺伝子検査を実施し、PEDウイルス遺伝子を確認
(3)豚の臨床症状や遺伝子検査等の結果から、11月2日(水)にPEDと確定診断
3 これまでの対応
(1)農場に対し豚舎消毒やまん延防止措置等の徹底、豚の移動自粛を要請
(2)県内養豚場及び関係団体に対し、発生事例の概要と豚舎消毒等の侵入防止対策
の徹底をファクシミリ等で周知
(3)と畜場等の関連施設に対し、交差汚染によるまん延防止対策を指導
4
今後の対応
県内養豚場における異常の有無を確認するとともに、引き続き異常があった場合
の早期通報の指導を徹底
【参考】 豚流行性下痢(PED)とは
1 疾病の概要
(1)豚流行性下痢ウイルスの感染による豚の伝染病で、家畜伝染病予防法において「届
出伝染病」に指定されている(本ウイルスは人には感染しない)。
(2)法定伝染病である高病原性鳥インフルエンザ等の対応と異なり、殺処分や移動制
限等の防疫措置は実施せず、発症していない豚は、まん延防止措置をとった上で、
出荷することができる。
(3)国内では、平成28年9月以降、発生なし(10月28日現在)。
2 症状
水様性下痢や嘔吐で、10日齢以下の子豚は高率で死亡するが、繁殖豚や肥育豚の
死亡はまれで、一過性の下痢で治癒する。