1 取 組 (1)ICTの効果的な活用方法 ・導入の工夫…フラッシュカードのように問題を掲示する。(九九をつくろう) ・まとめの確認として…アニメーションで視覚に訴えることにより記憶に留まりやすい。 ・ヒントタブレット…タブレットを利用し作成。応用が利かないデメリットを考慮し三種類用意。 (図をつかって考えよう) (2)習熟の程度に応じた指導方法の工夫 ・TTの効果的活用…一斉指導の中で、個に応じた指導を深めるためTTとの役割分担を工夫 する。 ・座席の工夫…効果的に指導できるよう解決方法を見出せない児童の座席を一カ所に集める。 ・ヒントカード…個々の実態に応じて自力解決が行えるように、個に応じたヒントカードを用意 する。 ・隣発表と話型の活用…隣同士で自分の考えを伝え合うことで、 発表できない児童にも表現す る場をたせる。また、話型を活用することで、どの子も自分の考えを説 明できるようにする。 (3)習熟の程度に応じた問題の工夫 ・ふた山授業…児童の興味を持続させるために山場を2つ設ける。 ・多様な解決ができる問題…多様な解決を評価することでより良い解決へと導ける。 ・適用問題の工夫…適用問題を共通問題と発展問題を表裏に作成する。 2 成 果 ・ふた山授業を取り入れることで児童の興味が持続し、すすんで解決に取り組む姿が多く見ら れた。 ・学習の中心となる問題の内容を想起しやすい身近な題材にしたり、ICTを使い提示の仕方 を工夫したりすることで「面白そう」「解いてみたい」という、児童の意欲や集中力を高め ることができた。 ・児童の座席を一カ所に集めることでその子に合ったヒントを渡したり、言葉がけをしたりな ど効果的にTTによる指導ができた。 3 課 題 ・低学年での練り上げの活動では、発表の羅列にならないよう教師が必要に応じて練り上げの 方向付けをしたりまとめをしたりする必要がある。 ・話型を活用しているとやり方の説明が、形式的なものになってしまいがちである。自分の言 葉で説明することができるように日々の授業で積み重ねていくことが大切である。 1
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